TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025077642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189990
出願日2023-11-07
発明の名称液化ガス供給装置
出願人東日本イワタニガス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F17C 7/02 20060101AFI20250512BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】供給先に迅速に液化ガスを供給することができる液化ガス供給装置を提供する。
【解決手段】本開示に従う液化ガス供給装置は、内部に液化ガス容器を収容可能な筐体と、液化ガス容器と前記第1端部と第2配管を接続する第1配管と、前記第1配管に接続され、前記筐体の内部に収容された第2配管と、前記第2配管の質量を計測可能な計測部と、を備える。前記筐体は、前記筐体の外部から前記筐体の内部へと空気を取り込むことが可能な吸気部と、前記筐体の内部から前記筐体の内部へと空気を排出することが可能な排気部と、を有する。前記液化ガス供給装置が設置された状態において、前記吸気部は前記排気部よりも鉛直方向における下方に位置し、前記第1端部は前記第2端部よりも鉛直方向における下方に位置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
内部に液化ガス容器を収容可能な筐体と、
前記液化ガス容器に接続可能な第1端部と前記第1端部とは反対側の端部である第2端部とを含み、前記筐体の内部に収容された第1配管と、
前記第2端部において前記第1配管に接続され、前記筐体の内部に収容された第2配管と、
前記第2配管に接続された第3端部と前記筐体の外部に露出する第4端部とを含む第3配管と、
前記第1配管に設置されており、前記第1配管を閉塞された閉状態と開通された開状態とに切り替える第1の切り替えを実現可能な第1弁部と、
前記第3配管に設置されており、前記第3配管を閉塞された閉状態と開通された開状態とに切り替える第2の切り替えを実現可能な第2弁部と、
前記第2配管の質量を計測可能な計測部と、を備え、
前記筐体は、
前記筐体の外部から前記筐体の内部へと空気を取り込むことが可能な吸気部と、
前記筐体の内部から前記筐体の外部へと空気を排出することが可能な排気部と、
を有し、
設置された状態において、
前記吸気部は前記排気部よりも鉛直方向における下方に位置し、
前記第1端部は前記第2端部よりも鉛直方向における下方に位置する、
液化ガス供給装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記排気部が、前記筐体の天面に配置されている、
請求項1に記載の液化ガス供給装置。
【請求項3】
設置された状態において、前記吸気部は、前記第1端部よりも鉛直方向における下方に位置する、
請求項1または請求項2に記載の液化ガス供給装置。
【請求項4】
前記第2配管は、前記第1配管の内径よりも大きい内径を有し、
前記第3配管は、前記第2配管の内径よりも小さい内径を有する、
請求項1または請求項2に記載の液化ガス供給装置。
【請求項5】
前記計測部によって計測される前記第2配管の質量に基づいて、前記第1の切り替えと前記第2の切り替えとを制御する制御部をさらに備える、請求項1に記載の液化ガス供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液化ガス供給装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
液化ガス容器に充填された液化ガスを供給先に供給する装置として、シリンダキャビネットが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されたシリンダキャビネットにおいて、供給先へ流れるガスの流量は、ガス供給口の近傍に設置された流量計によって測定される。
【0003】
特許文献2に記載されたシリンダキャビネットでは、キャビネット内に配置され、液化ガス容器に接続される配管の一部が、弁によって他の部分と区画可能、かつ太い径の管とされている。この太い配管部分に液化ガスを一時的に貯留し、この部分の質量を計測することによって、シリンダキャビネットから払い出す液化ガスの質量を正確に把握できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-202422号公報
特許第7302087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
シリンダキャビネットからのガス供給は、迅速に行われることが望ましい。本開示は、供給先に迅速に液化ガスを供給することができる液化ガス供給装置を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従う液化ガス供給装置は、内部に液化ガス容器を収容可能な筐体と、前記液化ガス容器に接続可能な第1端部と前記第1端部とは反対側の端部である第2端部とを含み、前記筐体の内部に収容された第1配管と、前記第2端部において前記第1配管に接続され、前記筐体の内部に収容された第2配管と、前記第2配管に接続された第3端部と前記筐体の外部に露出する第4端部とを含む第3配管と、前記第1配管に設置されており、前記第1配管を閉塞された閉状態と開通された開状態とに切り替える第1の切り替えを実現可能な第1弁部と、前記第3配管に設置されており、前記第3配管を閉塞された閉状態と開通された開状態とに切り替える第2の切り替えを実現可能な第2弁部と、前記第2配管の質量を計測可能な計測部と、を備える。前記筐体は、前記筐体の外部から前記筐体の内部へと空気を取り込むことが可能な吸気部と、前記筐体の内部から前記筐体の外部へと空気を排出することが可能な排気部と、を有する。前記液化ガス供給装置が設置された状態において、前記吸気部は前記排気部よりも鉛直方向における下方に位置し、前記第1端部は前記第2端部よりも鉛直方向における下方に位置する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、供給先に迅速にガスを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態におけるシリンダキャビネットの構成を示す図である。
