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公開番号2025078016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2024185648
出願日2024-10-22
発明の名称有機化合物およびこれを含む有機発光装置
出願人エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07D 413/14 20060101AFI20250512BHJP(有機化学)
要約【課題】有機発光ダイオードおよび有機発光装置における低い発光効率と短い寿命の問題を解決する有機化合物を提供する。
【解決手段】ベンゾキサゾールあるいはベンゾチアゾールを有する特定構造の化合物であって、具体的には例えば下記反応式により生成される化合物が示される。
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【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
化学式1で表され、
a1、a2それぞれは、独立して、0~4の整数であり、a3、a4それぞれは、0または1であり、


、X

それぞれは、独立して、OまたはSであり、
Ar

、Ar

それぞれは、独立して、置換または非置換のC6~C60のアリール基と、置換または非置換され、N、O、Sのうち1つを含むC3~C60のヘテロアリール基から成る群から選択され、


、R

それぞれは、独立して、置換または非置換のC1~C10のアルキル基、置換または非置換のC3~C30のシクロアルキル基、置換または非置換のC1~C10のアルコキシ基、置換または非置換のC6~C60のアリール基、N、O、Sのうち少なくとも1つを含むC3~C60のヘテロアリール基から成る群から選択され、


、L

それぞれは、独立して、置換または非置換のC6~C60のアリレン基、N、O、Sのうち少なくとも1つを含むC3~C60のヘテロアリレン基から成る群から選択される有機化合物。
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続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
Ar

、Ar

は、互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
【請求項3】
Ar

とAr

それぞれは、独立して、化学式1aから選択されることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
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82
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【請求項4】
前記化学式1は、化学式1b-1で表され、
前記化学式1b-1において、a1、a2、a3、a4、X

、X

、Ar

、Ar

、R

、R

、L

、L

それぞれは、前記化学式1において定義されたものと同一であることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
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86
144
【請求項5】
前記化学式1は、化学式1b-2で表され、
前記化学式1b-2において、a1、a2、X

、X

、Ar

、Ar

、R

、R

それぞれは、前記化学式1において定義されたものと同一であることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
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67
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【請求項6】
前記有機化合物は、化学式2の化合物のうち1つであることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
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【請求項7】
基板と、
第1電極と、前記第1電極と対向する第2電極と、第1発光物質層、第1電子輸送層、第1正孔遮断層を含み、前記第1電極と前記第2電極の間に位置する第1発光部とを含み、前記基板の上部に位置する有機発光ダイオードとを含み、
前記第1電子輸送層は、前記第1発光物質層と前記第2電極の間に位置し、前記第1正孔遮断層は、前記第1発光物質層と前記第1電子輸送層間に位置し、
前記第1電子輸送層と前記第1正孔遮断層のうち少なくとも1つは、請求項1から6のいずれか一項に記載の有機化合物である第1化合物を含む有機発光装置。
【請求項8】
前記第1電子輸送層は、前記第1化合物と化学式3に表示された第2化合物を含むことを特徴とする請求項7に記載の有機発光装置。
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【請求項9】
前記第2化合物に対する前記第1化合物の重量%割合は、1:9~9:1、2:8~8:2、3:7~7:3であることを特徴とする請求項8に記載の有機発光装置。
【請求項10】
前記第1化合物と前記第2化合物は、同一の重量%を有することを特徴とする請求項8に記載の有機発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、有機化合物に関し、より詳細には、発光効率と寿命において長所を有する有機化合物とこれを含む有機発光ダイオードおよび有機発光装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
最近、表示装置の大型化に伴い、空間の占有が少ない平面表示素子の要求が増大しているが、このような平面表示素子の1つとして有機発光ダイオード(organic light emitting diode:OLED)の技術が急速度で発展している。
【0003】
有機発光ダイオードは、電子注入電極(負極)と正孔注入電極(正極)の間に形成された発光物質層に負極と正極から電子と正孔が注入されると、電子と正孔がペアになった後、消滅しながら光を出す素子である。プラスチックのようなフレキシブル(flexible)透明基板の上にも素子を形成できるだけでなく、低い電圧で(10V以下)駆動が可能であり、また、電力消耗が比較的に少なく、色感に優れるという長所がある。
【0004】
有機発光ダイオードは、基板の上部に形成され、正極としての第1電極と、第1電極から離隔して対向する第2電極と、第1電極と第2電極の間に位置する有機発光層と、を含む。
【0005】
有機発光層の物質に対する多くの研究と開発があったが、現在まで有機発光ダイオードは、発光効率と寿命において限界を持っている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、有機発光ダイオードおよび有機発光装置における低い発光効率と短い寿命の問題を解決しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述のような課題を解決するために、本発明は、化学式1で表され、a1、a2それぞれは、独立して、0~4の整数であり、a3、a4それぞれは、0または1であり、X

、X

それぞれは、独立して、OまたはSであり、Ar

、Ar

それぞれは、独立して、置換または非置換のC6~C60のアリール基と、置換または非置換され、N、O、Sのうち1つを含むC3~C60のヘテロアリール基から成る群から選択され、R

、R

それぞれは、独立して、置換または非置換のC1~C10のアルキル基、置換または非置換のC3~C30のシクロアルキル基、置換または非置換のC1~C10のアルコキシ基、置換または非置換のC6~C60のアリール基、N、O、Sのうち少なくとも1つを含むC3~C60のヘテロアリール基から成る群から選択され、L

、L

それぞれは、独立して、置換または非置換のC6~C60のアリレン基、N、O、Sのうち少なくとも1つを含むC3~C60のヘテロアリレン基から成る群から選択される有機化合物を提供する。
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【0008】
本発明の有機化合物において、Ar

とAr

とは異なっていてもよい。
【0009】
他の態様において、本発明は、基板と;第1電極と、前記第1電極と対向する第2電極と、第1発光物質層、第1電子輸送層、第1正孔遮断層を含み、前記第1電極と前記第2電極の間に位置する第1発光部と、を含み、前記基板の上部に位置する有機発光ダイオードと;を含み、前記第1電子輸送層は、前記第1発光物質層と前記第2電極の間に位置し、前記第1正孔遮断層は、前記第1発光物質層と前記第1電子輸送層間に位置し、前記第1電子輸送層と前記第1正孔遮断層のうち少なくとも1つは、請求項1から5のいずれか一項に記載の有機化合物である第1化合物を含む有機発光装置を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明による有機発光ダイオードにおいて、有機発光層は、本発明の有機化合物を含み、これにより、有機発光ダイオードおよび有機発光装置の発光効率と寿命が向上し、低電力駆動が可能な効果を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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