TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025075352
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186448
出願日2023-10-31
発明の名称通信装置およびその制御方法
出願人フクダ電子株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 52/02 20090101AFI20250508BHJP(電気通信技術)
要約【課題】消費電力を低減しつつ、医療機器が周期的に出力するデータを確実に受信し、外部装置に送信することが可能な通信装置を提供すること。
【解決手段】計時手段に基づいて、所定のデータを、一定時間ごとに第1の期間内で第1の周期で複数回繰り返して外部に送信するように構成された医療機器の通信を中継する通信装置である。通信装置は、医療機器と通信するための第1の通信手段と、医療機器とは異なる外部装置と通信するための第2の通信手段と、通信装置の動作を制御する制御手段とを有する。第1の通信手段および制御手段は、第2の周期ごとに第2の期間、医療機器の通信を受信可能な状態となる。通信装置は、第2の期間において第1の通信手段を通じて医療機器からの通信を受信すると、通信で得られた所定のデータに基づくデータを第2の通信手段を通じて外部装置に送信する。第2の周期および第2の期間は、医療機器の通信を第1の期間内に複数回受信できるように定められる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
計時手段に基づいて、所定のデータを、一定時間ごとに第1の期間内で第1の周期で複数回繰り返して外部に送信するように構成された医療機器の通信を中継する、通信装置であって、
前記医療機器と通信するための第1の通信手段と、
前記医療機器とは異なる外部装置と通信するための第2の通信手段と、
前記通信装置の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記第1の通信手段および前記制御手段は、第2の周期ごとに第2の期間、前記医療機器の通信を受信可能な状態となり、
前記制御手段は、前記第2の期間において前記第1の通信手段を通じて前記医療機器からの通信を受信すると、前記通信で得られた前記所定のデータに基づくデータを前記第2の通信手段を通じて前記外部装置に送信し、
前記第2の周期および前記第2の期間は、前記医療機器の前記通信を前記第1の期間内に複数回受信できるように定められる、
ことを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第2の期間は、前記第1の周期の2倍より大きく、前記第2の周期は、前記第1の期間の長さの1/2以下であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記第1の通信手段および前記制御手段は、前記第2の期間には第1のモードで動作し、前記第2の期間が終了すると前記第1のモードより消費電力が少ない第2のモードで動作することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記第2の通信手段は、前記所定のデータに基づくデータを前記外部装置に送信するときには第1のモードで動作し、送信が終了すると前記第1のモードよりも消費電力が少ない状態となることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記第1のモードよりも消費電力が少ない前記状態が、動作を停止している状態であることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
【請求項6】
前記制御手段のうち、前記第1の通信手段の動作を制御する第1の部分と、他の第2の部分とが、別個に第1のモードまたは前記第1のモードよりも消費電力が少ない第2のモードで動作可能であり、
前記第2の期間において、前記制御手段の前記第1の部分は前記第1のモードで、前記制御手段の前記第2の部分は前記第2のモードで動作し、
前記第2の期間において前記第1の通信手段を通じて前記医療機器からの通信を受信すると、前記制御手段の前記第2の部分が前記第1のモードでの動作に移行し、
前記制御手段の前記第2の部分は、前記通信で得られた前記所定のデータに基づくデータを前記第2の通信手段を通じて前記外部装置に送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
前記所定のデータは、前記医療機器のセルフテスト処理の結果に関するデータを含む、請求項1に記載の通信装置。
【請求項8】
前記医療機器が自動体外式除細動器(AED)であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項9】
計時手段に基づいて、所定のデータを、一定時間ごとに第1の期間内で第1の周期で複数回繰り返して外部に送信するように構成された医療機器の通信を中継する通信装置が実行する制御方法であって、
前記通信装置は、
医療機器と通信するための第1の通信手段と、
前記医療機器とは異なる外部装置と通信するための第2の通信手段と、を有し、
前記制御方法は、前記通信装置を、
第2の周期ごとに第2の期間、前記医療機器の通信を受信可能な状態にさせ、
前記第2の期間において前記第1の通信手段を通じて前記医療機器からの通信を受信した場合、前記通信で得られた前記所定のデータに基づくデータを前記第2の通信手段を通じて前記外部装置に送信する、
ように制御し、
前記第2の周期および前記第2の期間は、前記医療機器の前記通信を前記第1の期間内に複数回受信できるように定められる、
ことを特徴とする通信装置の制御方法。
【請求項10】
1つ以上のプロセッサを、請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置が有する制御手段として機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は通信装置およびその制御方法に関し、特には医療機器の通信を中継する通信装置およびその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
