TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025063941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2025011665,2024520452
出願日2025-01-27,2023-05-09
発明の名称化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子、及び電子機器
出願人出光興産株式会社
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類C07D 239/26 20060101AFI20250409BHJP(有機化学)
要約【課題】高性能な有機EL素子及び当該有機EL素子を実現可能な化合物を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される化合物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025063941000171.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">52</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される化合物。
TIFF
2025063941000164.tif
51
170
[式(1)中、


及びX

は、それぞれ独立に、N又はCHであり、X

及びX

のうちいずれか1つはNである。
Ar

及びAr

は、それぞれ独立に、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。


~L

は、それぞれ独立に、
単結合、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の2価の複素環基である。
n1は0~4の整数であり、n1が0である場合、(L


n1
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。
n2は0~4の整数であり、n2が0である場合、(L


n2
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。
n3は0~4の整数であり、n3が0である場合、(L


n3
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。

11
~R
19
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。R
11
~R
19
のうち隣接する2つ以上からなる組は互いに結合しない。

21
及びR
22
は、互いに結合して、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成するか、あるいは置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しない。
前記置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しないR
21
及びR
22
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、又は
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基である。
置換基Rは、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記式(1)で表される化合物が、下記式(11)で表される化合物である、請求項1に記載の化合物。
TIFF
2025063941000165.tif
52
170
[式(11)中、


、X

、Ar

、Ar

、L

、L

、n1、n2、R
11
~R
19
、R
21
、及びR
22
は、前記式(1)で定義した通りである。]
【請求項3】

21
及びR
22
が、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しない、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】

21
及びR
22
が、それぞれ独立に、置換もしくは無置換の炭素数1~5のアルキル基である、請求項2又は3に記載の化合物。
【請求項5】

21
及びR
22
が、メチル基である、請求項2~4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】


がNであり、X

がCHである請求項2~5のいずれかに記載の化合物。
【請求項7】
前記式(11)で表される化合物が、下記式(111)~式(113)のいずれかで表される化合物である、請求項2~6のいずれかに記載の化合物。
TIFF
2025063941000166.tif
169
170
TIFF
2025063941000167.tif
87
170
[式(111)中、


、L

、n1、n2、及びR
11
~R
19
は、前記式(1)で定義した通りである。

111
~R
120
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。R
111
~R
120
のうち隣接する2つ以上からなる組は互いに結合しない。
式(112)中、


、L

、n1、n2、及びR
11
~R
19
は、前記式(1)で定義した通りである。


は、N(R
129
)、C(R
130a
)(R
130b
)、O、又はSである。

121
~R
129
のうちいずれか1つはL

との結合を表す。


との結合を表さないR
121
~R
129
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。L

との結合を表さないR
121
~R
129
のうち隣接する2つ以上からなる組は互いに結合しない。

130a
及びR
130b
は、互いに結合して、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成するか、あるいは置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しない。
前記置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しないR
130a
及びR
130b
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。

131
~R
135
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。R
131
~R
135
のうち隣接する2つ以上からなる組は互いに結合しない。
式(113)中、


、L

、n1、n2、及びR
11
【請求項8】


がCHであり、X

がNである請求項2~5のいずれかに記載の化合物。
【請求項9】
前記式(1)で表される化合物が、下記式(21)で表される化合物である、請求項1に記載の化合物。
TIFF
2025063941000168.tif
55
170
[式(21)中、


、X

、Ar

、Ar

、L

、L

、n1、n2、R
11
~R
19
、R
21
、及びR
22
は、前記式(1)で定義した通りである。

21
は、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の2価の複素環基である。
n21は1~4の整数である。L
21
が複数存在する場合、複数のL
21
のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。]
【請求項10】

