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公開番号2025075919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023187435
出願日2023-11-01
発明の名称止血具
出願人株式会社ウイット
代理人個人
主分類A61B 17/132 20060101AFI20250508BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】シンプルな構成で、穿刺孔近傍にのみ力を加えられ、長時間、安定して圧迫止血ができる止血具を提供する。
【解決手段】剛性を有する本体10と、着脱可能なベルト20から構成される止血具1であって、本体10は、長手方向の中央部に凹状に形成され、止血部近傍を抑える押圧部11と、押圧部11の長手方向の外側端縁に、長手方向の両端部に向かってアーチ状に形成された補強部12と、長手方向の両端部にスリット13を設けたベルト掛止部14と、から構成される。ベルト掛止部14には、更に突起15が形成され、ベルト20には、突起15に嵌る孔21が複数個設けられ、ベルトの長さを調整可能とすることができる。また、ベルトの材質は、合成樹脂又はゴムでもよい。さらに、本体10は、透明又は半透明材からなってもよい。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
剛性を有する本体と、着脱可能なベルトから構成される止血具であって、
前記本体は、
長手方向の中央部に凹状に形成され、止血部近傍を抑える押圧部と、
前記押圧部の長手方向の外側端縁に、長手方向の両端部に向かってアーチ状に形成された補強部と、
長手方向の両端部にスリットを設けたベルト掛止部と、
から構成されることを特徴とする止血具。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記ベルト掛止部には、更に突起が形成され、前記ベルトには、前記突起に嵌る孔が複数個設けられ、前記ベルトの長さを調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載の止血具。
【請求項3】
前記ベルトの材質は、合成樹脂又はゴムであることを特徴とする請求項1又は2に記載の止血具。
【請求項4】
前記本体は、透明又は半透明材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の止血具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人工透析等の後、穿刺孔からの止血に使用される止血具に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、心臓や脳血管等の造影診断のための動脈カテーテル検査が行なわれている。検査後に穿刺孔からの出血を、長時間に亘って穿刺孔を圧迫して止める必要がある。穿刺孔を圧迫して止血する手段として、従来様々な方法や道具が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、帯体の所定位置に流体を充填することによって膨張可能なバルーンを任意の取付手段で取付け、このバルーンを覆い下側に開口部を有する硬質ケースを備えた圧迫止血ベルトが開示されている。この発明によると、効果的な圧迫止血をなし得るとされている。
【0004】
また、特許文献2には、平面状の支持部材とその両側に掛止部を備え、支持部材の裏面側の一方に偏って設けられた止血パッドを備えた止血用具が開示されている。この発明によると、人の手首部に取付け易く、手首部の圧迫される部分は少なく、皮膚表面に長時間パッドを押圧しても手掌の腫脹はなく、カブレや水疱等の異常が発生することが少なくなるとされている。
【0005】
さらに、特許文献3には、中央に平面状押圧部を備え、該平面状押圧部の両側が山形状に屈曲して屈伸弾力を備えるM字型に形成した止血ステー本体と、該止血ステー本体の両外端に直接又は両外端に接続する屈曲接続部に締付けバンドを接続した止血具が開示されている。この発明によると、M字型ステーにより抜針部周囲だけを圧迫でき、腕とM字ステーの間に空間ができるため、他の静動脈への圧迫を防ぐとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平7-8500号公報
特開2000-166934号公報
特開2008-307301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の圧迫止血ベルトは、バルーンの圧力により押圧力を調整していた。バルーンに流体を充填する作業は、例えば、手動操作式のポンプおよび圧力計が接続され、圧力計を眺めながらポンプを操作することによって流体が流体供給管を通してバルーンに充填されて、バルーンが膨張するようになっている。そのため、バルーンに流体を充填する作業に手間がかかり、また、流体を抜く作業にも手間がかかる。部品点数も多く、メンテナンス等にも手間がかかっていた。
【0008】
特許文献2の止血用具は、平面状の支持部材(平面板)の裏面側の一方に偏って止血パッドが設けられているため、止血パッド両側のバランスがとれず、平面板が穿刺孔の周囲に接面してしまう場合がある。その場合、効果的な圧迫止血が難しくなる。
【0009】
特許文献3の止血具は、両側を山形に立ち上げ降下屈曲したM字型構造(ヤジロベイ構造)であり、穿刺孔が腕の中心部である場合、装着時に安定しバランス良く穿刺孔を押えることができる。しかし、穿刺孔が腕の中心部ではなく、腕が比較的細く、左右の片側に寄っていた場合には、左右バランス良く穿刺孔を押えることが難しくなる。また、その場合にはM字の山形の一方が腕から出っ張るため、何かに引っ掛ける等の妨げになることがある。
【0010】
本発明は上記課題に鑑み、シンプルな構成で、穿刺孔近傍にのみ力を加えられ、長時間、安定して圧迫止血ができる止血具を提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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