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公開番号2025073124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2025017784,2023517473
出願日2025-02-05,2022-04-21
発明の名称光照射システム、光照射装置、制御方法、および制御プログラム
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G16H 20/40 20180101AFI20250501BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】疼痛緩和の効果を与える。
【解決手段】本開示の一態様に係る光照射システムは、対象の眼に所定の波長帯の光を照射する照射部と、前記光の照度を示す照度情報を取得する照度情報取得部と、前記光の照度が所定の照度未満である場合、該対象の状態の変更を促す情報を出力する対象情報出力部と、を備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
対象の眼に所定の波長帯の光を照射する照射部と、
前記照射部に対向して位置し、前記光の照度を示す照度情報を取得する照度情報取得部と、
前記光の照度が所定の照度未満である場合、該対象の状態の変更を促す情報を出力する対象情報出力部と、を備える、
光照射システム。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記対象の状態の変更を促す情報は、該対象の顔の向きを前記照射部の方へ向けさせる情報、または、該対象の顔を前記照射部に近づけさせる情報である、
請求項1に記載の光照射システム。
【請求項3】
前記照度情報に基づいて、前記照射部から照射する前記光の強度を調整する照射制御部を備える、
請求項1または2に記載の光照射システム。
【請求項4】
前記照射部は、前記光を発する複数の発光素子を有し、
前記複数の発光素子は、配列されており、
照射制御部は、前記複数の発光素子の少なくとも1つを発光させる、請求項3に記載の光照射システム。
【請求項5】
前記照射制御部は、配列されている前記複数の発光素子のうち、発光させる数を制御することによって、前記照射部から照射する前記光の強度を調整する、請求項4に記載の光照射システム。
【請求項6】
前記照射制御部は、配列されている前記複数の発光素子のうち、発光させる発光素子の配置を制御することによって、発光している素子と、発光していない素子とから構成されるオブジェクトを前記照射部に表示する、請求項5に記載の光照射システム。
【請求項7】
前記光とは異なる光に含まれる、少なくとも前記所定の波長帯とは異なる波長帯の光の照度を減じる遮蔽機構をさらに備える、
請求項1に記載の光照射システム。
【請求項8】
前記照度情報に基づいて、前記光の照度が所定の照度以上である時間を照射時間として計測する時間計測部をさらに備え、
記照射時間の長さが、所定時間に達した場合に前記照射部の照射を終了させる、
請求項1に記載の光照射システム。
【請求項9】
前記所定の波長帯は、450~600nmである、
請求項8に記載の光照射システム。
【請求項10】
前記所定時間の長さは0.5時間以上8時間未満である、
請求項8または9に記載の光照射システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は光照射システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
眼には光受容能を有するものの、視覚機能に対する直接的な関連性を有さない、内因性光感受性網膜神経節細胞(iPRGC:intrinsically photosensitive retinal ganglion cell)等の神経節細胞が存在する。
【0003】
内因性光感受性網膜神経節細胞が光を受容すると、心身にさまざまな非視覚的な作用をもたらすことが知られている。例えば、青色の光に該当する波長帯の光を照射すると松果体のメラトニンの分泌量が抑制されることが知られている。また、非特許文献1には、緑色の光に該当する波長帯の光を8時間以上照射することで、急性および慢性の痛みが緩和されることが報告されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Mohab M. Ibrahima et, al.,「Long-lasting antinociceptive effects of green light in acute and chronic pain in rats」, Pain. Vol. 158,No.2, p.347-360, 2017.
【発明の概要】
【0005】
本開示の一態様に係る光照射システムは、対象の眼に所定の波長帯の光を照射する照射部と、前記照射部に対向して位置し、前記光の照度を示す照度情報を取得する照度情報取得部と、前記光の照度が所定の照度未満である場合、該対象の状態の変更を促す情報を出力する対象情報出力部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本開示の実施形態1係る光照射システムの構成例を示す外観図である。
本開示の実施形態1に係る光照射システムの要部構成の一例を示すブロック図である。
本開示の実施形態1に係る光照射システムが行う処理の流れを示すフローチャートである。
本開示の実施形態2に係る光照射システムの構成例を示す外観図である。
本開示の実施形態2に係る光照射システムの要部構成の一例を示すブロック図である。
提示部に提示される提示画面の一例を示す。
提示部に提示される提示画面の一例を示す。
通信機器の画面に表示される、処置予定情報の一例である。
実施形態3に係る光照射システムの構成例を示す斜視図である。
本開示の実施形態4に係る光照射システムの構成例を示す外観図である。
本開示の実施形態4に係る光照射システムの要部構成の一例を示すブロック図である。
複数の発光素子が配列されている照射部の一例を示す図である。
複数の発光素子が配列されている照射部の一例を示す図である。
照射部に表示されるオブジェクトの一例を示す図である。
本開示の実施形態4に係る光照射システムが行う制御方法の流れを示すフローチャートである。
本開示の実施形態5に係る光照射システムの要部構成の一例を示すブロック図である。
本開示の実施形態5に係る光照射システムが行う制御方法の流れを示すフローチャートである。
光照射試験のスケジュールを示す図である。
鎮痛試験の結果を示すグラフである。
血中エンケファリン濃度分析の結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
〔実施形態1〕
以下、本開示の一実施形態について詳細に説明する。
【0008】
(光照射システム100の構成)
本開示の一態様に係る光照射システム100の構成について、図1および図2を用いて説明する。図1は、本開示の一態様に係る光照射システム100の構成例を示す図である。図2は、本開示の実施形態1に係る光照射システム100の要部構成の一例を示すブロック図である。
【0009】
光照射システム100は、対象の身体の所定の部位に所定の波長帯の照射光を照射するための装置である光照射装置1を備えている。光照射装置1は、設置型の装置であってもよいし、ウェアラブル装置であってもよい。本明細書では、照射光を照射する対象が人間である場合を例に挙げて説明するが、これに限定されない。例えば、犬、猫、ウサギ、モルモット、ラット等を含むさまざまな動物が、照射光を照射される対象となり得る。
【0010】
光照射する対象の身体の所定の部位は、疼痛緩和の効果が得られればどの部位でもよいが、本開示では、例えば、対象の眼に光を照射している。また、光を照射する所定の部位は、例えば、耳であってもよい。対象の耳に光照射する場合、光照射装置1は、例えば、対象の耳孔に挿入して使用されるイヤホン型であってもよい。また、イヤホン型の光照射装置1は、対象の外耳道を通じて鼓膜に向けて光照射してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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