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公開番号
2025077417
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189602
出願日
2023-11-06
発明の名称
名刺管理システム、及び名刺管理プログラム
出願人
Sky株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
G06Q
10/10 20230101AFI20250512BHJP(計算;計数)
要約
【課題】名刺交換日が含まれる名刺情報を用いて、名刺が使われる場面である会議への出席の判定を行う。
【解決手段】名刺データベース61に接続された処理サーバ1と、処理サーバ1と通信可能に接続され、複数のユーザによる入力を受け付ける複数の入力端末2とを備え、処理サーバ1は、少なくとも1つの入力端末2と協働して、複数のユーザのそれぞれが受け取った名刺の名刺情報を名刺データベース61に登録する名刺登録処理を実行するように構成され、名刺情報には、それぞれの名刺を交換した日である名刺交換日の情報が含まれ、更に、処理サーバ1は、複数のユーザが、同じ名刺交換日かつ同じ名刺についての名刺情報を名刺登録処理により名刺データベース61に登録した場合に、それらのユーザが同じ会議に出席したと判定する会議出席判定処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の名刺の名刺情報が記憶された名刺データベースと、
前記名刺データベースに接続された処理サーバと、
前記処理サーバと通信可能に接続され、複数のユーザによる入力を受け付ける複数の入力端末と、
を備えた名刺管理システムであって、
前記処理サーバは、少なくとも1つの前記入力端末と協働して、
複数のユーザのそれぞれが受け取った名刺の前記名刺情報を前記名刺データベースに登録する名刺登録処理を実行するように構成され、
前記名刺情報には、それぞれの名刺を交換した日である名刺交換日の情報が含まれ、
更に、前記処理サーバは、
複数のユーザが、同じ前記名刺交換日かつ同じ名刺についての前記名刺情報を前記名刺登録処理により前記名刺データベースに登録した場合に、それらのユーザが同じ会議に出席したと判定する会議出席判定処理を実行する、名刺管理システム。
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【請求項2】
複数のユーザのスケジュール情報が記憶されたスケジュールデータベースを更に備え、
前記処理サーバは、前記スケジュールデータベースにも接続されており、複数のユーザのそれぞれの前記スケジュール情報を登録するスケジュール登録処理を実行するように構成され、
前記スケジュール情報には、それぞれのユーザが参加する会議の予定を示す会議予定情報が含まれ、
前記会議予定情報には、その会議に参加するユーザのリストを示すユーザリスト情報が含まれ、
前記処理サーバは、前記会議出席判定処理により複数のユーザが出席したと判定した会議があった場合に、その会議を対象会議として、前記対象会議についての前記会議予定情報を参照し、前記対象会議の前記ユーザリスト情報に含まれているユーザのうち、前記対象会議の開催日を前記名刺交換日とする前記名刺情報の前記名刺登録処理を行っていないユーザが存在する場合には、そのユーザに対して前記名刺登録処理を行うように通知する名刺登録促進通知処理を実行する、請求項1に記載の名刺管理システム。
【請求項3】
複数のユーザのスケジュール情報が記憶されたスケジュールデータベースを更に備え、
前記処理サーバは、前記スケジュールデータベースにも接続されており、複数のユーザのそれぞれの前記スケジュール情報を登録するスケジュール登録処理を実行するように構成され、
前記スケジュール情報には、それぞれのユーザが参加する会議の予定を示す会議予定情報が含まれ、
前記処理サーバは、前記会議出席判定処理により複数のユーザが出席したと判定した会議があった場合に、その会議を対象会議とし、それら複数のユーザを対象ユーザとして、前記対象ユーザの前記スケジュール情報を参照し、前記対象会議を示す前記会議予定情報が登録されていないユーザが存在する場合には、そのユーザに対して、前記対象会議を示す前記会議予定情報を登録する前記スケジュール登録処理を行うように通知するスケジュール登録促進通知処理を実行する、請求項1に記載の名刺管理システム。
【請求項4】
前記処理サーバは、前記会議出席判定処理を実行した場合において、前記会議出席判定処理で判定した会議を対象会議とし、前記会議出席判定処理に係る前記名刺情報の前記名刺登録処理に用いられた前記入力端末を対象入力端末として、前記対象入力端末が非可搬型機器であった場合には、前記対象入力端末の設置場所を特定する情報である設置場所情報を取得し、取得した前記設置場所情報に示された設置場所において前記対象会議が開催されたと判定する会議場所判定処理を実行する、請求項1から3のいずれか一項に記載の名刺管理システム。
