TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025069759
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179677
出願日
2023-10-18
発明の名称
通電部材、及び電線
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01B
7/42 20060101AFI20250423BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】導体そのものの発する熱を利用して導体の温度上昇を抑制できる通電部材及び電線を提供する。
【解決手段】通電部材は、バスバ1と、バスバの発熱面に吸熱面3Aを接触させると共に放熱面3Bを外気に臨ませて導体1上に載置され、吸熱面と放熱面の温度差により発電する熱電素子3と、熱電素子の発電した電力により駆動されて、冷却風Sを、バスバと外装材2との間に確保した流路に流通させてバスバを冷却する冷却ファン4と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導体と、
前記導体の発熱面に吸熱面を接触させると共に放熱面を外気に臨ませて前記導体に載置され、前記吸熱面と前記放熱面の温度差により発電する熱電素子と、
前記熱電素子の発電した電力により駆動されて冷媒を流動させ、冷媒の流動により前記導体を冷却する冷媒流動手段と、
を備える、
通電部材。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記熱電素子の放熱面にヒートシンクが配置されている、
請求項1に記載の通電部材。
【請求項3】
前記冷媒が空気であり、前記冷媒流動手段が、冷却風を流通させる冷却ファンである、
請求項1に記載の通電部材。
【請求項4】
前記導体を覆う外装材を備え、前記導体と前記外装材との間に前記冷却風の流れる流路が形成されている、
請求項3に記載の通電部材。
【請求項5】
前記熱電素子から離れた位置に、当該熱電素子から離れた位置の前記導体を空冷する冷却ファンが配置されている、
請求項3に記載の通電部材。
【請求項6】
前記導体と前記冷却ファンとの間に、前記導体の熱を吸収して外気に放出するヒートシンクが配置され、このヒートシンクの冷却フィンに冷却風を流通させるように前記冷却ファンが設けられている、
請求項5に記載の通電部材。
【請求項7】
前記導体に、該導体を冷却する水冷ジャケットが設けられ、
前記水冷ジャケットの冷媒循環経路に、
前記水冷ジャケットを流れる冷却水の吸収した熱を外部に放出する放熱熱交換器と、前記冷却水を循環させる循環ポンプと、が設けられ、
前記循環ポンプが前記冷媒流動手段を構成し、前記冷却水が前記冷媒を構成する、
請求項1に記載の通電部材。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の通電部材を用いて構成された電線。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、大電流が流れた際の導体の温度上昇を緩和できる通電部材、及び電線に関する。
続きを表示(約 970 文字)
【背景技術】
【0002】
電気自動車の駆動系の電流を流すための配索材として使用される電線やバスバは、低圧電源からの電流を車両上の補機等に分配するための配索材として用いられる場合と比較して大きな電流を導体に流す必要があり、導体の発熱が大きくなる。このような大電流が流れるバスバや電線では、通電材料である導体そのものの発熱に対する対策が望まれる。
【0003】
従来から、熱電素子(例えば、ペルチェ素子)による温度差発電機能(ゼーベック効果)を利用して冷却ファンを駆動し、冷却対象空間を冷却することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-28878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、この特許文献1では、バスバや電線などの車両用の配索材を冷却対象とするものではなく、バスバや電線を冷却する構成が十分に検討されているとは言い難い。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部からの電力を用いずに、導体そのものの発する熱を利用して導体の温度上昇を抑制することのできる通電部材、及び電線を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る通電部材、及び電線は下記を特徴としている。
【0008】
導体と、
前記導体の発熱面に吸熱面を接触させると共に放熱面を外気に臨ませて前記導体に載置され、前記吸熱面と前記放熱面の温度差により発電する熱電素子と、
前記熱電素子の発電した電力により駆動されて冷媒を流動させ、冷媒の流動により前記導体を冷却する冷媒流動手段と、
を備える、通電部材。
【0009】
上記の通電部材を用いて構成された電線。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、冷却のための外部電力を必要とせずに、導体の温度上昇を抑制することが可能な通電部材、及び電線を提供できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
矢崎総業株式会社
組立体
18日前
矢崎総業株式会社
端子台
17日前
矢崎総業株式会社
端子台
17日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
11日前
矢崎総業株式会社
配索構造
9日前
矢崎総業株式会社
配索構造
9日前
矢崎総業株式会社
配索構造
9日前
矢崎総業株式会社
配索構造
9日前
矢崎総業株式会社
配索構造
9日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
9日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
表示装置
16日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
17日前
矢崎総業株式会社
端子金具
18日前
矢崎総業株式会社
配索構造
9日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
11日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
9日前
矢崎総業株式会社
給電装置
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
回路構造
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
9日前
矢崎総業株式会社
電線保護構造
12日前
矢崎総業株式会社
防眩システム
17日前
矢崎総業株式会社
防眩システム
17日前
矢崎総業株式会社
電流遮断装置
5日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
17日前
矢崎総業株式会社
車両用充電装置
23日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
9日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
11日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
6日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
6日前
矢崎総業株式会社
回路体の保持構造
5日前
続きを見る
他の特許を見る