TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025072539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2025018398,2023110920
出願日2025-02-06,2018-08-10
発明の名称時間領域ステレオパラメータ符号化方法および関連製品
出願人華為技術有限公司,HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人個人,個人
主分類G10L 19/008 20130101AFI20250430BHJP(楽器;音響)
要約【課題】符号化および復号の品質を改善する、時間領域ステレオパラメータ符号化方法および関連製品を提供する。
【解決手段】時間領域ステレオパラメータ符号化方法は、現在のフレームのチャネル結合スキームを判定するステップと、現在のフレームのチャネル結合スキームに基づいて現在のフレームの時間領域ステレオパラメータを判定するステップと、チャネル結合比係数およびチャネル間時間差分のうちの少なくとも一方を含む現在のフレームの判定された時間領域ステレオパラメータを符号化するステップと、を含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
現在のフレームのチャネル結合スキームを判定するステップと、
前記現在のフレームの前記チャネル結合スキームに基づいて前記現在のフレームの時間領域ステレオパラメータを判定するステップと、
前記現在のフレームの前記判定された時間領域ステレオパラメータを符号化するステップであって、前記時間領域ステレオパラメータがチャネル結合比係数およびチャネル間時間差分のうちの少なくとも一方を含む、ステップと
を含む、時間領域ステレオパラメータ符号化方法。
続きを表示(約 3,800 文字)【請求項2】
前記現在のフレームの前記チャネル結合スキームが複数のチャネル結合スキームのうちの1つであり、前記複数のチャネル結合スキームが反相関信号チャネル結合スキームおよび相関信号チャネル結合スキームを含み、前記相関信号チャネル結合スキームが略同相信号に対応するチャネル結合スキームであり、前記反相関信号チャネル結合スキームが略非同相信号に対応するチャネル結合スキームである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記現在のフレームの前記チャネル結合スキームが前記相関信号チャネル結合スキームであると判定された場合、前記現在のフレームの前記時間領域ステレオパラメータは、前記現在のフレームの前記相関信号チャネル結合スキームに対応する時間領域ステレオパラメータであり、前記現在のフレームの前記チャネル結合スキームが前記反相関信号チャネル結合スキームであると判定された場合、前記現在のフレームの前記時間領域ステレオパラメータは、前記現在のフレームの前記反相関信号チャネル結合スキームに対応する時間領域ステレオパラメータである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記現在のフレームの前記チャネル結合スキームに基づいて前記現在のフレームの時間領域ステレオパラメータを判定する前記ステップが、
前記現在のフレームの左チャネル信号および右チャネル信号に基づいて前記現在のフレームの参照チャネル信号を取得するステップと、
前記現在のフレームの前記左チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の振幅相関パラメータを計算するステップと、
前記現在のフレームの前記右チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の振幅相関パラメータを計算するステップと、
前記現在のフレームの前記左チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記振幅相関パラメータおよび前記現在のフレームの前記右チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記振幅相関パラメータに基づいて、前記現在のフレームの前記左右のチャネル信号間の振幅相関差分パラメータを計算するステップと、
前記現在のフレームの前記左右のチャネル信号間の前記振幅相関差分パラメータに基づいて、前記現在のフレームの前記反相関信号チャネル結合スキームに対応するチャネル結合比係数を計算するステップとを含む、請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
JPEG
2025072539000138.jpg
82
170
であり、
mono_i(n)は前記現在のフレームの前記参照チャネル信号を示し、
x’
L
(n)は前記現在のフレームの遅延アライメント処理を受けた左チャネル信号を示し、x’
R
(n)は前記現在のフレームの遅延アライメント処理を受けた右チャネル信号を示し、corr_LMは前記現在のフレームの前記左チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記振幅相関パラメータを示し、corr_RMは前記現在のフレームの前記右チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記振幅相関パラメータを示す、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記現在のフレームの前記左チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記振幅相関パラメータおよび前記現在のフレームの前記右チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記振幅相関パラメータに基づいて、前記現在のフレームの前記左右のチャネル信号間の振幅相関差分パラメータを計算する前記ステップが、
