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公開番号
2025076594
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188237
出願日
2023-11-02
発明の名称
ポリウレタンフォーム製造用組成物、ポリウレタンフォーム、及び該ポリウレタンフォームを用いた車両内装材
出願人
株式会社イノアックコーポレーション
代理人
個人
,
個人
主分類
C08G
18/00 20060101AFI20250509BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】環境維持に貢献しつつ、品質の高いポリウレタンフォームを製造し得る技術を提供すること。
【解決手段】本技術では、ポリオールを含有する、ポリウレタンフォーム製造用の組成物であって、前記ポリオール100質量部中に、植物由来ポリオールを50質量部以上含有し、前記ポリオールには、水酸基価100mgKOH/g以下のポリエーテルポリオールと、水酸基価200mgKOH/g以上700mgKOH/g以下のポリエーテルポリオールと、を含有する、ポリウレタンフォーム製造用組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオールを含有する、ポリウレタンフォーム製造用の組成物であって、
前記ポリオール100質量部中に、植物由来ポリオールを50質量部以上含有し、
前記ポリオールには、
水酸基価100mgKOH/g以下のポリエーテルポリオールと、
水酸基価200mgKOH/g以上700mgKOH/g以下のポリエーテルポリオールと、を含有する、ポリウレタンフォーム製造用組成物。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記水酸基価100mgKOH/g以下のポリエーテルポリオールには、
エチレンオキサイドの付加率が50%以上のポリエーテルポリオールと、
エチレンオキサイドの付加率が50%未満のポリエーテルポリオールと、を含有する、請求項1に記載のポリウレタンフォーム製造用組成物。
【請求項3】
請求項1に記載のポリウレタンフォーム製造用組成物を用いて形成されたポリウレタンフォーム。
【請求項4】
バイオマス度が20%以上、
JIS K6400-4に準拠して測定された湿熱圧縮残留歪が10.0%以下である、ポリウレタンフォーム。
【請求項5】
請求項3又は4に記載のポリウレタンフォームが用いられた車両内装材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、ポリウレタンフォーム製造用組成物に関する。より詳細には、ポリウレタンフォーム製造用組成物、該ポリウレタンフォーム製造用組成物を用いて形成されたポリウレタンフォーム、及び該ポリウレタンフォームを用いた車両内装材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリウレタンフォームは、ソファーや椅子等の家具、マットレスや枕等の寝具、下着等の衣類、食器用スポンジや掃除用スポンジ等の生活必需品、車内シート等の車両・航空機内装用製品、携帯電話、カメラ、テレビ等の電子機器や家電等の電気機器、玩具、雑貨に至るまで、様々な分野で幅広く使用されている。そして、それぞれの分野や目的に応じて、品質を向上させたり、新たな機能を付与したりと、様々な開発が進められている。
【0003】
また、近年、環境への配慮や持続可能な社会の形成に貢献するために、植物資源を用いてポリウレタンフォームを製造する技術も提案されている。例えば、特許文献1には、植物由来ポリオールと低モノオールポリオールとを組み合わせてポリウレタンフォームを製造することにより、環境負荷低減に寄与し、かつ、適度な硬度および反発弾性、ならびに優れた耐久性をバランス良く達成する植物由来のポリウレタンフォームが得られる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2007/020904号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述の通り、環境への配慮や持続可能な社会の形成に貢献するために、様々な開発が進められつつあるが、まだまだ開発の途である。例えば、高いバイオマス度を有するポリウレタンフォームを製造するために、植物由来のポリオールを多く用いると、製造時の発泡性や製造されたポリウレタンフォームの物性が低下してしまうという問題がある。このように、環境負荷低減に寄与しつつ、品質の高いポリウレタンフォームを製造することは難しいといった実情がある。
【0006】
そこで、本技術では、環境維持に貢献しつつ、品質の高いポリウレタンフォームを製造し得る技術を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術では、まず、ポリオールを含有する、ポリウレタンフォーム製造用の組成物であって、
前記ポリオール100質量部中に、植物由来ポリオールを50質量部以上含有し、
前記ポリオールには、
水酸基価100mgKOH/g以下のポリエーテルポリオールと、
水酸基価200mgKOH/g以上700mgKOH/g以下のポリエーテルポリオールと、を含有する、ポリウレタンフォーム製造用組成物を提供する。
本技術に係るポリウレタンフォーム製造用組成物に用いる前記水酸基価100mgKOH/g以下のポリエーテルポリオールには、
エチレンオキサイドの付加率が50%以上のポリエーテルポリオールと、
エチレンオキサイドの付加率が50%未満のポリエーテルポリオールと、を含有させることができる。
【0008】
本技術では、次に、本技術に係るポリウレタンフォーム製造用組成物を用いて形成されたポリウレタンフォームを提供する。
本技術では、更に、バイオマス度が20%以上、
JIS K6400-4に準拠して測定された湿熱圧縮残留歪が10.0%以下である、ポリウレタンフォームを提供する。
【0009】
本技術では、加えて、本技術に係るポリウレタンフォームが用いられた車両内装材を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本技術を実施するための好適な形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、いずれの実施形態も組み合わせることが可能である。また、これらにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。
(【0011】以降は省略されています)
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