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公開番号
2025078162
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190535
出願日
2023-11-08
発明の名称
成膜方法および成膜装置
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
C23C
14/12 20060101AFI20250513BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】重合体の膜の均一性を向上させる。
【解決手段】成膜方法は、第1の成膜工程と、第2の成膜工程とを含む。第1の成膜工程では、チャンバ内に第1のモノマーおよび第2のモノマーのガスを供給することにより、チャンバ内の基板の表面に重合体の膜が形成される。第2の成膜工程では、チャンバ内に第1のモノマーおよび第2のモノマーを供給することにより、第1の成膜工程より高いデポジションレートで、第1の成膜工程で形成された重合体の膜の上に重合体の膜がさらに形成される。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
チャンバ内に第1のモノマーおよび第2のモノマーのガスを供給することにより、前記チャンバ内の基板の表面に重合体の膜を形成する第1の成膜工程と、
前記チャンバ内に前記第1のモノマーおよび前記第2のモノマーを供給することにより、前記第1の成膜工程より高いデポジションレートで、前記第1の成膜工程で形成された前記重合体の膜の上に重合体の膜をさらに形成する第2の成膜工程と
を実行する成膜方法。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記第1の成膜工程における前記チャンバ内の圧力は、前記第2の成膜工程における前記チャンバ内の圧力よりも低い請求項1に記載の成膜方法。
【請求項3】
前記第1の成膜工程における前記基板の温度は、前記第2の成膜工程における前記基板の温度よりも高い請求項1または2に記載の成膜方法。
【請求項4】
前記第1の成膜工程における前記第1のモノマーおよび前記第2のモノマーのガスの流量は、前記第2の成膜工程における前記第1のモノマーおよび前記第2のモノマーのガスの流量よりも少ない請求項1または2に記載の成膜方法。
【請求項5】
前記第1の成膜工程において前記チャンバ内に供給される前記第1のモノマーおよび前記第2のモノマーのガスの濃度は、前記第2の成膜工程において前記チャンバ内に供給される前記第1のモノマーおよび前記第2のモノマーのガスの濃度よりも低い請求項1または2に記載の成膜方法。
【請求項6】
前記第1の成膜工程におけるデポジションレートは、5nm/min以下である請求項1または2に記載の成膜方法。
【請求項7】
前記基板の表面の少なくとも一部は、シリコン、シリコン窒化膜、またはシリコン酸化膜である請求項1または2に記載の成膜方法。
【請求項8】
前記第1の成膜工程では、0.6nm~5nmの厚さの前記重合体の膜が形成される請求項1または2に記載の成膜方法。
【請求項9】
前記第1のモノマーは、イソシアネートであり、
前記第2のモノマーは、アミンであり、
前記重合体の膜には尿素結合が含まれる請求項1または2に記載の成膜方法。
【請求項10】
前記第1のモノマーは、カルボン酸無水物であり、
前記第2のモノマーは、アミンであり、
前記重合体の膜にはイミド結合が含まれる請求項1または2に記載の成膜方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の種々の側面および実施形態は、成膜方法および成膜装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば下記特許文献1には、「被処理体Wに膜を生成するために用いられる複数種類の原料が、二種類の原料、例えば、第1の原料としての原料Aおよび第2の原料としての原料B、である場合を説明する。例えば、被処理体Wにポリ尿素の膜を生成する場合には、原料Aおよび原料Bは、例えば、ジイソシアナートおよびジアミンである。成膜装置1において、被処理体Wの表面においてジイソシアナートおよびジアミンを蒸着重合させることによって、被処理体Wの表面にポリ尿素の膜を生成する。」ことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-218616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、基板に形成される重合体の膜厚の均一性を向上させることができる成膜方法および成膜装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面は、成膜方法であって、第1の成膜工程と、第2の成膜工程とを含む。第1の成膜工程では、チャンバ内に第1のモノマーおよび第2のモノマーのガスを供給することにより、チャンバ内の基板の表面に重合体の膜が形成される。第2の成膜工程では、チャンバ内に第1のモノマーおよび第2のモノマーを供給することにより、第1の成膜工程より高いデポジションレートで、第1の成膜工程で形成された重合体の膜の上に重合体の膜がさらに形成される。
【発明の効果】
【0006】
本開示の種々の側面および実施形態によれば、基板に形成される重合体の膜厚の均一性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態における成膜装置の一例を示す概略断面図である。
図2は、重合体の膜の厚さと均一性の関係の一例を示す図である。
図3は、重合体の膜の厚さと均一性の関係の一例を示す図である。
図4は、重合体の膜の厚さと均一性の関係の一例を示す図である。
図5Aは、重合体の膜の形成過程の一例を示す模式図である。
図5Bは、重合体の膜の形成過程の一例を示す模式図である。
図5Cは、重合体の膜の形成過程の一例を示す模式図である。
図5Dは、重合体の膜の形成過程の一例を示す模式図である。
図6は、デポジションレートを変えた場合の均一性の一例を示す図である。
図7は、比較例および実施形態における膜厚と均一性の関係の一例を示す図である。
図8は、比較例および実施形態における膜厚と均一性の関係の一例を示す図である。
図9は、成膜方法の一例を示すフローチャートである。
図10は、処理時間に対する重合体の膜厚とデポジションレートとの関係の一例を示す図である。
図11は、異なる濡れ性の表面に成膜された膜の一例を示す図である。
図12は、異なる濡れ性の表面に成膜された膜の一例を示す図である。
図13は、異なる濡れ性の表面に成膜された膜の一例を示す図である。
図14Aは、異なる濡れ性の表面を有する構造物への成膜の過程の一例を示す図である。
図14Bは、異なる濡れ性の表面を有する構造物への成膜の過程の一例を示す図である。
図14Cは、異なる濡れ性の表面を有する構造物への成膜の過程の一例を示す図である。
図15Aは、異なる濡れ性の表面を有する構造物への成膜の過程の一例を示す図である。
図15Bは、異なる濡れ性の表面を有する構造物への成膜の過程の一例を示す図である。
図15Cは、異なる濡れ性の表面を有する構造物への成膜の過程の一例を示す図である。
図15Dは、異なる濡れ性の表面を有する構造物への成膜の過程の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、開示される成膜方法および成膜装置の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により、開示される成膜方法および成膜装置が限定されるものではない。
【0009】
ところで、基板に重合体の膜を形成する場合、重合体の膜の厚さに偏りがあると、重合体の膜を用いて加工された半導体装置の特性のばらつきが大きくなる場合がある。そのため、基板に形成される重合体の膜の厚さの均一性を高めることは重要である。
【0010】
そこで、本開示は、基板に形成される重合体の膜厚の均一性を向上させることができる技術を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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