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公開番号
2025070100
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180179
出願日
2023-10-19
発明の名称
水中油型組成物
出願人
株式会社 資生堂
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/39 20060101AFI20250424BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】経時安定性、洗浄力、すすぎの速さに優れた水中油型組成物の提供。
【解決手段】 第1、第2および第3の非イオン性界面活性剤の組み合わせを含むラメラゲル相と、エステル油を含む油相と、水相と、を含む水中油型組成物。第1の非イオン性界面活性剤は親水部の両側に疎水部を有するものであり、第2の非イオン性界面活性剤は末端に親水部を有するものであり、第3の非イオン性界面活性剤はグリセリンエステルなどである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第1、第2および第3の非イオン性界面活性剤の組み合わせを含むラメラゲル相と、
エステル油を含む油相と、
水相と、を含む水中油型組成物であって、
ここで、
(I)第1の非イオン性界面活性剤は、式(1):
JPEG
2025070100000019.jpg
10
67
(式中、
R
1a
は、それぞれ独立に炭素数16~24の直鎖アシル基または直鎖アルキル基であり、
R
1b
は、炭素数2~4のアルキレン基であり、
n1bは4~15の整数である)
で表されるものであり、
(II)第2の非イオン性界面活性剤は、HLB7~15であり、式(2-1)~(2-3):
JPEG
2025070100000020.jpg
10
71
(式中、
R
2a
は、炭素数16~24の直鎖アシル基または直鎖アルキル基であり、
R
2b
は、炭素数2~4のアルキレン基であり、
n2bは5~20の整数である)
JPEG
2025070100000021.jpg
24
70
(式中、
R
2c
は、炭素数16~24の直鎖アシル基または直鎖アルキル基であり、
R
2d
は、それぞれ独立に炭素数2~4のアルキレン基であり、
n2dは、それぞれ独立に1以上の整数であり、すべてのn2dの合計は5~20である)
JPEG
2025070100000022.jpg
34
104
(式中、
R
2e
は、それぞれ独立に炭素数2~4のアルキレン基であり、
n2eは、それぞれ独立に1以上の整数であり、すべてのn2dの合計は5~30であり、
R
2f
は、炭素数16~24の直鎖アシル基または直鎖アルキル基である)
のいずれかで表されるものであり、
(III)第3の非イオン性界面活性剤は、HLBが6~19であり、式(3-1):
JPEG
2025070100000023.jpg
36
70
(式中、
R
3a
は、それぞれ独立に、炭素数2~4のアルキレン基であり、
n3aはそれぞれ独立に1以上の整数であり、3つのn3aの合計は8~90であり、
R
3b
は、それぞれ独立に水素または炭素数16~24のアシル基またはアルキル基であり、R
3b
の少なくとも一つは水素ではない)
で表されるものであるか、またはHLB7~15であり、式(3-2):
JPEG
2025070100000024.jpg
43
104
(式中、
R
3c
は、それぞれ独立に、炭素数2~4のアルキレン基であり、
n3cはそれぞれ独立に1以上の整数であり、3つのn3cの合計は10~100であり、
R
3d
は、それぞれ独立に、炭素数8~12のアルキレン基であり、
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
第1の非イオン性界面活性剤、第2の非イオン性界面活性剤、および第3の非イオン性界面活性剤が前記ラメラゲル相の少なくとも一部を構成している、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記油相は前記ラメラゲル相によって乳化されている、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
第1の非イオン性界面活性剤、第2の非イオン性界面活性剤、および第3の非イオン性界面活性剤の含有率は、組成物の総質量を基準として、それぞれ0.5~10.0質量%、1.8~3.6質量%、および2.0~20質量%である、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項5】
第2の非イオン性界面活性剤の含有量に対する第1の非イオン性界面活性剤の含有量の比が0.4~4である、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項6】
第2の非イオン性界面活性剤の含有量に対する第3の非イオン性界面活性剤の含有量の比が1~14である、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項7】
第1の非イオン性界面活性剤が、n1bが4~8のジステアリン酸ポリエチレングリコールである、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項8】
前記ラメラゲル相が、第2の非イオン性界面活性剤および第3の非イオン性界面活性剤からなる群から選択される、1種の非イオン性界面活性剤単独で形成されたラメラゲル相よりも高い共融点および融解エンタルピーを有する、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項9】