【請求項5】
前記処理サーバは、前記会議場所判定処理を実行した場合において、前記対象会議についての前記スケジュール情報に、開催場所を示す情報が含まれていなかった場合には、前記対象会議に出席したと判定したユーザに対して、前記対象会議の前記開催場所を示す情報の登録を行うよう通知する開催場所情報登録促進処理を実行する、請求項4に記載の名刺管理システム。
【請求項6】
前記処理サーバは、前記開催場所情報登録促進処理を実行した場合、前記開催場所を示す情報を入力する入力欄を含む開催場所情報登録画面において、前記対象入力端末の前記設置場所情報を、前記開催場所を示す情報の候補として予め前記入力欄に表示する、請求項5に記載の名刺管理システム。
【請求項7】
前記処理サーバは、前記会議出席判定処理を実行した場合において、前記会議出席判定処理で判定した会議を対象会議とし、前記会議出席判定処理に係る前記名刺情報の前記名刺登録処理に用いられた前記入力端末を対象入力端末として、前記対象入力端末が可搬型機器であった場合には、外出先で前記対象会議が開催されたと判定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の名刺管理システム。
【請求項8】
前記処理サーバは、複数のユーザが、同じ前記名刺交換日かつ同じ名刺についての前記名刺情報を前記名刺登録処理により前記名刺データベースに登録した場合に、それらのユーザが出席する会議が開催されたと判定する会議開催判定処理を実行する、請求項1に記載の名刺管理システム。
【請求項9】
複数のユーザのスケジュール情報が記憶されたスケジュールデータベースを更に備え、
前記処理サーバは、前記スケジュールデータベースにも接続されており、複数のユーザのそれぞれの前記スケジュール情報を登録するスケジュール登録処理を実行するように構成され、
前記スケジュール情報には、それぞれのユーザが参加する会議の予定を示す会議予定情報が含まれ、
前記会議予定情報には、その会議に参加するユーザのリストを示すユーザリスト情報が含まれ、
前記処理サーバは、前記会議出席判定処理において、少なくとも一人のユーザが自身の前記スケジュール情報の前記会議予定情報に示される会議の開催予定日に前記名刺情報を前記名刺登録処理により前記名刺データベースに登録した場合も、当該ユーザが前記会議予定情報に示される会議に出席したと判定し、前記会議予定情報に示される会議を対象会議として、前記対象会議についての前記会議予定情報を参照し、前記対象会議の前記ユーザリスト情報に含まれているユーザのうち、前記対象会議の開催日を前記名刺交換日とする前記名刺情報の前記名刺登録処理を行っていないユーザが存在する場合、そのユーザに対して前記名刺登録処理を行うように通知する名刺登録促進通知処理を実行する、請求項1に記載の名刺管理システム。
【請求項10】
複数の名刺の名刺情報が記憶された名刺データベースと、
前記名刺データベースに接続された処理サーバと、
前記処理サーバと通信可能に接続され、複数のユーザによる入力を受け付ける複数の入力端末と、を備えた名刺管理システムにおいて、前記処理サーバにおける名刺管理機能をコンピュータに実現させる名刺管理プログラムであって、
前記処理サーバに、少なくとも1つの前記入力端末と協働させて、
複数のユーザのそれぞれが受け取った名刺の前記名刺情報を前記名刺データベースに登録する名刺登録処理を実行させ、
前記名刺情報には、それぞれの名刺を交換した日である名刺交換日の情報が含まれ、
更に、前記処理サーバに、
複数のユーザが、同じ前記名刺交換日かつ同じ名刺についての前記名刺情報を前記名刺登録処理により前記名刺データベースに登録した場合に、それらのユーザが同じ会議に出席したと判定する会議出席判定処理を実行させる、名刺管理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の名刺の名刺情報が記憶された名刺データベースと、前記名刺データベースに接続された処理サーバと、前記処理サーバと通信可能に接続され、複数のユーザによる入力を受け付ける複数の入力端末と、を備えた名刺管理システム、及び名刺管理プログラムに関する。
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【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2003-204532号公報)には、会議等への参加予定者の個人名及び所属等の識別情報(名刺情報)を記憶し管理する処理サーバ2Aと、当該処理サーバ2Aに接続され且つIDカード7に保持される識別情報を読み取るIDカードリーダー6とを備え、IDカードリーダー6にて読み取られたIDカード7の識別情報が、処理サーバ2Aに記憶される識別情報と一致する場合、当該IDカード7の保持者を予定内参加者であると判定し、IDカードリーダー6にて読み取られた識別情報が、処理サーバ2Aに記憶される識別情報と一致しない場合、当該IDカード7の保持者を予定外参加者であると判定する判定システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-204532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示の技術では、名刺情報(IDカードの識別情報)として、個人名や連絡先等の一般的に名刺に記載される情報のみを利用したシステムである。
