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公開番号
2025064072
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173516
出願日
2023-10-05
発明の名称
バッテリケース
出願人
フタバ産業株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20250410BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】シール性能の低下を抑制する。
【解決手段】バッテリケースは、ケース本体と、カバー部材と、シール部材と、を備える。カバー部材は、ケース本体を覆うように配置され、ケース本体との間に内部空間を画定する金属製である。シール部材は、カバー部材とカバー部材により覆われるケース本体の周縁端部との間に配置され、内部空間を閉塞する。カバー部材は、第1当接部と、第2当接部と、空隙形成部と、を有する。第1当接部は、シール部材と当接する部分である。第2当接部は、第1当接部に対して内部空間とは反対側に位置し、ケース本体の周縁端部と当接する部分である。空隙形成部は、第1当接部と第2当接部との間に位置し、ケース本体との間に空隙を形成する部分である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリケースであって、
ケース本体と、
前記ケース本体を覆うように配置され、前記ケース本体との間に内部空間を画定する金属製のカバー部材と、
前記カバー部材と前記カバー部材により覆われる前記ケース本体の周縁端部との間に配置され、前記内部空間を閉塞するシール部材と、
を備え、
前記カバー部材は、
前記シール部材と当接する部分である第1当接部と、
前記第1当接部に対して前記内部空間とは反対側に位置し、前記ケース本体の前記周縁端部と当接する部分である第2当接部と、
前記第1当接部と前記第2当接部との間に位置し、前記ケース本体との間に空隙を形成する部分である空隙形成部と、
を有する、バッテリケース。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のバッテリケースであって、
前記ケース本体は、前記シール部材と当接する部分である第3当接部を有し、
前記第1当接部及び前記第3当接部の少なくとも一方は、前記空隙に近づくにつれて互いの距離が小さくなる部分を有する、
バッテリケース。
【請求項3】
請求項1に記載のバッテリケースであって、
前記シール部材は、塗布する際に流動性を有し、塗布後に固化する接着剤である、
バッテリケース。
【請求項4】
請求項1に記載のバッテリケースであって、
前記第2当接部が前記ケース本体と当接する部分は線状であり、
前記カバー部材は、板状の部位である板状部を有し、
前記板状部は、前記第2当接部を含み、前記第1当接部と前記第2当接部との間の部分から少なくとも前記第2当接部まで延びており、前記第2当接部において前記ケース本体と当接することにより板厚方向に撓んでいる、
バッテリケース。
【請求項5】
請求項1に記載のバッテリケースであって、
前記ケース本体は金属製である、
バッテリケース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はバッテリケースに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両には、電池等を格納するバッテリケースが搭載されている。例えば、特許文献1には、ロアケースとアッパーケースとを備える電池パックが開示されている。ロアケースの外縁及びアッパーケースの外縁には、フランジが形成されている。各フランジは、互いの間に隙間を置いて対向しており、各フランジ間には、シール材が設けられている。各フランジは、シール材よりも外側において重なり合う重なり部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-165836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている電池パックにおいて、シール材は、各フランジの重なり部に当接又は近接している。電池パックの表面には、湿度が高い環境における結露や、車両のタイヤが水たまりを通過したときの飛沫の巻き上がり等により、水滴が付着することがある。重なり部に隙間がある場合、付着した水滴が毛細管現象によって隙間からシール面へ侵入し、シール材が劣化する可能性がある。このため、シール性能が低下する問題があった。
【0005】
本開示の一局面は、シール性能の低下を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、バッテリケースであって、ケース本体と、カバー部材と、シール部材と、を備える。カバー部材は、ケース本体を覆うように配置され、ケース本体との間に内部空間を画定する金属製の部材である。シール部材は、カバー部材とカバー部材により覆われるケース本体の周縁端部との間に配置され、内部空間を閉塞する。カバー部材は、第1当接部と、第2当接部と、空隙形成部と、を有する。第1当接部は、シール部材と当接する部分である。第2当接部は、第1当接部に対して内部空間とは反対側に位置し、ケース本体の周縁端部と当接する部分である。空隙形成部は、第1当接部と第2当接部との間に位置し、ケース本体との間に空隙を形成する部分である。
【0007】
このような構成によれば、毛細管現象によって第2当接部とケース本体との隙間に水滴が侵入した場合でも、第2当接部とシール部材との間に空隙があるため、水滴がシール部材を腐食することを抑制できる。このため、シール性能の低下を抑制できる。
【0008】
本開示の一態様では、ケース本体は、シール部材と当接する部分である第3当接部を有してもよい。第1当接部及び第3当接部の少なくとも一方は、空隙に近づくにつれて互いの距離が小さくなる部分を有してもよい。
【0009】
このような構成によれば、製造時にシール部材が空隙を充填することを抑制できる。
本開示の一態様では、シール部材は、塗布する際に流動性を有し、塗布後に固化する接着剤であってもよい。
【0010】
このような構成であっても、第2当接部とシール部材との間はシール部材によって充填されずに空隙を有するため、水滴がシール部材を腐食することを抑制できる。このため、シール性能の低下を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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