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公開番号
2025064636
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174549
出願日
2023-10-06
発明の名称
送液装置及び液滴生成装置
出願人
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
,
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
G01N
1/00 20060101AFI20250410BHJP(測定;試験)
要約
【課題】液滴の送液を適切に行うこと。
【解決手段】実施形態の送液装置は、回収容器保持部と、送液管と、調整部とを備える。回収容器保持部は、液滴層と非液滴層とを含む液体を回収する回収容器を保持する。送液管は、前記回収容器内から液体を送液する。調整部は、前記送液管の吸引口の位置に対して、前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置を調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液滴層と非液滴層とを含む液体を回収する回収容器を保持する回収容器保持部と、
前記回収容器内から液体を送液する送液管と、
前記送液管の吸引口の位置に対して、前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置を調整する調整部と、
を備える、送液装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記回収容器における前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置を検知する検知部をさらに備え、
前記調整部は、前記検知部によって検知された前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置に基づいて、前記送液管の吸引口の位置に対して、前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置を調整する、請求項1に記載の送液装置。
【請求項3】
前記液滴層に含まれる液滴の生成条件に基づいて、前記回収容器における前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置を推定する推定部をさらに備え、
前記調整部は、前記推定部によって推定された前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置に基づいて、前記送液管の吸引口の位置に対して、前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置を調整する、請求項1に記載の送液装置。
【請求項4】
前記調整部は、前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置に基づいて、前記回収容器保持部における前記回収容器の保持位置を調整することで、前記送液管の吸引口の位置と前記界面の位置との位置合わせを行う、請求項1に記載の送液装置。
【請求項5】
前記調整部は、前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置に基づいて、前記非液滴層の液体を前記回収容器に送液することで、前記送液管の吸引口の位置に対して前記界面の位置を調整する、請求項1に記載の送液装置。
【請求項6】
前記調整部は、前記回収容器保持部を、前記界面の位置と前記送液管の吸引口の位置との距離移動させることで、前記送液管の吸引口の位置に対して前記界面の位置を合わせる、請求項4に記載の送液装置。
【請求項7】
前記検知部は、前記回収容器における前記送液管の吸引口の位置をさらに検知し、
前記調整部は、前記検知部によって検知された前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置と前記送液管の吸引口の位置とに基づいて、前記送液管の吸引口の位置に対して、前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置を調整する、請求項2に記載の送液装置。
【請求項8】
前記送液管の吸引口の位置に対して前記界面の位置が調整された後、当該吸引口の位置と前記界面の位置との位置関係を判定する判定部をさらに備え、
前記調整部は、前記位置関係の判定結果に基づいて、前記吸引口の位置に対して前記界面の位置を再調整する、請求項1~7のいずれか1つに記載の送液装置。
【請求項9】
液滴層と非液滴層とを含む液体を生成するマイクロ流路と、
液滴層と非液滴層とを含む液体を回収する回収容器を保持する回収容器保持部と、
前記回収容器内から液体を送液する送液管と、
前記送液管の吸引口の位置に対して、前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置を調整する調整部と、
を備える、液滴生成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書等に開示の実施形態は、送液装置及び液滴生成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、マイクロ流路により細胞などの封入した液滴を生成する方法が知られている。この方法では、例えば、細胞を含むサンプル液が通流する流路に対して対向する状態で接続された流路にオイルを通流させることで、オイルがサンプル液をせん断して液滴が生成される。生成された液滴は、オイルとともに回収容器に回収され、その後、種々の解析に用いられる。
【0003】
ここで、回収容器に回収された液滴を解析に用いる際、液滴は、回収容器から吸引されて送液される。通常の液滴の送液では、オイルとともに液滴が吸引され、液滴が壊れてしまうことを防ぐために低流量での送液が行われるが、低流量での送液の場合、送液に係る時間が長くなり、液滴内の細胞死や、液滴同士の融合(解乳化)などが起こる場合がある。そこで、液滴の送液に係る時間を短縮するために、回収容器内の液滴を選択的に吸引して送液することが求められている。
【0004】
なお、容器内の特定の溶液を自動的に送液する技術としては、例えば、容器内の溶液の界面を光学的な手法或いは電気的な手法により検知し、検知した界面の位置情報をもとに溶液を吸引する吸引管を移動させて溶液を吸引する方法が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-15580号公報
特開平09-101316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本明細書等に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、液滴の送液を適切に行うことである。ただし、本明細書等に開示の実施形態により解決される課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を、本明細書等に開示の実施形態が解決する他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の送液装置は、回収容器保持部と、送液管と、調整部とを備える。回収容器保持部は、液滴層と非液滴層とを含む液体を回収する回収容器を保持する。送液管は、前記回収容器内から液体を送液する。調整部は、前記送液管の吸引口の位置に対して、前記液滴層と前記非液滴層との界面の位置を調整する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係る送液装置の構成の一例を示すブロック図である。
図2は、第1の実施形態に係る送液装置による処理の概要を示す模式図である。
図3は、第1の実施形態に係る回収容器による液滴の回収を説明するための図である。
図4は、第1の実施形態に係る送液装置による処理の一例を説明するための図である。
図5は、第1の実施形態に係る送液装置の処理の手順を示すフローチャートである。
図6は、第2の実施形態に係る送液装置の構成の一例を示すブロック図である。
図7は、第2の実施形態に係る送液装置の処理の手順を示すフローチャートである。
図8は、第3の実施形態に係る送液装置による処理の一例を説明するための図である。
図9は、第3の実施形態に係る送液装置の処理の手順を示すフローチャートである。
図10は、第4の実施形態に係る送液装置の処理の手順を示すフローチャートである。
図11は、第5の実施形態に係る送液装置の構成の一例を示すブロック図である。
図12は、第5の実施形態に係る送液装置の処理の手順を示すフローチャートである。
図13は、第6の実施形態に係る液滴生成装置の構成の一例を示すブロック図である。
図14は、第6の実施形態に係る液滴生成装置の処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本願に係る送液装置及び液滴生成装置の実施形態を詳細に説明する。なお、本願に係る送液装置及び液滴生成装置は、以下に示す実施形態によって限定されるものではない。また、以下の説明において、同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る送液装置10の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る送液装置10は、回収容器保持機構1と、送液駆動源2と、送液管3と、界面検知機構4と、処理回路5とを有し、回収容器保持機構1によって保持された回収容器20から液滴を図示しない送液先に送液する。
(【0011】以降は省略されています)
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