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公開番号
2025065797
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175244
出願日
2023-10-10
発明の名称
紙製電池パッケージ及び電池パック
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
H01M
50/293 20210101AFI20250415BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】単純な安価な構成で、カビの発生を防止して電池を好適に収容すること。
【解決手段】柱状の本体の一端面に凸状の正極端子を有する電池を収容する紙製電池パッケージであって、電池を収容するパッケージ本体と、パッケージ本体内で、前記一端面と一端面と対向するパッケージ本体の一内面との間に配置され、正極端子とパッケージ本体との接触を阻害するスペーサ部とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
柱状の本体の一端面に凸状の正極端子を有する電池を収容する紙製電池パッケージであって、
前記電池を収容するパッケージ本体と、
前記パッケージ本体内で、前記一端面と前記一端面と対向する前記パッケージ本体の一内面との間に配置され、前記正極端子と前記パッケージ本体との接触を阻害するスペーサ部とを有する、
紙製電池パッケージ。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記スペーサ部は、前記パッケージ本体と一体に形成されている、
請求項1記載の紙製電池パッケージ。
【請求項3】
前記スペーサ部は、前記パッケージ本体から着脱自在に設けられている、
請求項1記載の紙製電池パッケージ。
【請求項4】
前記スペーサ部は、前記一端面と前記一内面との間に介在し、前記正極端子の先端と前記一内面とが離間する長さを有する介在面部を有する、
請求項1記載の紙製電池パッケージ。
【請求項5】
前記スペーサ部は、前記正極端子を挟むように前記一端面に当接して配置される一対の面部と、
前記一対の壁部を接続し、前記正極端子と対向配置される接続面部と、
を有する、
請求項1記載の紙製電池パッケージ。
【請求項6】
前記正極端子が挿入される開口部を有し、前記開口部から前記正極端子を突出させた状態で、前記一端面に配置される面部を有し、
前記面部は、前記介在面部に接続され、前記電池の軸方向の移動を規制する、
請求項4記載の紙製電池パッケージ。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載の紙製電池パッケージと、
一端面に突状の正極端子を有し、前記紙製電池パッケージ内に収容される電池と、
を有し、
前記紙製電池パッケージ内において、前記スペーサ部は、前記一端面と、当該一端面と対向する前記パッケージ本体の部位との間に介設され、前記正極端子の前記パッケージ本体の部位への接触を阻害する、
電池パック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製電池パッケージ及びこれに電池を収容した電池パックに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池およびアルカリ電池などの筒形電池(以下、「電池」という)は、工場で製造して出荷する際には、複数の電池を電池収納パッケージに収納して出荷される。電池収納パッケージとしては、一般に、例えば、図1に示すようにプラスチックフィルム3を用いて電池2を包装したシュリンクパック1や紙製のブリスター台紙に透明な合成樹脂シートで形成されたブリスターカップを貼り付けたブリスターパックが知られている。なお、図1A、1B及び図1Cは、夫々従来の電池パックの一例を示す平面図、上面図および底面図である。
【0003】
しかしながら、シュリンクパック1は開封後に破棄されることが多く、資源のリサイクルやゴミの削減など、近年の環境問題に鑑みれば、環境に適していない。また、シュリンクパックはリサイクル資源とすることが考えられるものの、プラスチックフィルムの包装体に商品名などが印刷された紙製のラベルが貼着されており分別が難しい。
【0004】
また、ブリスターパックは、リサイクル資源として再利用されることがあるものの、紙製の台紙と合成樹脂製のブリスターカップとに分別する必要があり、双方が接着されている場合には、開封に際してブリスターカップに台紙の表面が付着して分別自体が困難になるという問題がある。
【0005】
これらを踏まえて、環境に優しい電池パッケージとして、例えば、特許文献1、2に示すように包装材に紙を用いた紙製電池パッケージが注目されている。
紙製電池パッケージは、単一の素材から構成されているためリサイクルが容易であり、
再生紙を用いることで材料コストを低減させ、更にエシカル消費(環境課題の解決を考慮した消費行動)を促進できる。
【0006】
ところで、紙製電池パッケージでは、素材である紙が吸湿して電池の電極端子、特に正極端子に接触した場合に電極端子に錆が発生することがある。このような電極端子での錆の発生を抑えるため、特許文献1では、紙製電池パッケージの内部において電池の電極端子部の上方及び下方に山型の空間が形成される形状にして、ケースと電極端子部とを非接触にしている。また、引用文献2の紙製電池パッケージでは、電池の電極端子部の上方及び下方に斜めの空間が形成される形状にして、ケースと電極端子とを非接触となるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6868446号公報
特開2001-240049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、引用文献1では、構造が複雑であり、また、引用文献2では電池のずれにより、電極端子部がケースに接触する可能性がある。
このため、単純な構造で、電極端子部、特に、凸状と紙製ケースとの接触を確実に防止してカビの発生を防止することが望まれている。
【0009】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、単純な安価な構成で、カビの発生を防止して電池を好適に収容する紙製電池パッケージ及び電池パックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る紙製電池パッケージの一態様は、
柱状の本体の一端面に凸状の正極端子を有する電池を収容する紙製電池パッケージであって、
前記電池を収容するパッケージ本体と、
前記パッケージ本体内で、前記一端面と前記一端面と対向する前記パッケージ本体の一内面との間に配置され、前記正極端子と前記パッケージ本体との接触を阻害するスペーサ部とを有する構成を採る。
(【0011】以降は省略されています)
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