在宅医療に用いられる医療機器、自動体外式除細動器(AED)など、医療施設から離れた場所で用いられる医療機器は、動作状態を遠隔的に監視することが望ましい。そのため、医療機器の情報に関するデータを予め定められた送信先に送信するように構成された通信装置または中継ユニットが知られている(特許文献1)。
【0003】
医療施設から離れた場所で使用する医療機器には、定期的にセルフテスト処理を実行し、セルフテストの結果や医療機器の情報などを含んだデータを外部に出力するセルフテスト機能を有するものがある。通信装置がこのデータを中継して外部装置に送信するには、医療機器が出力するデータを確実に受信する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-175566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
セルフテスト機能を有する医療機器の電源が電池の場合、消費電力を低減するために、セルフテスト処理およびデータ出力の実行時だけ自動的に起動するように構成される場合がある。医療機器がデータを出力するタイミングを通信装置が知らない場合、データを確実に受信するため、通信装置を常に受信可能な状態に維持すると、通信機器の消費電力が増加する。医療機器が設置される環境には外部電源があるとは限らないため、通信機器の動作可能時間の短縮につながる消費電力の増加は望ましくない。
【0006】
また、通信装置を設置する際などに、医療機器のデータ送信タイミングに合わせて通信装置の起動周期を設定可能であったとしても、医療機器と通信装置とは別個の時計に基づいて動作しているため、時間の経過にしたがって通信装置の起動タイミングが医療機器のデータ送信タイミングに合わなくなり、データが正常に受信できなくなる恐れがある。
【0007】
したがって、本発明はその一態様において、消費電力を低減しつつ、医療機器が周期的に出力するデータを確実に受信し、外部装置に送信することが可能な通信装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明はその一態様において、計時手段に基づいて、所定のデータを、一定時間ごとに第1の期間内で第1の周期で複数回繰り返して外部に送信するように構成された医療機器の通信を中継する通信装置であって、医療機器と通信するための第1の通信手段と、医療機器とは異なる外部装置と通信するための第2の通信手段と、通信装置の動作を制御する制御手段と、を有し、第1の通信手段および制御手段は、第2の周期ごとに第2の期間、医療機器の通信を受信可能な状態となり、制御手段は、第2の期間において第1の通信手段を通じて医療機器からの通信を受信すると、通信で得られた所定のデータに基づくデータを第2の通信手段を通じて外部装置に送信し、第2の周期および第2の期間は、医療機器の通信を第1の期間内に複数回受信できるように定められる、ことを特徴とする通信装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
このような構成により、本発明の一態様によれば、消費電力を低減しつつ、医療機器が周期的に出力するデータを確実に受信し、外部装置に送信することが可能な通信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る通信装置を用いた医療機器の遠隔監視システムの模式図である。
監視対象の医療機器の一例としてのAEDの機能構成例を示すブロック図である。
第1実施形態に係る通信装置の機能構成例を示すブロック図である。
通信装置の動作モードと主要構成要素の動作状態との関係を示す図
監視対象の医療機器の動作タイミングと通信装置の動作モードとの関係例を示す図である。
第1実施形態に係る通信装置の動作に関するフローチャートである。
第2実施形態に係る通信装置の機能構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

フクダ電子株式会社
電子機器
10日前
フクダ電子株式会社
電子機器
10日前
フクダ電子株式会社
電子機器
10日前
フクダ電子株式会社
電子機器
10日前
フクダ電子株式会社
生体情報測定装置
10日前
フクダ電子株式会社
回路基板群の支持構造
10日前
フクダ電子株式会社
警告スコア画像形成装置、警告スコア画像形成方法及びプログラム
16日前
個人
音響装置
16日前
個人
携帯端末保持具
19日前
個人
防犯AIプラグイン
1か月前
個人
コメント配信システム
2か月前
個人
電気音響変換装置
2か月前
個人
テレビ会議拡張システム
1か月前
日本無線株式会社
音声通信方式
16日前
株式会社SEtech
撮像装置
2か月前
日本精機株式会社
投影システム
22日前
日本放送協会
無線通信装置
1か月前
キヤノン株式会社
通信装置
5日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3日前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
1か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
19日前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
9日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
個人
無線中継赤外線コピーリモコン
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
16日前
キヤノン電子株式会社
画像処理装置
2か月前
TOA株式会社
音響システム
1か月前
オムロン株式会社
スレーブ装置
1か月前
日本放送協会
映像伝送システム
18日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
18日前
リオン株式会社
電気機械変換器
3日前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
16日前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
10日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
1か月前
続きを見る