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公開番号2025075980
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187539
出願日2023-11-01
発明の名称パッキン組付け体、及びパッキン組付け体を製造するための製造装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20250508BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明の目的は、パッキンの組付け作業性の向上を図ったパッキン組付け体、及びパッキン組付け体を製造するための製造装置を提供することにある。
【解決手段】パッキン組付け体は、板状の端子2と、該端子の一部を埋設した埋設部61と、該埋設部に連続して設けられて端子を囲う筒状部63と、を備えた端子保持部20と、端子に外挿されて、筒状部の内部空間Sを封止するリング状のパッキン5と、を備え、埋設部には、内部空間におけるパッキンの外挿方向Y2の側のエアを外部に排出するエア抜き機構62が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
板状の端子と、該端子の一部を埋設した埋設部と、該埋設部に連続して設けられて前記端子を囲う筒状部と、を備えた端子保持部と、
前記端子に外挿されて、前記筒状部の内部空間を封止するリング状のパッキンと、を備え、
前記埋設部には、前記内部空間における前記パッキンの外挿方向の側のエアを外部に排出するエア抜き機構が設けられていることを特徴とするパッキン組付け体。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記エア抜き機構は、一端が前記内部空間に連通して設けられているとともに前記パッキンから離れる方向に延在する第1通路と、該第1通路の他端に連続するとともに、前記筒状部の径方向に延在する第2通路と、を有し、
前記第2通路は、前記径方向において、前記端子を挟んだ両側に一対で設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパッキン組付け体。
【請求項3】
請求項2に記載のパッキン組付け体を製造するための製造装置であって、
前記端子をインサートして前記端子保持部を成形するための金型と、前記端子が挿入されるとともに前記第1通路を形成するための第1入子と、前記一対の第2通路を形成するための一対の第2入子と、を有し、
前記一対の第2入子は、棒状に設けられ、
前記第1入子は、前記端子を挿入可能な筒状の第1入子本体と、該第1入子本体に設けられているとともに、前記一対の第2入子それぞれを挿入させる一対の挿入孔と、を有して構成されていることを特徴とする製造装置。
【請求項4】
前記一対の挿入孔は、前記第1入子本体の軸に直交する直交方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の製造装置。
【請求項5】
前記一対の挿入孔は、前記第1入子本体の軸に直交する幅方向の中央部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パッキン組付け体、及びパッキン組付け体を製造するための製造装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、機器等の筐体に設けられた開口孔に挿入されるとともに筐体にボルト締結されて、筐体の内外を導通させる端子台がある(例えば特許文献1参照)。図7は、従来の端子台の一例を示す断面図である。端子台の一例として、図7に示すように、端子102と、該端子102の一部を埋設する埋設部161、および埋設部161に連続して端子102を収容する収容空間106Sを有する筒状部162を備えたハウジング106と、端子102に外挿されるとともに収容空間106Sを塞ぐパッキン105と、該筒状部162に組み付けられる不図示のホルダと、を具備したものがある。このような従来の端子台101は、パッキン105が、端子102および筒状部162の内周面に密着して設けられて、防水性が確保されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-211933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の端子台101において、ハウジング106の埋設部161は、端子102の一部を埋設して中実に構成されている。このため端子102がハウジング106に支持された状態で、パッキン105を端子102に外挿(挿入)させる際、収容空間106Sにおいてパッキン105の挿入方向の側(進行方向の前方)が密封領域101Aとなり、パッキン105を挿入するために高い挿入力が必要だった。これにより、パッキン105の組付け作業性が悪かった。
【0005】
本発明の目的は、パッキンの組付け作業性の向上を図ったパッキン組付け体、及びパッキン組付け体を製造するための製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、板状の端子と、該端子の一部を埋設した埋設部と、該埋設部に連続して設けられて前記端子を囲う筒状部と、を備えた端子保持部と、前記端子に外挿されて、前記筒状部の内部空間を封止するリング状のパッキンと、を備え、前記埋設部には、前記内部空間における前記パッキンの外挿方向の側のエアを外部に排出するエア抜き機構が設けられていることを特徴とするパッキン組付け体である。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載のパッキン組付け体を製造するための製造装置であって、前記端子をインサートして前記端子保持部を成形するための金型と、前記第1通路を形成するための第1入子と、前記一対の第2通路を形成するための一対の第2入子と、を有し、前記一対の第2入子は、棒状に設けられ、前記第1入子は、前記端子を挿入可能な筒状の第1入子本体と、該第1入子本体に設けられているとともに、前記一対の第2入子それぞれを挿入させる一対の挿入孔と、を有して構成されていることを特徴とする製造装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、パッキンの組付け作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る端子台を示す斜視図である。
前記端子台の分解斜視図である。
図1中のI-I線に沿う断面図である。
図3における要部を拡大して示す図である。
前記端子台を製造するための製造装置を示す図である。
前記製造装置を用いて前記端子台を製造する様子を示す断面図である。
従来の端子台の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係るパッキン組付け体が適用された端子台1を示す斜視図である。図2は端子台1の分解斜視図である。図3は図1中のI-I線に沿う断面図である。
【0010】
本実施形態の端子台1は、組付け孔を有する支持体にボルト締結されて、支持体を挟んだ内外に設けられた一対の接続対象を導通させるものである。この端子台1は、図1、2に示すように、3本の端子2を保持する端子保持部20(図1に示す)と、該端子保持部20に組み付けられて各端子2を支持するホルダ3と、該端子保持部20と組付け孔の周縁との間に介在されるリング状の保持部用パッキン4と、各端子2に装着されるリング状の端子用パッキン5(パッキン)と、を備える。端子保持部20および端子用パッキン5(パッキン)は、パッキン組付け体を構成する。
(【0011】以降は省略されています)

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