第1の非イオン性界面活性剤、第2の非イオン性界面活性剤、および第3の非イオン性界面活性剤のHLB加重平均が6~10である、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項10】
前記油相が、前記油相の質量に対して50質量%以上の、分子量400以下の油性成分を含む、請求項1または2に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中油型組成物に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、化粧品、医薬部外品、医薬品などの皮膚外用剤の乳化安定性を保つ目的で高級脂肪族アルコールや高級脂肪酸と親水性界面活性剤が形成するラメラゲル(αゲル)を用いたラメラゲル含有皮膚外用剤が用いられてきた。例えば、メークアップ化粧料を洗浄するための洗浄料には粘性の低い低分子量の油性成分が適しているが、低分子量の油性成分は界面活性剤も溶解しやすいという特性がある。このため、水中油型組成物において、低分子量の油性成分を乳化した場合には安定性が不十分となることがある。
【0003】
そこで、油性成分を高い含有率で配合することができ、また乳化安定性が高いラメラゲル含有組成物を用いることが検討されている(例えば特許文献1)。
【0004】
しかし、本発明者らの検討によれば、ラメラゲル含有組成物は洗浄力やすすぎの速さの点でさらなる改良の余地があることが分かった。そこで、従来知られているラメラゲルを用いた組成物について、洗浄力やすすぎの速さを改善することが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際特許公開第2023/042687号公報
【発明の概要】
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]
第1、第2および第3の非イオン性界面活性剤の組み合わせを含むラメラゲル相と、
10質量%~50質量%のエステル油を含む油相と、
水相と、を含む水中油型組成物であって、
ここで、
(I)第1の非イオン性界面活性剤は、式(1):
JPEG
2025070100000001.jpg
10
67
(式中、
R
1a
は、それぞれ独立に炭素数16~24の直鎖アシル基または直鎖アルキル基であり、
R
1b
は、炭素数2~4のアルキレン基であり、
n1bは4~15の整数である)
で表されるものであり、
(II)第2の非イオン性界面活性剤は、HLB7~15であり、式(2-1)~(2-3):
JPEG
2025070100000002.jpg
10
71
(式中、
R
2a
は、炭素数16~24の直鎖アシル基または直鎖アルキル基であり、
R
2b
は、炭素数2~4のアルキレン基であり、
n2bは5~20の整数である)
JPEG
2025070100000003.jpg
24
70
(式中、
R
2c
は、炭素数16~24の直鎖アシル基または直鎖アルキル基であり、
R
2d
は、それぞれ独立に炭素数2~4のアルキレン基であり、
n2dは、それぞれ独立に1以上の整数であり、すべてのn2dの合計は5~20である)
JPEG
2025070100000004.jpg
34
104
(式中、
R
2e
は、それぞれ独立に炭素数2~4のアルキレン基であり、
n2eは、それぞれ独立に1以上の整数であり、すべてのn2dの合計は5~30であり、
R
2f
は、炭素数16~24の直鎖アシル基または直鎖アルキル基である)
のいずれかで表されるものであり、
(III)第3の非イオン性界面活性剤は、HLBが6~19であり、式(3-1):
JPEG
2025070100000005.jpg
36
70
(式中、
R
3a
は、それぞれ独立に、炭素数2~4のアルキレン基であり、
n3aはそれぞれ独立に1以上の整数であり、3つのn3aの合計は8~90であり、
R
3b
は、それぞれ独立に水素または炭素数16~24のアシル基またはアルキル基であり、R
3b
の少なくとも一つは水素ではない)
で表されるものであるか、またはHLB7~15であり、式(3-2):
JPEG
2025070100000006.jpg
43
104
(式中、
R
3c
は、それぞれ独立に、炭素数2~4のアルキレン基であり、
n3cはそれぞれ独立に1以上の整数であり、3つのn3cの合計は10~100であり、
【0007】
本発明によれば、経時安定性、洗浄力、およびすすぎの速さが完全された水中油型組成物が提供される。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0008】
本発明による水中油型組成物(以下、「組成物」ということがある)は、第1、第2および第3の非イオン性界面活性剤の組み合わせを含むラメラゲル相と、
10質量%~50質量%のエステル油を含む油相と、
水相と、を含む。以下、各成分について説明する。
【0009】
なお、「ラメラゲル相」とは、親水性界面活性剤が水との共存下で形成するラメラ状の2分子膜からなる会合体で形成されたゲル状物質のことである。ただし、一般的には、高級脂肪族アルコールと親水性界面活性剤が水中で形成する会合体で、α型構造(福島正二著「セチルアルコールの物理化学」フレグランスジャーナル社)をとるゲルをラメラゲルと称している。
【0010】
ラメラゲル相の形成は、X線散乱パターンの解析により確認することができる。例えば、小角領域に長面間隔に対応する複数のピークが得られ、且つ、広角領域(散乱ベクトルq=1.5nm
-1
)に鋭い単一ピークが得られた場合に、ラメラゲル相が形成されていると判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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