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公開番号2025080991
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194446
出願日2023-11-15
発明の名称回路体の保持構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H05K 7/00 20060101AFI20250520BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】シート材と導電体とを有する回路体をケースに保持可能な、回路体の保持構造を提供すること。
【解決手段】回路体の保持構造は、シート材32と導電体33とを有する回路体31と、回路体31が保持されるケース70と、を備える。シート材32は、シート材32の縁が導電体33に干渉しないように切り欠かれた凹部34を有する。ケース70は、シート材32が収容される溝部71と、溝部71の溝側壁73,74から回路体31の凹部34に向けて突出し且つ溝部71の深さ方向に延びる柱状凸部77と、溝部71の開口を覆うカバー部76と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シート材と導電体とを有する回路体と、前記回路体が保持されるケースと、を備える、回路体の保持構造であって、
前記シート材は、
当該シート材の縁が前記導電体に干渉しないように切り欠かれた凹部を有し、
前記ケースは、
前記シート材が収容される溝部と、前記溝部の溝側壁から前記回路体の前記凹部に向けて突出し且つ前記溝部の深さ方向に延びる柱状凸部と、前記溝部の開口を覆うカバー部と、を有する、
回路体の保持構造。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の保持構造において、
前記シート材は、
当該シート材の一方の前記縁と、前記一方の前記縁の逆側にある他方の前記縁とに、一対の前記凹部を有し、
前記一対の前記凹部は、
前記溝部の延びる方向において異なる位置に配置され、
前記ケースは、
前記溝部の互いに向かい合う一対の前記溝側壁に、前記一対の前記凹部に向けて突出する一対の前記柱状凸部を有する、
回路体の保持構造。
【請求項3】
請求項1に記載の保持構造において、
前記ケースは、
前記溝部の溝底から前記開口に向けて突出し且つ前記溝底からの突出高さが前記溝底からの前記柱状凸部の突出高さよりも低い一対の台状部を、前記溝部の幅方向において隙間をあけて有し、
前記回路体は、
前記シート材のシート面に沿って前記導電体としての電線が延びる構造を有し、前記一対の前記台状部に前記シート材が載せ置かれ、且つ、前記一対の前記台状部の間の前記隙間に前記電線が通されるように、前記溝部に収容される、
回路体の保持構造。
【請求項4】
請求項1に記載の保持構造において、
前記カバー部は、
当該カバー部が前記開口を覆うように配置されるときに前記柱状凸部が挿入される貫通孔を有する、
回路体の保持構造。
【請求項5】
請求項3に記載の保持構造において、
前記カバー部は、
当該カバー部のカバー面に突起部を有し、
前記突起部は、
前記カバー部が前記開口を覆うように配置されるときに前記回路体に向かい合い、前記柱状凸部の前記開口側の端部よりも前記溝底に近い位置に前記回路体が位置するように、前記回路体の位置を規制する、
回路体の保持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート材と導電体とを有する回路体と、回路体が保持されるケースと、を備える、回路体の保持構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、シート材をケースに保持するための保持構造が提案されている。従来のシート材の保持構造の一つは、ケースに設けられた突起をシート材の幅方向中央に設けられた貫通孔に挿し込むことで、ケースの所定位置にシート材を保持するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-113108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シート材と種々の導電体とを有する回路体(例えば、シート材のシート面に沿って電線が延びる構造の回路体や、シート材に回路パターンや電線を内蔵したフラットケーブル等)をケースに保持する場合、上述した従来のシート材のように貫通孔を設けるには、導電体を避けて貫通孔を配置する必要がある。しかし、シート材の大きさや導電体の配置によっては、そのような貫通孔を設けることが難しい場合がある。一方、貫通孔と突起のような保持構造を設けない場合、ケースの所定位置からのシート材の位置ズレが生じることが懸念される。このように、シート材と導電体とを有する回路体をケースに保持するにあたり、上述した従来のシート材の保持構造をそのまま用いることは困難である。
【0005】
本発明の目的の一つは、シート材と導電体とを有する回路体をケースに保持可能な、回路体の保持構造の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る回路体の保持構造は、以下を特徴としている。
【0007】
シート材と導電体とを有する回路体と、前記回路体が保持されるケースと、を備える、回路体の保持構造であって、
前記シート材は、
当該シート材の縁が前記導電体に干渉しないように切り欠かれた凹部を有し、
前記ケースは、
前記シート材が収容される溝部と、前記溝部の溝側壁から前記回路体の前記凹部に向けて突出し且つ前記溝部の深さ方向に延びる柱状凸部と、前記溝部の開口を覆うカバー部と、を有する、
回路体の保持構造であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明の保持構造は、ケースの溝部に回路体を収容する際、シート材の縁に導電体に干渉しないように設けられた凹部に、溝部の溝側壁から回路体の凹部に向けて突出した柱状凸部を嵌め込んだ上で、カバー部で溝部の開口を覆うようになっている。これにより、溝部の深さ方向においては、溝底とカバー部とで挟まれることで回路体の位置が規制され、溝部の延びる方向においては、回路体の凹部と溝部の柱状凸部とが係合することで回路体の位置が規制される。したがって、本構成の保持構造は、シート材と導電体とを有する回路体をケースに適正に保持可能である。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る回路体の保持構造を有するバスバモジュールを含む電池モジュールを示す上面図である。
図2は、図1に示す電池モジュールを示す側面図である。
図3は、図2のA部の拡大図である。
図4は、カバー部が開いた状態における図2のA部の拡大図である。
図5は、カバー部が開いた状態における図2のA部を示す斜視図である。
図6は、サーミスタ及び回路体の図示を省略した図4に対応する図である。
図7は、図3のB-B断面図である。
図8は、図3のC-C断面図である。
図9は、変形例に係る図4に対応する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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