図2は、シリンダキャビネットが設置された状態における筐体の内部を筐体の左側から視た図である。
図3は、シリンダキャビネットが設置された状態における筐体の外部を筐体の左側から視た図である。
図4は、図3の筐体の内部を筐体の上側から視た図である。
図5は、シリンダキャビネットが設置された状態における第2配管の鉛直断面を示す概略図である。
図6は、図5の第2配管の底壁部およびその周辺を示す概略図である。
図7は、制御部による制御の手順の一例を示すフローチャートである。
図8は、ゼロ点校正の手順の一例を示すフローチャートである。
図9は、ガス計量の手順の一例を示すフローチャートである。
図10は、ガス供給の手順の一例を示すフローチャートである。
図11は、実施形態におけるシリンダキャビネットの変形例の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施形態の概要]
最初に本開示の実施の形態を列挙して説明する。本開示に従う液化ガス供給装置は、内部に液化ガス容器を収容可能な筐体と、前記液化ガス容器に接続可能な第1端部と前記第1端部とは反対側の端部である第2端部とを含み、前記筐体の内部に収容された第1配管と、前記第2端部において前記第1配管に接続され、前記筐体の内部に収容された第2配管と、前記第2配管に接続された第3端部と前記筐体の外部に露出する第4端部とを含む第3配管と、前記第1配管に設置されており、前記第1配管を閉塞された閉状態と開通された開状態とに切り替える第1の切り替えを実現可能な第1弁部と、前記第3配管に設置されており、前記第3配管を閉塞された閉状態と開通された開状態とに切り替える第2の切り替えを実現可能な第2弁部と、前記第2配管の質量を計測可能な計測部と、を備える。前記筐体は、前記筐体の外部から前記筐体の内部へと空気を取り込むことが可能な吸気部と、前記筐体の内部から前記筐体の外部へと空気を排出することが可能な排気部と、を有する。前記液化ガス供給装置が設置された状態において、前記吸気部は前記排気部よりも鉛直方向における下方に位置し、前記第1端部は前記第2端部よりも鉛直方向における下方に位置する。
【0010】
液化ガス供給装置(シリンダキャビネット)の内部に可燃性ガスや毒性ガスを収容する際には、筐体内の空気を常に排出し、筐体内部を負圧の状態に維持する必要がある。このため、筐体には、外部から空気を取り込むための吸気部と、内部の空気を外部に排出するための排気部とが設けられる。このようにして筐体内部の空気を循環させると、筐体内の空気の温度および圧力に不均一が生じることが明らかになってきた。すなわち、排気部の付近では空気の排出に伴って圧力が低下し、断熱膨張が生じて温度が低下する。筐体の外部から温かい外気が取り込まれる吸気部の付近では、排気部付近よりも温度および圧力が相対的に高い状態になる。この状態に着目し、液化ガスを迅速に供給するための構成が検討された。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社石井鐵工所
低温タンクの揚液装置
1か月前
有限会社 両国設備
液体容器の加熱器
5か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンク
2か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンク
2か月前
株式会社神戸製鋼所
ガス供給システム
5か月前
川崎重工業株式会社
液化ガス貯蔵タンク
3か月前
大日本印刷株式会社
ガス充填容器
3か月前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
3か月前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
3か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
5か月前
トヨタ自動車株式会社
水素充填装置
4日前
那須電機鉄工株式会社
水素吸蔵合金タンク
3か月前
株式会社タツノ
充填ノズル
5か月前
川崎重工業株式会社
低温流体の移送システム
4日前
豊田合成株式会社
圧力容器
1か月前
清水建設株式会社
水素貯蔵供給システム
2か月前
川崎重工業株式会社
再液化装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
タンクモジュール
1か月前
川崎重工業株式会社
三重殻タンクのパージ方法
2か月前
オリオン機械株式会社
燃料供給装置および発電システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
カートリッジタンク
7日前
鹿島建設株式会社
水素供給システム
2か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンクの製造方法
1か月前
鹿島建設株式会社
水素吸蔵システム
2か月前
トヨタ自動車株式会社
水素タンクの支持構造
1か月前
DOWAエコシステム株式会社
容器の廃棄処理方法
3か月前
三浦工業株式会社
ガス気化システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
4か月前
株式会社SUBARU
水素充填制御方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
3か月前
川崎重工業株式会社
液化水素の移送方法および移送設備
4か月前
川崎重工業株式会社
液化ガスの荷役方法および荷役装置
4か月前
株式会社竹中工務店
水素貯蔵システム
2か月前
トヨタ自動車株式会社
水素充填装置、水素充填方法
1か月前
川崎重工業株式会社
固定装置及び固定方法
今日
トヨタ自動車株式会社
タンクライナー
5か月前
続きを見る