前記現在のフレームの遅延アライメント処理を受けた前記左チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記振幅相関パラメータに基づいて、前記現在のフレームの前記左チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の長時間平滑化振幅相関パラメータを計算するステップと、前記現在のフレームの遅延アライメント処理を受けた前記右チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記振幅相関パラメータに基づいて、前記現在のフレームの前記右チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の長時間平滑化振幅相関パラメータを計算するステップと、
前記現在のフレームの前記左チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記長時間平滑化振幅相関パラメータおよび前記現在のフレームの前記右チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記長時間平滑化振幅相関パラメータに基づいて、前記現在のフレームの前記左右のチャネル間の前記振幅相関差分パラメータを計算するステップとを含む、請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
tdm_lt_corr_LM_SM
cur
=α*tdm_lt_corr_LM_SM
pre
+(1-α)corr_LMであり、
tdm_lt_rms_L_SM
cur
=(1-A)*tdm_lt_rms_L_SM
pre
+A*rms_Lであり、Aは前記現在のフレームの前記左チャネル信号の長時間平滑化フレームエネルギーの更新係数を示し、tdm_lt_rms_L_SM
cur
は前記現在のフレームの前記左チャネル信号の前記長時間平滑化フレームエネルギーを示し、rms_Lは前記現在のフレームの前記左チャネル信号のフレームエネルギーを示し、tdm_lt_corr_LM_SM
cur
は前記現在のフレームの前記左チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記長時間平滑化振幅相関パラメータを示し、tdm_lt_corr_LM_SM
pre
は前のフレームの左チャネル信号と参照チャネル信号との間の長時間平滑化振幅相関パラメータを示し、αは左チャネル平滑化係数を示し、
tdm_lt_corr_RM_SM
cur
=β*tdm_lt_corr_RM_SM
pre
+(1-β)corr_LMであり、
tdm_lt_rms_R_SM
cur
=(1-B)*tdm_lt_rms_R_SM
pre
+B*rms_Rであり、Bは前記現在のフレームの前記右チャネル信号の長時間平滑化フレームエネルギーの更新係数を示し、tdm_lt_rms_R_SM
pre
は前記現在のフレームの前記右チャネル信号の前記長時間平滑化フレームエネルギーを示し、rms_Rは前記現在のフレームの前記右チャネル信号のフレームエネルギーを示し、tdm_lt_corr_RM_SM
cur
は前記現在のフレームの前記右チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記長時間平滑化振幅相関パラメータを示し、tdm_lt_corr_RM_SM
pre
は前記前のフレームの右チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の長時間平滑化振幅相関パラメータを示し、βは右チャネル平滑化係数を示す、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
diff_lt_corr=tdm_lt_corr_LM_SM-tdm_lt_corr_RM_SMであり、ここで
tdm_lt_corr_LM_SMは、前記現在のフレームの前記左チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記長時間平滑化振幅相関パラメータを示し、tdm_lt_corr_RM_SMは、前記現在のフレームの前記右チャネル信号と前記参照チャネル信号との間の前記長時間平滑化振幅相関パラメータを示し、diff_lt_corrは、前記現在のフレームの前記左右のチャネル信号間の前記振幅相関差分パラメータを示す、請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
前記現在のフレームの前記左右のチャネル信号間の前記振幅相関差分パラメータに基づいて、前記現在のフレームの前記反相関信号チャネル結合スキームに対応するチャネル結合比係数を計算する前記ステップが、
前記現在のフレームの前記左右のチャネル信号間のものであり、かつマッピング処理を受けた振幅相関差分パラメータの値の範囲が[MAP_MIN,MAP_MAX]となり得るように、前記現在のフレームの前記左右のチャネル信号間の前記振幅相関差分パラメータに対して前記マッピング処理を実行するステップと、前記左右のチャネル信号間のものであり、かつ前記マッピング処理を受けた前記振幅相関差分パラメータを前記チャネル結合比係数に変換するステップとを含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記現在のフレームの前記左右のチャネル信号間の前記振幅相関差分パラメータに対してマッピング処理を実行する前記ステップが、前記現在のフレームの前記左右のチャネル信号間の前記振幅相関差分パラメータに対して振幅制限を実行するステップと、前記現在のフレームの前記左右のチャネル信号間の振幅制限された振幅相関差分パラメータに対してマッピング処理を実行するステップとを含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、オーディオ符号化および復号技術の分野に関し、詳細には、時間領域ステレオパラメータ符号化方法および関連製品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
生活の質が向上するにつれて、高品質のオーディオに対する人々の要求が高まっている。モノラルオーディオと比較して、ステレオオーディオは様々な音源に関する方向感覚と分布感覚とを備えており、鮮明さ、明瞭さ、および情報の存在感を向上させることができ、そのために人々に人気がある。
