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公開番号2025072768
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023183074
出願日2023-10-25
発明の名称照明システム及び照明システムの制御方法
出願人コイト電工株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類H05B 47/19 20200101AFI20250501BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】無線で複数の灯具のネットワーク識別符号の設定をすることができる照明システム及び照明システムの制御方法を提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係る照明システムは、複数の灯具と、制御装置と、を具備する。複数の灯具の各灯具はそれぞれ、第1のネットワーク識別符号を記憶する記憶部と、制御装置から送信された変更指示に基づいて記憶部に記憶されている第1のネットワーク識別符号を第2のネットワーク識別符号に変更する変更部とを有し、制御装置は、変更指示を複数の灯具に送信する第1の送信部を有し、変更指示は、記憶部に第1のネットワーク識別符号が記憶されている場合、第1のネットワーク識別符号を第2のネットワーク識別符号に変更させる指示である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数の灯具と、前記複数の灯具を制御する制御装置とを具備する照明システムであって、
前記複数の灯具の各灯具はそれぞれ、第１のネットワーク識別符号を記憶する記憶部と、前記制御装置から送信された変更指示に基づいて前記記憶部に記憶されている前記第１のネットワーク識別符号を第２のネットワーク識別符号に変更する変更部とを有し、
前記制御装置は、前記変更指示を前記複数の灯具に送信する第１の送信部を有し、前記変更指示は、前記記憶部に第１のネットワーク識別符号が記憶されている場合、前記第１のネットワーク識別符号を前記第２のネットワーク識別符号に変更させる指示である
照明システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
複数の灯具と、前記複数の灯具を制御する制御装置とを具備する照明システムであって、
前記複数の灯具の各灯具はそれぞれ、第２のネットワーク識別符号を記憶する記憶部と、前記記憶部に第１のネットワーク識別符号が記憶されている場合、前記制御装置から送信された変更指示に基づいて前記第１のネットワーク識別符号を第２のネットワーク識別符号に変更する変更部とを有し、
前記制御装置は、前記変更指示を前記複数の灯具に送信する第１の送信部を有し、前記変更指示は、前記記憶部に第１のネットワーク識別符号が記憶されている場合、前記第１のネットワーク識別符号を前記第２のネットワーク識別符号に変更させる指示である
照明システム。
【請求項３】
請求項１又は２に記載の照明システムであって、
前記制御装置は、前記変更指示の送信後、前記複数の灯具に前記記憶部に前記第２のネットワーク識別符号を記憶したかどうかを確認する確認信号を送信する第２の送信部と、前記確認信号を前記複数の灯具が受信した場合に前記複数の灯具から出力される前記第２のネットワーク識別符号を記憶したことに関する情報を含む応答信号を受信する受信部と、をさらに有する
照明システム。
【請求項４】
請求項３に記載の照明システムであって、
前記制御装置は、前記受信部によって前記応答信号を受信した場合、前記複数の灯具の識別符号を前記第２のネットワーク識別符号に変更させる操作を行う制御部をさらに有し、
前記変更部は、前記制御部の前記操作に基づいて前記複数の灯具の前記識別符号を前記第２のネットワーク識別符号に変更する
照明システム。
【請求項５】
請求項４に記載の照明システムであって、
前記制御部は、前記受信部によって前記応答信号を受信した場合、前記複数の灯具を再起動させ、
前記変更部は、前記制御部によって前記複数の灯具が再起動したときに前記複数の灯具の前記識別符号を前記第２のネットワーク識別符号に変更する
照明システム。
【請求項６】
請求項１に記載の照明システムであって、
前記ネットワーク識別符号はＰＡＮＩＤを含む
照明システム。
【請求項７】
請求項１に記載の照明システムであって、
前記複数の灯具および前記制御装置は、鉄道車両に設けられる
照明システム。
【請求項８】
第１のネットワーク識別符号を記憶する記憶部を有する複数の灯具に対して、識別符号を第２のネットワーク識別符号に変更する変更指示を送信し、
前記変更指示に基づいて前記複数の灯具は、前記記憶部に記憶されている前記第１のネットワーク識別符号を前記第２のネットワーク識別符号に変更する
照明システムの制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、鉄道車両等の照明装置に適用可能な照明システム及び照明システムの制御方法に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、鉄道車両等に配置される複数の灯具には、車両室内を照らすための室内灯や室内灯が不点の時に使用される予備灯などがあり、その各々に異なる調光率の制御が求められることがある。
【０００３】
例えば、特許文献１には、鉄道車両の客室内の天井側に配置される一般灯光源や予備灯光源の調光等の点灯制御が、制御装置から出力される各種信号によって実行される。これらの一般灯光源や予備灯光源は、各種信号を送受信可能なように制御装置と接続されている。
【０００４】
このように、親機である制御装置と子機である複数の灯具との信号の送受信は有線で行われることがある。同様に、親機と子機との信号の送受信が無線で行われる場合もあり、この場合、他の線路を走行する別車両とネットワークを区別する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１９－１６９４９９公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
このような無線通信の場合、従来、灯具のネットワーク識別符号の設定を一つずつ作業員が設定していたが、車両に設置される灯具の数が多いため、時間がかかるという問題があった。
【０００７】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、無線で複数の灯具のネットワーク識別符号の設定をすることができる照明システム及び照明システムの制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一形態に係る照明システムは、複数の灯具と、上記複数の灯具を制御する制御装置とを具備する照明システムであって、
上記複数の灯具の各灯具はそれぞれ、第１のネットワーク識別符号を記憶する記憶部と、上記制御装置から送信された変更指示に基づいて上記記憶部に記憶されている上記第１のネットワーク識別符号を第２のネットワーク識別符号に変更する変更部とを有し、
上記制御装置は、上記変更指示を上記複数の灯具に送信する第１の送信部を有し、上記変更指示は、上記記憶部に第１のネットワーク識別符号が記憶されている場合、上記第１のネットワーク識別符号を上記第２のネットワーク識別符号に変更させる指示である。
【０００９】
上記照明システムによれば、制御装置は、第１のネットワーク識別符号を有する複数の灯具に対して、識別符号を第２のネットワーク識別符号に変更する変更指示を送信し、複数の灯具は、上記変更指示に基づいて上記記憶部に記憶されている上記第１のネットワーク識別符号を上記第２のネットワーク識別符号に変更する。これにより、無線で複数の灯具のネットワーク識別符号を設定することが可能となり、ネットワーク識別符号を設定する作業効率を向上させることができる。
【００１０】
上記目的を達成するため、本発明に係る照明システムは、複数の灯具と、上記複数の灯具を制御する制御装置とを具備する照明システムであって、
上記複数の灯具の各灯具はそれぞれ、第２のネットワーク識別符号を記憶する記憶部と、上記記憶部に第１のネットワーク識別符号が記憶されている場合、上記制御装置から送信された変更指示に基づいて上記第１のネットワーク識別符号を第２のネットワーク識別符号に変更する変更部とを有し、
上記制御装置は、上記変更指示を上記複数の灯具に送信する第１の送信部を有し、上記変更指示は、上記記憶部に第１のネットワーク識別符号が記憶されている場合、上記第１のネットワーク識別符号を前記第２のネットワーク識別符号に変更させる指示である。
（【００１１】以降は省略されています）

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