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公開番号
2025079162
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191657
出願日
2023-11-09
発明の名称
アクチュエータユニット
出願人
ナブテスコ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
21/08 20060101AFI20250514BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】過度に大型の動力源を要さずにメインロッドをロックする。
【解決手段】第1ピンP1に平行な方向を向いて視たときに、第1リンク110は、第1ピンP1から延びる第1アーム111と、第1ピンP1から第1アーム111とは異なる方向に延びる第2アーム112と、を有し、第1アーム111は、第1リンク110に動力を与えるサブロッド80に連結しており、第2アーム112は、ロッキングカラー60が連結された第2リンク120に連結しており、第1リンク110が第1ピンP1を中心として往復回動することに伴ってロッキングカラー60が往復動作し、第1アーム111におけるサブロッド80との連結点から第1ピンP1までの距離は、第2アーム112における第2リンク120との連結点から第1ピンP1までの距離よりも長い。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線方向に移動可能なメインロッドと、前記メインロッドの移動を規制するロック機構と、回動軸を中心として回動可能な第1リンク機構と、前記第1リンク機構及び前記ロック機構に連結している第2リンク機構と、を備え、
前記ロック機構は、
前記メインロッドが挿入されている筒状であり、且つ前記軸線方向の一方側に向かうほど前記メインロッドの中心軸線に近づくように傾斜した外周面を有するロック部材と、
前記メインロッド及び前記ロック部材が挿入されている筒状であり、且つ前記軸線方向の一方側に向かうほど前記メインロッドの中心軸線に近づくように傾斜した内周面を有するロッキングカラーと、を有し、
前記第1リンク機構は、
前記回動軸に平行な方向を向いて視たときに、前記回動軸から延びる第1アームと、
前記回動軸に平行な方向を向いて視たときに、前記回動軸から前記第1アームとは異なる方向に延びる第2アームと、を有し、
前記第1アームは、前記第1リンク機構に動力を与える動力源に連結しており、
前記第2アームは、前記ロッキングカラーが連結された前記第2リンク機構に連結しており、
前記第1リンク機構が往復回動することに伴って前記ロッキングカラーが前記軸線方向に往復動作し、
前記回動軸に平行な方向を向いて視たときに、前記第1アームにおける前記動力源との連結点から前記回動軸までの距離は、前記第2アームにおける前記第2リンク機構との連結点から前記回動軸までの距離よりも長い
アクチュエータユニット。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記第2リンク機構は、前記第2アームにおける前記第2リンク機構との連結点が前記軸線方向に直交する方向側に移動する力を、前記軸線方向において前記ロッキングカラーの内周面が前記ロック部材の外周面に近づく側に移動する力に変換するものである
請求項1に記載のアクチュエータユニット。
【請求項3】
前記回動軸に平行な方向を向いて視たとき、前記第2アームにおける前記第2リンク機構との連結点と前記第2リンク機構における前記ロッキングカラーとの連結点とを結ぶ線分、及び前記軸線方向が成す鋭角は、前記ロッキングカラーの位置に拘わらず30度以内である
請求項2に記載のアクチュエータユニット。
【請求項4】
前記ロック部材の外周面が前記ロッキングカラーの内周面に接触している状態をロック状態としたとき、
前記回動軸に平行な方向を向いて視たとき、前記ロック状態において、前記第1アームにおける前記動力源との連結点と前記回動軸とを結ぶ線分、及び前記動力源が前記第1アームに与える力の向きが成す角度が85度以上且つ95度以下である
請求項1に記載のアクチュエータユニット。
【請求項5】
前記動力源として、流体圧によって動作するアクチュエータを備え、
前記アクチュエータは、内部に流体が供給されるシリンダと、前記シリンダ内を往復動可能なピストンと、前記ピストン及び前記第1アームに連結しているロッドと、前記ピストンに力を与えるばね部材と、を有し、
前記ばね部材が前記ピストンに力を与えて当該ピストンを移動させたとき、前記ロッキングカラーの内周面が前記ロック部材の外周面に近づく側に移動する
請求項1に記載のアクチュエータユニット。
【請求項6】
前記メインロッドは、航空機の動翼を動作させる