【0003】
パラメトリックステレオ符号化および復号技術では、ステレオ信号がモノラル信号および空間知覚パラメータに変換され、マルチチャネル信号が圧縮される。これは一般的なステレオ符号化および復号技術である。しかしながら、パラメトリックステレオ符号化および復号技術では、通常、空間知覚パラメータを周波数領域で抽出し、時間-周波数変換を実行する必要があるため、コーデック全体の遅延は比較的大きくなる。したがって、遅延の要件が比較的厳しい場合は、時間領域ステレオ符号化技術の方が適している。
【0004】
従来の時間領域ステレオ符号化技術では、信号が、時間領域の2つのモノラル信号を取得するためにダウンミックスされる。例えば、MS符号化技術では、Midチャネル(Mid channel)信号およびSideチャネル(Side channel)信号を取得するために、左右のチャネル信号が最初にダウンミックスされる。例えば、Lは左チャネル信号を示し、Rは右チャネル信号を示す。この場合、Mid channel信号は0.5×(L+R)であり、Mid channel信号は左チャネルと右チャネルとの間の相関に関する情報を示し、Side channel信号は0.5×(L-R)であり、Side channel信号は、左チャネルと右チャネルとの差に関する情報を示す。次に、Mid channel信号とSide channel信号とは、モノラル符号化方法を使用することにより別々に符号化され、Mid channel信号はより多くのビット数を使用することにより通常符号化され、Side channel信号はより少ないビット数を使用することにより通常符号化される。
【0005】
本出願の発明者は、従来の時間領域ステレオ符号化技術が使用されると、プライマリ信号のエネルギーが極端に小さくなる、またはエネルギーが失われることさえあり、最終的な符号化品質が低下する場合があることを研究および実践により見出した。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の実施形態は、時間領域ステレオパラメータ符号化方法および関連製品を提供する。
【0007】
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、時間領域ステレオパラメータ符号化方法を提供する。本方法は、現在のフレームのチャネル結合スキームを判定するステップと、現在のフレームのチャネル結合スキームに基づいて現在のフレームの時間領域ステレオパラメータを判定するステップと、現在のフレームの判定された時間領域ステレオパラメータを符号化するステップであって、時間領域ステレオパラメータがチャネル結合比係数およびチャネル間時間差分のうちの少なくとも一方を含む、ステップとを含む。
【0008】
本出願の実施形態は、時間領域ステレオパラメータ判定方法をさらに提供する。本方法は、現在のフレームのチャネル結合スキームを判定するステップと、現在のフレームのチャネル結合スキームに基づいて現在のフレームの時間領域ステレオパラメータを判定するステップであって、時間領域ステレオパラメータがチャネル結合比係数およびチャネル間時間差分のうちの少なくとも一方を含む、ステップとを含み得る。
【0009】
現在のフレームのステレオ信号は、例えば、現在のフレームの左右のチャネル信号を含む。
【0010】
現在のフレームのチャネル結合スキームは、複数のチャネル結合スキームのうちの1つである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

華為技術有限公司
ビームフォーミングの技法
16日前
華為技術有限公司
時間領域ステレオパラメータ符号化方法および関連製品
27日前
華為技術有限公司
マルチレイヤービデオビットストリームにおける不要なレイヤーの禁止
2日前
華為技術有限公司
薄膜トランジスタおよび製造方法、メモリおよび製造方法、ならびに電子デバイス
6日前
華為技術有限公司
空間再利用パラメータを指示し空間再利用パラメータフィールドを決定する方法および装置
9日前
個人
メガホン
17日前
個人
リアルタイム翻訳システム
1か月前
個人
グランドピアノの鍵盤支持構造
3日前
個人
10デジタルサラウンドラジオ
1か月前
個人
音鳴らし具
7日前
合同会社Bootstrap
弦楽器
14日前
三井化学株式会社
遮音構造体
22日前
三井化学株式会社
遮音構造体
1か月前
個人
補助譜面台及び補助譜面台セット
6日前
株式会社イノアックコーポレーション
防音材
8日前
三菱電機株式会社
吸音体
16日前
旭化成株式会社
内装吸音材
17日前
ヤマハ株式会社
情報処理方法
15日前
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
28日前
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
28日前
トヨタ自動車株式会社
音声制御装置
1か月前
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
28日前
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
28日前
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
28日前
矢崎総業株式会社
車両用対話システム
28日前
ヤマハ株式会社
情報処理方法
15日前
トヨタ自動車株式会社
音声出力装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
1か月前
株式会社第一興商
カラオケ装置
24日前
ヤマハ株式会社
鍵盤楽器
1か月前
ヤマハ株式会社
鍵盤装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
車両
16日前
ヤマハ株式会社
管楽器用部品及び管楽器
2日前
株式会社しくみ
音声翻訳プログラム
1か月前
日本放送協会
音声認識装置およびプログラム
28日前
学校法人 工学院大学
音響拡散パネル
23日前
続きを見る