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公開番号
2025073745
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184784
出願日
2023-10-27
発明の名称
培養用組成物、これを用いた食用菌体の製造方法、食用菌体、及び食用菌体含有食品
出願人
白鶴酒造株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C12N
1/14 20060101AFI20250502BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】見た目、食感、風味、せん断力価、及び弾力性を満足させる食用菌体含有食品を得るための食用菌体、及びその製造のための培養用組成物などを提供すること。
【解決手段】酒粕の乾燥粉体を含み、前記酒粕の乾燥粉体のエタノール含量が5質量%以下である培養用組成物、前記培養用組成物を用いた食用菌体の製造方法、食用菌体、及び食用菌体含有食品である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酒粕の乾燥粉体を含み、
前記酒粕の乾燥粉体のエタノール含量が5質量%以下であることを特徴とする培養用組成物。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
食用菌体の培養用である、請求項1に記載の培養用組成物。
【請求項3】
前記食用菌体が麹菌である、請求項1に記載の培養用組成物。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の培養用組成物を用いて食用菌体を培養することを含むことを特徴とする食用菌体の製造方法。
【請求項5】
請求項4に記載の食用菌体の製造方法により得られることを特徴とする食用菌体。
【請求項6】
請求項5に記載の食用菌体を含み、
下記(条件1)で測定したときの、せん断時のピーク荷重が16N以上、又は下記(条件2)で測定したときの、弾力性が9N以上であることを特徴とする食用菌体含有食品。
(条件1)
試験装置:自動縦型サーボスタンド JSV-H1000(日本計測システム株式会社製)
試験種別:圧縮
試験動作:タワミ
接続治具:くさび圧子60度L30
試験速度:5mm/min
測定開始位置:荷重が確認された位置
測定範囲:20mm
保持時間:0sec
荷重上限:99.99N
下限位置:-10mm
上限位置:199.7mm
(条件2)
前記(条件1)における、「試験速度:5mm/min」を「20mm/min」に設定した以外は、前記(条件1)と同一
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、培養用組成物、これを用いた食用菌体の製造方法、食用菌体、及び食用菌体含有食品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、人口増加や環境変化に伴い、代替肉が注目されている。代替肉としては、大豆などの豆類、小麦などの穀物、麹菌などの菌類を使用したものなどが知られている。
麹菌などの菌類を使用したものとして、特許文献1には、麹菌を培養開始後、増殖した菌体を回収および洗浄する工程を含む、食肉代替用麹菌体の製造方法が記載されている。
【0003】
しかしながら、見た目、食感、風味、せん断力価、及び弾力性を満足させる食用菌体含有食品を得るための食用菌体、及びその製造のための培養用組成物などは知られておらず、その速やかな提供が強く求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-23172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、見た目、食感、風味、せん断力価、及び弾力性を満足させる食用菌体含有食品を得るための食用菌体、及びその製造のための培養用組成物などを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らが、前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、酒粕の乾燥粉体を含み、前記酒粕の乾燥粉体のエタノール含量が5質量%以下であることを特徴とする培養用組成物を用いることにより、見た目、食感、風味、せん断力価、及び弾力性を満足させる食用菌体含有食品を得るための食用菌体、及びその製造のための培養用組成物などが提供できることを知見した。
【0007】
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては以下のとおりである。即ち、
<1> 酒粕の乾燥粉体を含み、
前記酒粕の乾燥粉体のエタノール含量が5質量%以下であることを特徴とする培養用組成物である。
<2> 前記<1>に記載の培養用組成物を用いて食用菌体を培養することを含むことを特徴とする食用菌体の製造方法である。
<3> 前記<2>に記載の食用菌体の製造方法により得られることを特徴とする食用菌体である。
<4> 前記<3>に記載の食用菌体を含み、
下記(条件1)で測定したときの、せん断時のピーク荷重が16N以上、又は下記(条件2)で測定したときの、弾力性が9N以上であることを特徴とする食用菌体含有食品である。
(条件1)
試験装置:自動縦型サーボスタンド JSV-H1000(日本計測システム株式会社製)
試験種別:圧縮
試験動作:タワミ
接続治具:くさび圧子60度L30
試験速度:5mm/min
測定開始位置:荷重が確認された位置
測定範囲:20mm
保持時間:0sec
荷重上限:99.99N
下限位置:-10mm
上限位置:199.7mm
(条件2)
前記(条件1)における、「試験速度:5mm/min」を「20mm/min」に設定した以外は、前記(条件1)と同一
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、見た目、食感、風味、せん断力価、及び弾力性を満足させる食用菌体含有食品を得るための食用菌体、及びその製造のための培養用組成物などを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(培養用組成物)
前記培養用組成物は、酒粕の乾燥粉体を含み、さらに、その他の成分を含むことができる。
【0010】
<酒粕の乾燥粉体>
前記酒粕の乾燥粉体は、酒粕を乾燥して得られる。
前記乾燥粉体は、乾燥及び粉砕して得られるものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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