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公開番号2025074224
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2025032674,2020206425
出願日2025-03-03,2020-12-14
発明の名称電子レンジ用パウチ
出願人東洋製罐株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 81/34 20060101AFI20250502BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】加熱時において蒸気が抜け易く、内容物充填後の自動蒸気抜き機構を設けた部分の変形を防止し得る電子レンジ用パウチを提供すること。
【解決手段】平面視にて外形形状が矩形形状をなし、自動蒸気抜き機構120を備えた電子レンジ用パウチ100であって、自動蒸気抜き機構120は、蒸気開放部121と、蒸気開放部121の周囲を囲む蒸気抜きシール部125とを備え、蒸気抜きシール部125は、パウチの周縁シール部115における各辺の内端中央に接する内接楕円Eを想定したときに、内接楕円Eの周が収容部110の中心点Oに最も近い蒸気抜きシール部125のシール剥離開始部分Pの幅領域内もしくはシール剥離開始部分の近傍に位置されるように形成された構成とされる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
平面視にて外形形状が矩形形状をなし、自動蒸気抜き機構を備えた電子レンジ用パウチであって、
前記自動蒸気抜き機構は、蒸気開放部と、蒸気開放部の周囲を囲む蒸気抜きシール部とを備え、
前記蒸気抜きシール部は、パウチの周縁シール部における各辺の内端中央に接する内接楕円を想定したときに、前記内接楕円の周が収容部の中心点に最も近い前記蒸気抜きシール部のシール剥離開始部分の幅領域内もしくはシール剥離開始部分の近傍に位置されるように形成されていることを特徴とする電子レンジ用パウチ。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記蒸気抜きシール部は、前記シール剥離開始部分の外端が前記内接楕円の周に接するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項3】
前記蒸気抜きシール部は、前記周縁シール部と同等の大きさのシール強度を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項4】
前記蒸気抜きシール部は、前記周縁シール部に連続するように設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子レンジ用パウチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、重ねた積層フィルムを熱接着することにより袋状に成形され、加熱時に内部の蒸気を自動的に逃がす自動蒸気抜き機構を備えた電子レンジ用パウチに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、重ねた積層フィルムを熱接着することにより袋状に成形されたパウチ内に、調理済あるいは半調理済の食品を収容し、当該食品を食べる時に、電子レンジによって加熱調理する包装食品が市場に出回っている。
【0003】
このような電子レンジ用パウチでは、加熱時に内部の蒸気を自動的に逃がす自動蒸気抜き機構が一般的に設けられている。
自動蒸気抜き機構としては、重ねた積層フィルムの一部を熱接着して環状の蒸気抜きシール部を設け、蒸気抜きシール部の一部を剥離後退させ蒸気抜きをするものが知られている。
【0004】
このような自動蒸気抜き機構にあっては、蒸気抜きシール部の位置は、電子レンジによる加熱時の蒸気抜き易さや、充填後のパウチの変形に影響する。加熱時における周縁シール部のシール後退が大きいと、周縁シール部から破袋するおそれがある。また、充填後のパウチの変形が大きいと、充填設備での搬送、箱への挿入、外観などに悪影響が出る。
【0005】
例えば特許文献1には、パウチ収容部の中心点から最も近い蒸気抜きシール部の初期破断点が2つの短辺の周縁シール部内端中央に内接する円の円周上またはその内側に位置するように蒸気抜きシール部を形成することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4029590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1のように、蒸気抜きシール部を設けた場合であっても、蒸気抜きシール部の初期破断点の位置とパウチ収容部の中心点との距離が過大であると、蒸気抜きし難くなり周縁シール部にシール後退が発生してしまい、蒸気抜きシール部の初期破断点の位置とパウチ収容部の中心点との距離が過小であると、蒸気抜きはし易いが充填後のパウチの変形は大きくなってしまうことが明らかになった。
【0008】
本発明は、上述の問題点を解決するものであり、加熱時において蒸気が抜け易く、内容物充填後の自動蒸気抜き機構を設けた部分の変形を防止し得る電子レンジ用パウチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の電子レンジ用パウチは、平面視にて外形形状が矩形形状をなし、自動蒸気抜き機構を備えた電子レンジ用パウチであって、前記自動蒸気抜き機構は、蒸気開放部と、蒸気開放部の周囲を囲む蒸気抜きシール部とを備え、前記蒸気抜きシール部は、パウチの周縁シール部における各辺の内端中央に接する内接楕円を想定したときに、前記内接楕円の周が収容部の中心点に最も近い前記蒸気抜きシール部のシール剥離開始部分の幅領域内もしくはシール剥離開始部分の近傍に位置されるように形成された構成とすることにより、上記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0010】
本請求項1に係る発明によれば、蒸気抜きシール部が、パウチの周縁シール部における各辺の内端中央に接する内接楕円の周が収容部の中心点に最も近い蒸気抜きシール部のシール剥離開始部分の幅領域内もしくはシール剥離開始部分の近傍に位置されるように、形成されることにより、内容物充填後に内容物の圧力に起因して蒸気抜きシール部に反りが生じるなどの自動蒸気抜き機構を設けた部分の変形を抑制しながら、収容部の中心点側から広がる内圧の力に対して、周縁シール部を剥離させることなく、蒸気抜きシール部を剥離後退させて蒸気抜きを行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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