請求項1に記載のアクチュエータユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、アクチュエータユニットに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているアクチュエータは、筒状のシリンダと、シリンダの中心軸線に沿って動作可能な出力ロッドと、を備えている。また、アクチュエータは、第1ロック部材と、第2ロック部材と、を備えている。第1ロック部材は、出力ロッドに固定されている。第1ロック部材は、シリンダの中心軸線を中心とした筒状部を有する。筒状部の内周面は、シリンダの中心軸線に沿う方向の一方側に向かうにしたがって径が大きくなるテーパ面となっている。第2ロック部材は、筒状部の内部に対して進退可能である。第2ロック部材は、シリンダの中心軸線を中心とした円錐台形状になっている。すなわち、第2ロック部材の外周面は、中心軸線に沿う方向の一方側に向かうにしたがって径が大きくなるテーパ面となっている。第1ロック部材のテーパ面と第2ロック部材のテーパ面同士を接触した状態にすると、第1ロック部材の外周面がシリンダの内周面に押し付けられる。それとともに第1ロック部材が移動不能になる。これに伴い、出力ロッドが移動不能にロックされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第3470793号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術において、出力ロッドの移動を規制しようとする力の大きさは、第2ロック部材を第1ロック部材に押し付ける力の大きさに左右される。したがって、出力ロッドが移動しようとする力に抗して当該出力ロッドの移動を規制するためには、相当に大きな力で、第2ロック部材を第1ロック部材に押し付ける必要がある。しかしながら、第2ロック部材を大きな力で移動させるためには、第2ロック部材を移動させるための機構として大型な機構が必要となってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためのアクチュエータユニットは、軸線方向に移動可能なメインロッドと、前記メインロッドの移動を規制するロック機構と、回動軸を中心として回動可能な第1リンク機構と、前記第1リンク機構及び前記ロック機構に連結している第2リンク機構と、を備え、前記ロック機構は、前記メインロッドが挿入されている筒状であり、且つ前記軸線方向の一方側に向かうほど前記メインロッドの中心軸線に近づくように傾斜した外周面を有するロック部材と、前記メインロッド及び前記ロック部材が挿入されている筒状であり、且つ前記軸線方向の一方側に向かうほど前記メインロッドの中心軸線に近づくように傾斜した内周面を有するロッキングカラーと、を有し、前記第1リンク機構は、前記回動軸に平行な方向を向いて視たときに、前記回動軸から延びる第1アームと、前記回動軸に平行な方向を向いて視たときに、前記回動軸から前記第1アームとは異なる方向に延びる第2アームと、を有し、前記第1アームは、前記第1リンク機構に動力を与える動力源に連結しており、前記第2アームは、前記ロッキングカラーが連結された前記第2リンク機構に連結しており、前記第1リンク機構が往復回動することに伴って前記ロッキングカラーが前記軸線方向に往復動作し、前記回動軸に平行な方向を向いて視たときに、前記第1アームにおける前記動力源との連結点から前記回動軸までの距離は、前記第2アームにおける前記第2リンク機構との連結点から前記回動軸までの距離よりも長い。
【0006】
上記構成の第1リンク機構は、第1アームと第2アームとの長さの関係上、てこの原理を利用して、動力源から入力される力を大きくして第2リンク機構ひいてはロッキングカラーに伝達できる。このように、上記構成では、動力源からの力を大きくしてロッキングカラーに伝達できるので、動力源として過度に大型なものを採用する必要がない。
【0007】
アクチュエータユニットにおいて、前記第2リンク機構は、前記第2アームにおける前記第2リンク機構との連結点が前記軸線方向に直交する方向側に移動する力を、前記軸線方向において前記ロッキングカラーの内周面が前記ロック部材の外周面に近づく側に移動する力に変換するものであってもよい。
【0008】
アクチュエータユニットにおいて、前記回動軸に平行な方向を向いて視たとき、前記第2アームにおける前記第2リンク機構との連結点と前記第2リンク機構における前記ロッキングカラーとの連結点とを結ぶ線分、及び前記軸線方向が成す鋭角は、前記ロッキングカラーの位置に拘わらず30度以内であってもよい。
【0009】
アクチュエータユニットにおいて、前記ロック部材の外周面が前記ロッキングカラーの内周面に接触している状態をロック状態としたとき、前記回動軸に平行な方向を向いて視たとき、前記ロック状態において、前記第1アームにおける前記動力源との連結点と前記回動軸とを結ぶ線分、及び前記動力源が前記第1アームに与える力の向きが成す角度が85度以上且つ95度以下であってもよい。
【0010】
アクチュエータユニットは、前記動力源として、流体圧によって動作するアクチュエータを備え、前記アクチュエータは、内部に流体が供給されるシリンダと、前記シリンダ内を往復動可能なピストンと、前記ピストン及び前記第1アームに連結しているロッドと、前記ピストンに力を与えるばね部材と、を有し、前記ばね部材が前記ピストンに力を与えて当該ピストンを移動させたとき、前記ロッキングカラーの内周面が前記ロック部材の外周面に近づく側に移動してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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