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公開番号
2025065793
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175238
出願日
2023-10-10
発明の名称
電池および電池製造方法
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H01M
6/08 20060101AFI20250415BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】底紙が設けられているときでも、放電性能の低下を抑制する。
【解決手段】電池1は、正極缶11と、正極缶11の内部に配置されている正極3と、正極3に形成される負極充填孔28の中に配置されている負極5と、筒状に形成されて負極5と正極3との間に配置されているセパレータ7と、底紙8とを備えている。底紙8は、セパレータ7の端39と正極3との間に配置される側部分32と、側部分32に囲まれる底部分31とを備えている。底部分31は、負極5と正極缶11とに間に配置されている。負極充填孔28のうちの底紙8が配置されている大内径孔部分33の内径は、負極充填孔28のうちの底紙8が配置されていない小内径孔部分34の内径より大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
正極缶と、
前記正極缶の内部に配置される正極と、
前記正極に形成される負極充填孔に配置される負極と、
筒状に形成され、前記負極と前記正極との間に配置されるセパレータと、
底紙とを備え、
前記底紙は、
前記セパレータと前記正極との間に配置される側部分と、
前記側部分に囲まれる底部分とを有し、
前記底部分は、前記負極と前記正極缶とに間に配置され、
前記負極充填孔のうちの前記底紙が配置されている大内径孔部分の径は、前記負極充填孔のうちの前記底紙が配置されていない小内径孔部分の径より大きい
電池。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記正極は、
前記小内径孔部分が形成される小内径正極部分と、
前記大内径孔部分が形成される大内径正極部分とを有し、
前記大内径正極部分は、前記小内径正極部分と一体に形成される
請求項1に記載の電池。
【請求項3】
前記正極は、
前記大内径孔部分が形成されないで前記小内径孔部分が形成される小内径正極ペレットと、
前記小内径孔部分が形成されないで前記大内径孔部分が形成される大内径正極ペレットとを有し、
前記大内径正極ペレットは、前記小内径正極ペレットと別個である
請求項1に記載の電池。
【請求項4】
前記正極は、前記小内径孔部分の径が前記大内径孔部分に近いほど大きくなるように、形成される
請求項1に記載の電池。
【請求項5】
請求項1に記載の電池
を製造する電池製造方法であり、
前記正極と前記正極缶とを準備することと、
前記正極を前記正極缶に挿入することとを備え、
前記正極の外径は、前記正極が前記正極缶に挿入される前に、前記正極缶の内径より大きく、または、前記正極缶の内径に等しい
電池製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、電池および電池製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
正極と負極とを隔てる筒状のセパレータと別個である底紙が設けられているアルカリ乾電池が知られている(特許文献1)。底紙は、セパレータの開口部を塞ぎ、正極缶と負極とを隔てている。このようなアルカリ乾電池は、負極が正極缶に電気的に短絡することを適切に防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-334878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
底紙は、正極缶と負極との間に配置される底部分と、底部分を囲んでセパレータの開口部の側の端と正極との間に配置される側部分を有していることがある。このようなアルカリ乾電池は、セパレータと正極との間に、正極と負極とが充填されない隙間が形成され、その隙間の分、正極缶の内部に充填される正極活物質と負極活物質との量が低下したら、内部抵抗の上昇が起こることにより、放電性能が低下したり、反応効率が低下したりするという問題がある。
【0005】
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、底紙が設けられているときでも、放電性能の低下を抑制する電池および電池製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様による電池は、正極缶と、前記正極缶の内部に配置される正極と、前記正極に形成される負極充填孔に配置される負極と、筒状に形成され、前記負極と前記正極との間に配置されるセパレータと、底紙とを備え、前記底紙は、前記セパレータと前記正極との間に配置される側部分と、前記側部分に囲まれる底部分とを有し、前記底部分は、前記負極と前記正極缶とに間に配置され、前記負極充填孔のうちの前記底紙が配置されている大内径孔部分の径は、前記負極充填孔のうちの前記底紙が配置されていない小内径孔部分の径より大きい。
【発明の効果】
【0007】
開示の電池および電池製造方法は、放電性能の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の電池を示す断面図である。
図2は、実施形態の電池の一部を示す拡大断面図である。
図3は、実施形態の電池製造方法を示すフローチャートである。
図4は、加工途中の正極缶の内部に正極が挿入される成形合剤嵌合工程を示す断面図である。
図5は、比較例の電池の一部を示す拡大断面図である。
図6は、比較例の電池製造方法を示すフローチャートである。
図7は、比較例の電池製造方法において加工途中の正極缶の内部で正極を成形する缶内加圧工程を示す断面図である。
図8は、変形例の電池を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願が開示する実施形態にかかる電池および電池製造方法について、図面を参照して記載する。なお、以下の記載により本開示の技術が限定されるものではない。また、以下の記載においては、同一の構成要素に同一の符号を付与し、重複する説明を省略する。
【0010】
実施形態の電池1は、アルカリ乾電池であり、図1に示されているように、電池ケース2と正極3と負極5と集電棒6とセパレータ7と底紙8とを備えている。図1は、実施形態の電池1を示す断面図である。電池ケース2は、正極缶11と負極端子板12と封口ガスケット14とを備えている。正極缶11は、金属に例示される導体から形成されている。正極缶11は、有底円筒形に形成され、側面部分15と底面部分16とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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