21
及びR
22
が、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しない、請求項9に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子、及び電子機器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子ともいう。)に電圧を印加すると、陽極から正孔が、また陰極から電子が、それぞれ発光層に注入される。そして、発光層において、注入された正孔と電子とが再結合し、励起子が形成される。
【0003】
従来の有機EL素子は素子性能が未だ十分ではなかった。素子性能を高めるべく有機EL素子に用いる材料の改良は徐々に進められているが、さらなる高性能化が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、高性能な有機EL素子及び当該有機EL素子を実現可能な化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定の構造を有する化合物が、有機EL素子の高性能化に資することを見出し、本発明を完成した。
【0006】
本発明によれば、以下の化合物等が提供される。
1.下記式(1)で表される化合物。
TIFF
2025063941000001.tif
55
170
[式(1)中、


及びX

は、それぞれ独立に、N又はCHであり、X

及びX

のうちいずれか1つはNである。
Ar

及びAr

は、それぞれ独立に、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。


~L

は、それぞれ独立に、
単結合、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の2価の複素環基である。
n1は0~4の整数であり、n1が0である場合、(L


n1
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。
n2は0~4の整数であり、n2が0である場合、(L


n2
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。
n3は0~4の整数であり、n3が0である場合、(L


n3
は単結合である。L

が複数存在する場合、複数のL

のそれぞれは同一でもよく、異なってもよい。

11
~R
19
は、それぞれ独立に、水素原子又は置換基Rである。R
11
~R
19
のうち隣接する2つ以上からなる組は互いに結合しない。

21
及びR
22
は、互いに結合して、置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成するか、あるいは置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しない。
前記置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しないR
21
及びR
22
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、又は
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基である。
置換基Rは、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高性能な有機EL素子及び当該有機EL素子を実現可能な化合物が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一態様に係る有機EL素子の概略構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[定義]
本明細書において、水素原子とは、中性子数が異なる同位体、即ち、軽水素(protium)、重水素(deuterium)、及び三重水素(tritium)を包含する。
【0010】
本明細書において、化学構造式中、「R」等の記号や重水素原子を表す「D」が明示されていない結合可能位置には、水素原子、即ち、軽水素原子、重水素原子、又は三重水素原子が結合しているものとする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

出光興産株式会社
潤滑油基油
4日前
出光興産株式会社
樹脂組成物
11日前
出光興産株式会社
電波吸収体
25日前
出光興産株式会社
潤滑油組成物
1か月前
出光興産株式会社
アスファルト合材の製造方法
10日前
出光興産株式会社
燃料油組成物及びその製造方法
5日前
出光興産株式会社
燃料油組成物及びその製造方法
5日前
出光興産株式会社
樹脂組成物、複合材料及び成形体
17日前
出光興産株式会社
冷凍機油組成物及び冷凍機用混合組成物
1か月前
出光興産株式会社
冷凍機油組成物及び冷凍機用混合組成物
1か月前
出光興産株式会社
電波吸収体及び該電波吸収体を含む電波吸収構造体
25日前
国立大学法人 東京大学
炭酸カルシウム結晶の製造方法
25日前
出光興産株式会社
化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器
21日前
出光興産株式会社
有機エレクトロルミネッセンス素子、組成物、粉体、電子機器、及び新規化合物
1か月前
出光興産株式会社
ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体及び該共重合体を含む樹脂組成物
1か月前
出光興産株式会社
化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器
1か月前
出光興産株式会社
化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子、及び電子機器
1か月前
株式会社トクヤマ
グルコンアミド誘導体
1か月前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
1か月前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
1か月前
花王株式会社
ポリアミド系ポリマー
1か月前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
6日前
日本化薬株式会社
シアノ複素環化合物の製造方法
3か月前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
1か月前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
3か月前
花王株式会社
新規ピリジニウム化合物
1か月前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
3か月前
株式会社トクヤマ
グルコンアミド誘導体の製造方法
1か月前
株式会社トクヤマ
結晶形Iのリオシグアトの製造方法
2か月前
四国化成工業株式会社
エポキシ化合物およびその利用
今日
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
1か月前
国立大学法人京都大学
細胞質送達ペプチド
1か月前
石原産業株式会社
シアノイミダゾール系化合物の製造方法
2か月前
ダイキン工業株式会社
分離方法
2か月前
四国化成工業株式会社
イソフタル酸化合物およびその利用
今日
四国化成工業株式会社
テレフタル酸化合物およびその利用
今日
続きを見る