ここで、名刺情報には、個人名や連絡先等の情報のみならず、その名刺交換日も含むことができ、当該名刺交換日を用いて、名刺が使われる場面、換言すれば、人が出会う場面(以下、このような場面を総称して「会議」と称する)に関する種々の課題を解決する技術が考えられる。
しかしながら、上記特許文献1に開示の技術では、名刺情報として一般的に使われる名刺に記載された情報以外の情報を活用したものになっておらず、新たな技術の開発の余地があった。
【0005】
上記背景に鑑みて、名刺交換日が含まれる名刺情報を用いて、名刺が使われる場面である会議への出席の判定を行うことが可能な名刺管理システム及び名刺管理プログラムの提供が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記に鑑みた、名刺管理システムは、
複数の名刺の名刺情報が記憶された名刺データベースと、
前記名刺データベースに接続された処理サーバと、
前記処理サーバと通信可能に接続され、複数のユーザによる入力を受け付ける複数の入力端末と、
を備えた名刺管理システムであって、
前記処理サーバは、少なくとも1つの前記入力端末と協働して、
複数のユーザのそれぞれが受け取った名刺の前記名刺情報を前記名刺データベースに登録する名刺登録処理を実行するように構成され、
前記名刺情報には、それぞれの名刺を交換した日である名刺交換日の情報が含まれ、
更に、前記処理サーバは、
複数のユーザが、同じ前記名刺交換日かつ同じ名刺についての前記名刺情報を前記名刺登録処理により前記名刺データベースに登録した場合に、それらのユーザが同じ会議に出席したと判定する会議出席判定処理を実行する。
【0007】
本構成によれば、名刺登録処理により、名刺交換日を含む名刺情報を名刺データベースに登録するため、処理サーバは、複数のユーザが、同じ名刺交換日かつ同じ名刺についての名刺情報を名刺登録処理により名刺データベースに登録したか否かを判定することができると共に、複数のユーザが、同じ名刺交換日かつ同じ名刺についての名刺情報を登録した場合に、それらのユーザが同じ会議に出席したと判定することができる。
このように、本構成によれば、名刺交換日が含まれる名刺情報を用いて、複数のユーザの会議への出席の判定を行うことが可能な名刺管理システムを実現できる。
【0008】
上記に鑑みた、名刺管理プログラムは、
複数の名刺の名刺情報が記憶された名刺データベースと、
前記名刺データベースに接続された処理サーバと、
前記処理サーバと通信可能に接続され、複数のユーザによる入力を受け付ける複数の入力端末と、を備えた名刺管理システムにおいて、前記処理サーバにおける名刺管理機能をコンピュータに実現させる名刺管理プログラムであって、
前記処理サーバに、少なくとも1つの前記入力端末と協働させて、
複数のユーザのそれぞれが受け取った名刺の前記名刺情報を前記名刺データベースに登録する名刺登録処理を実行させ、
前記名刺情報には、それぞれの名刺を交換した日である名刺交換日の情報が含まれ、
更に、前記処理サーバに、
複数のユーザが、同じ前記名刺交換日かつ同じ名刺についての前記名刺情報を前記名刺登録処理により前記名刺データベースに登録した場合に、それらのユーザが同じ会議に出席したと判定する会議出席判定処理を実行させる。
【0009】
本構成によれば、名刺登録処理により、名刺交換日を含む名刺情報を名刺データベースに登録するため、処理サーバは、複数のユーザが、同じ名刺交換日かつ同じ名刺についての名刺情報を名刺登録処理により名刺データベースに登録したか否かを判定することができると共に、複数のユーザが、同じ名刺交換日かつ同じ名刺についての名刺情報を登録した場合に、それらのユーザが同じ会議に出席したと判定することができる。
このように、本構成によれば、名刺交換日が含まれる名刺情報を用いて、複数のユーザの会議への出席の判定を行うことが可能な名刺管理プログラムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
名刺管理システムのシステム構成の一例を示す図
入力端末のシステム構成の一例を示すブロック図
入力端末のシステム構成の他の例を示すブロック図
名刺管理プログラムの処理を含むフローチャート
登録された名刺情報及び更新のための画面表示の一例を示す図
スケジュール管理画面の一例を示す図
名刺登録促進通知画面の一例を示す図
スケジュール登録促進通知画面の一例を示す図
開催場所情報登録促進通知画面の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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