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公開番号
2025075353
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023186449
出願日
2023-10-31
発明の名称
通信装置およびその制御方法
出願人
フクダ電子株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
48/04 20090101AFI20250508BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】医療機器とともに移動されても医療機器から受信したデータを効率的かつ確実に送信先に送信することが可能な通信装置を提供すること。
【解決手段】医療機器の通信を中継する通信装置である。通信装置は、医療機器と通信するための第1の無線通信手段と、医療機器とは異なる外部装置と通信するための第2の無線通信手段と、通信装置の位置情報を取得する取得手段とを有する。通信装置は、第2の無線通信手段を通じて外部装置と通信する際に、現在の位置情報と直近に取得した位置情報との差が閾値を超える場合には、外部装置との通信状態が予め定められた基準を満たすことを確認してから通信を開始する。また、通信装置は、差が閾値以下の場合、外部装置との前回の通信が成功していれば、通信状態が予め定められた基準を満たすことを確認せずに通信を開始する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
医療機器の通信を中継する通信装置であって、
前記医療機器と通信するための第1の無線通信手段と、
前記医療機器とは異なる外部装置と通信するための第2の無線通信手段と、
前記通信装置の位置情報を取得する取得手段と、
前記通信装置の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第2の無線通信手段を通じて前記外部装置と通信する際に、
前記取得手段によって取得した、現在の位置情報と直近に取得した位置情報との差が閾値を超える場合には、前記外部装置との通信状態が予め定められた基準を満たすことを確認してから通信を開始し、
前記差が前記閾値以下の場合、前記外部装置との前回の通信が成功していれば、前記通信状態が前記予め定められた基準を満たすことを確認せずに通信を開始する、
ことを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記第2の無線通信手段を通じて前記外部装置と通信する際に、前記外部装置との前回の通信に成功していない場合には、前記通信状態が前記予め定められた基準を満たすことを確認してから前記外部装置との通信を開始することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記通信状態が前記予め定められた基準を満たさない場合、前記通信状態を繰り返し確認することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記通信状態の確認の繰り返し回数が予め定められた回数に達しても前記通信状態が前記予め定められた基準を満たさない場合、通信不能でなければ通信を開始することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記制御手段は、
前記差が前記閾値を超える場合、前記位置情報に基づいて前記通信装置が移動しているか否かを判定し、
前記通信装置が移動していると判定される場合には、前記位置情報に基づく移動速度が予め定められた閾値以下になった後に、前記通信状態が前記予め定められた基準を満たすことを確認してから通信を開始する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記医療機器は、前記医療機器が有する計時手段に基づいて、所定のデータを、一定時間ごとに外部に送信するように構成されており、
前記制御手段は、前記所定のデータに基づくデータを前記第2の無線通信手段を通じて前記外部装置に送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
前記所定のデータは、前記医療機器のセルフテスト処理の結果に関するデータを含むことを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
【請求項8】
前記医療機器が自動体外式除細動器(AED)であることを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
【請求項9】
医療機器の通信を中継する通信装置が実行する制御方法であって、
前記通信装置は、
前記医療機器と通信するための第1の無線通信手段と、
前記医療機器とは異なる外部装置と通信するための第2の無線通信手段と、
前記通信装置の位置情報を取得する取得手段と、
前記通信装置の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御方法は、前記第2の無線通信手段を通じて前記外部装置と通信する際に前記通信装置を、
前記取得手段によって取得した、現在の位置情報と直近に取得した位置情報との差が閾値を超える場合には、前記外部装置との通信状態が予め定められた基準を満たすことを確認してから通信を開始し、
前記差が前記閾値以下の場合、前記外部装置との前回の通信が成功していれば、前記通信状態が前記予め定められた基準を満たすことを確認せずに通信を開始する、
ように制御することを特徴とする通信装置の制御方法。
【請求項10】
1つ以上のプロセッサを、請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置が有する制御手段として機能させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は通信装置およびその制御方法に関し、特には医療機器の通信を中継する通信装置およびその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
在宅医療に用いられる医療機器、自動体外式除細動器(AED)など、医療施設から離れた場所で用いられる医療機器は、動作状態を遠隔的に監視することが望ましい。そのため、医療機器が定期的に実行するセルフテストの結果や医療機器の情報などを含んだデータを予め定められた送信先(例えば医療機器の管理センター)に送信するように構成された通信装置または中継ユニットが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-175566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通信端末を用いて監視する医療機器は位置が移動しうる。例えば医療機器を収容するスタンドが移動されたり、医療機器が持ち運ばれたり、医療機器が例えば自動車や鉄道車両のような移動体に置かれていたりする場合が考えられる。通信端末は監視対象の医療機器とともに移動するため、通信端末と、通信端末がデータを送信するために接続する基地局やアクセスポイントとの通信状況は、通信端末を最初に設置したときとは変化しうる。そのため、医療機器(通信端末)の移動を想定してデータを効率的に、かつ確実に送信するための方法が望まれている。
【0005】
したがって、本発明はその一態様において、医療機器が移動されても医療機器から受信したデータを効率的かつ確実に送信先に送信することが可能な通信装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はその一態様において、医療機器の通信を中継する通信装置であって、医療機器と通信するための第1の無線通信手段と、医療機器とは異なる外部装置と通信するための第2の無線通信手段と、通信装置の位置情報を取得する取得手段と、通信装置の動作を制御する制御手段と、を有し、制御手段は、第2の無線通信手段を通じて外部装置と通信する際に、取得手段によって取得した、現在の位置情報と直近に取得した位置情報との差が閾値を超える場合には、外部装置との通信状態が予め定められた基準を満たすことを確認してから通信を開始し、差が閾値以下の場合、外部装置との前回の通信が成功していれば、通信状態が予め定められた基準を満たすことを確認せずに通信を開始する、ことを特徴とする通信装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
このような構成により、本発明の一態様によれば、医療機器が移動されても医療機器から受信したデータを効率的かつ確実に送信先に送信することが可能な通信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る通信装置を用いた医療機器の遠隔監視システムの模式図である。
監視対象の医療機器の一例としてのAEDの機能構成例を示すブロック図である。
実施形態に係る通信装置の機能構成例を示すブロック図である。
実施形態に係る通信装置の動作に関するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定しない。また、実施形態には複数の特徴が記載されているが、その全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
以下では、実施形態に係る通信装置が対象とする医療機器がAEDであるものとする。しかし、実施形態に係る通信装置が対象とする医療機器は、スタンバイ状態において定期的に起動してセルフテスト処理を実行し、セルフテスト処理の結果を含むデータを一定期間に渡って周期的に外部に送信するように構成された任意の医療機器であってよい。
(【0011】以降は省略されています)
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