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公開番号
2025079263
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191850
出願日
2023-11-09
発明の名称
酸化物半導体薄膜、半導体デバイス及びメモリ
出願人
株式会社アルバック
代理人
個人
,
個人
主分類
H10D
30/67 20250101AFI20250514BHJP()
要約
【課題】 今までにない特性を有する酸化物半導体を提供し、また、このような新規な酸化物半導体を用いて新規な半導体デバイスを実現し、さらには、高集積化が可能な1トランジスタメモリを実現する半導体デバイスを提供する。
【解決手段】
Sbと、Inと、Znとを含むアモルファスな酸化物半導体薄膜であって、さらに、元素Xを含み、10%≦Zn+X≦70%,30%≦In+Sb≦90%である、酸化物半導体薄膜。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
Sbと、Inと、Znとを含むアモルファスな酸化物半導体薄膜であって、さらに、元素Xを含み、10%≦Zn+X≦70%,30%≦In+Sb≦90%である、酸化物半導体薄膜。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記元素Xとして、Al、Ga、Sn、Ge、Ti、W、Hf、W、及びZrからなる群から選択される少なくとも1種を含有する酸化物半導体で構成される、
請求項1記載の酸化物半導体薄膜。
【請求項3】
前記酸化物半導体が、Sbと、Inと、Znと、AlおよびGaの少なくとも一方とを含み、10%≦Zn+(Al、Ga)≦70%,30%≦In+Sb≦90%である、
請求項2記載の酸化物半導体薄膜。
【請求項4】
波長500nmにおける光透過率が70%以上である
請求項1記載の酸化物半導体薄膜。
【請求項5】
請求項1~4の何れか一項に記載の酸化物半導体薄膜を活性層とするトランジスタであり、前記活性層にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、前記活性層に接続するソース電極及びドレイン電極と、を具備する
半導体デバイス。
【請求項6】
ゲート電圧の掃引を往復行った際に、Vgの差が0.5V以上のヒステリシスカーブを形成する、
請求項5記載の半導体デバイス。
【請求項7】
請求項5に記載の半導体デバイスを用いた、
メモリ。
【請求項8】
請求項5に記載の半導体デバイスをメモリセルとして用いたメモリであって、
相対的に低い第1電圧をゲート電極に印加して書込む状態Aと、相対的に高い第2電圧をゲート電極に印加して書き込む状態Bとを保持し、
ソースドレイン間に電圧を印加してソースドレイン間に流れる電流を検出する読込みで、電流値の大きさで、状態Aの書込か、状態Bの書込かを区別できる、
メモリ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、酸化物半導体薄膜、半導体デバイス及びメモリに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、データ容量の増加、処理速度の向上などにより、種々の半導体メモリが開発されている。
例えば、酸化物半導体は、比較的低温で成膜が可能なため、従来のSi半導体による回路の上に3次元的に積層したり、酸化物半導体の回路を3D化した回路を実現することができ、また、IGZOはワイドバンドバンドギャップのため、トランジスタのOffのリーク電流が小さいという利点があるので、このような利点を生かし、2トランジスタ0キャパシタというDRAMが提案されている(非特許文献1参照)。
【0003】
また、近年、ビッグデータを有効に利活用するには、クラウドサーバだけに頼らず、IoT機器でも大量のデータを蓄積し、端末側でAI処理を行うことが求められているので、これを実現するには、より大容量で消費電力の極めて小さいストレージメモリが必要とされているので、IGZOなどの酸化物半導体をチャネルとする強誘電体トランジスタ(FeFET)メモリが提案されている。
【0004】
さらに、将来のAI技術としては、高密度の3次元積層(メモリ)技術や、秒オーダ以上の超長時定数を実現するデバイスなどが必要」とされており、3次元化・高集積化・ある程度の保持時間を持ったメモリが要望されている(非特許文献2)。
【0005】
ここで、高集積化を目指して1トランジスタのみで構成されるメモリとして、IGZOのチャージトラップメモリがある(非特許文献3)。しかしながら、このチャージトラップメモリは、ゲート絶縁膜にPtを添加したり、追加の絶縁層が必要となる。
【0006】
また、1トランジスタ型メモリとしては、強誘電体を利用した1トランジスタ型FeRAMなどがある(非特許文献4)。このFeRAMは、強誘電体をゲート絶縁膜に使用するものであるが、強誘電体は一般的に薄膜化すると強誘電性が低下するので薄膜化に限界があり、ゲート絶縁膜を薄くするとリーク電流の問題があるため、微細化に限界がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
Belmonte et al. - 2020 - Capacitor-less, long-retention (400s) DRAM cell paving the way towards low-power and high-density monolithic 3D.pdf
応用物理第88巻第7号pp481-485(2019)、「ニューロモルフィックシステムと物理デバイス」
AIP Advances 5, 127203 (2015)
Jpn. J. Appl. Phys., Vol. 44, No. 25 (2005)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述したように、低温プロセス(400℃以下)で製造可能なメモリとして期待できる、IGZOなどの酸化物半導体を使用したメモリは、1つのメモリセルに2つのトランジスタや、1つのトランジスタと1つのキャパシタとが必要であり、また、強誘電体をゲート絶縁膜に使用する必要があり、何れにしても、高集積化に課題がある。
【0009】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、今までにない特性を有する酸化物半導体を提供することにある。また、このような新規な酸化物半導体を用いて新規な半導体デバイスを実現することを課題とする。さらには、高集積化が可能な1トランジスタメモリを実現する半導体デバイスを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために種々研究を重ねた結果、Sb含有酸化物半導体は、これを半導体デバイスの活性層とした場合、Vgの順方向(マイナス→プラス)掃引と、逆方向(プラス→マイナス)掃引で閾値電圧Vonが大きく異なることを知見し、本発明を完成させた。
かかる本発明は、以下のとおりである。
(【0011】以降は省略されています)
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