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公開番号
2025061693
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-11
出願番号
2025002309,2023126053
出願日
2025-01-07,2020-12-25
発明の名称
有機エレクトロルミネッセンス素子、組成物、粉体、電子機器、及び新規化合物
出願人
出光興産株式会社
代理人
弁理士法人平和国際特許事務所
主分類
H10K
50/12 20230101AFI20250403BHJP()
要約
【課題】駆動電圧が低く、かつ外部量子効率の高い有機EL素子を提供する。
【解決手段】第1のホスト材料と、第2のホスト材料と、ドーパント材料と、を含み、第1のホスト材料は、下記式(1)で表される化合物であり、第2のホスト材料は、第1のホスト材料とは異なる特定のアントラセン誘導体である、発光層組成物を有する。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表される化合物と、下記式(2)で表される化合物と、を含み、下記式(1)で表される化合物と、下記式(2)で表される化合物が異なる化合物である、組成物。
TIFF
2025061693000504.tif
74
170
[式(1)中、
R
1A
~R
8A
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換基R、又は
下記式(1A)で表される基である。
前記置換基Rは、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
-Si(R
901
)(R
902
)(R
903
)、
-O-(R
904
)、
-S-(R
905
)、
-N(R
906
)(R
907
)、
ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。
前記置換基Rが2個以上存在する場合、2個以上の前記置換基Rは同一でもよく、異なっていてもよい。
L
1A
は、それぞれ独立に、
単結合、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の2価の複素環基である。
Ar
1A
は、それぞれ独立に、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。
R
901
~R
907
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。
R
901
~R
907
が2個以上存在する場合、2個以上のR
901
~R
907
のそれぞれは同一でもよく、異なっていてもよい。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記式(1)において、2以上のL
1A
が、それぞれ独立に、単結合又は無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基であり、
2以上のAr
1A
が、それぞれ独立に、無置換の環形成炭素数6~50のアリール基である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記式(2)において、L
1B
が、単結合である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記式(2)において、Ar
1B
が、下記式(a1)~(a4)のいずれかで表される基から選択される、請求項1~3のいずれかに記載の組成物。
TIFF
2025061693000506.tif
40
170
(式(a1)~(a4)中、*は、L
1B
と結合する単結合である。
R
21
は、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
-Si(R
901
)(R
902
)(R
903
)、
-O-(R
904
)、
-S-(R
905
)、
-N(R
906
)(R
907
)、
ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。
m1は、0~4の整数である。
m2は、0~5の整数である。
m3は、0~7の整数である。
m1~m3が、それぞれ2以上のとき、複数のR
21
は互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。
m1~m3が、それぞれ2以上のとき、隣接する複数のR
21
は置換もしくは無置換の飽和又は不飽和の環を形成しない。
【請求項5】
前記式(2)で表される化合物が、下記式(2-11)、式(2-12)又は式(2-13)で表される化合物である、請求項1~4のいずれかに記載の組成物。
TIFF
2025061693000507.tif
194
170
(式(2-11)、(2-12)及び(2-13)中、
R
1B
~R
8B
、R
11B
~R
13B
、X
11B
及びAr
1B
は、前記式(2)で定義した通りである。
R
14B
~R
21B
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
-Si(R
901
)(R
902
)(R
903
)、
-O-(R
904
)、
-S-(R
905
)、
-N(R
906
)(R
907
)、
ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。
R
901
~R
907
は、前記式(1)で定義した通りである。)
【請求項6】
前記式(2)において、X
11B
が酸素原子である、請求項1~5のいずれかに記載の組成物。
【請求項7】
前記式(2)で表される化合物が、下記式(2-21)、式(2-22)又は式(2-23)で表される化合物である、請求項1~6のいずれかに記載の組成物。
TIFF
2025061693000508.tif
131
170
(式(2-21)、(2-22)及び(2-23)中、Ar
1B
は、前記式(2)で定義した通りである。)
【請求項8】
陰極と、
陽極と、
前記陰極と前記陽極との間に配置された少なくとも1つの発光層と、
を有し、
前記発光層は請求項1~7のいずれかに記載の組成物を含む
有機エレクトロルミネッセンス素子。
【請求項9】
請求項8に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子を備える電子機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機エレクトロルミネッセンス素子、組成物、粉体、電子機器、及び新規化合物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子という。)に電圧を印加すると、陽極から正孔が、また陰極から電子が、それぞれ発光層に注入される。そして、発光層において、注入された正孔と電子とが再結合し、励起子が形成される。
【0003】
有機EL素子の素子性能を高めるべく素子材料の改良が進められている。また、単一の有機層中に2種以上の材料を併用することで、各材料の特長を生かす試みもなされている。例えば、特許文献1には、発光層において2種のホスト材料を併用する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-18883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、複数材料を併用したとしても必ずしも各材料の長所が維持されるわけではなく、期待通りの向上が見られなかったり、かえって性能が低下したりする場合もあり、当該手法による有機EL素子性能の向上技術には未だ改善の余地があった。
本発明の目的は、駆動電圧が低く、かつ外部量子効率の高い有機EL素子を提供することである。
本発明の別の目的は、有機EL素子の寿命を向上させることができる新規化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、有機EL素子の発光層に、特定の構造を有する2つの化合物(第1のホスト材料と第2のホスト材料)を組み合わせて用いることで、駆動電圧が低く、かつ外部量子効率の高い有機EL素子が得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明によれば、以下の有機EL素子、組成物、粉体、電子機器、及び新規化合物が提供される。
【0007】
1.陰極と、
陽極と、
前記陰極と前記陽極との間に配置された少なくとも1つの発光層と、
を有し、
前記発光層は、第1のホスト材料と、第2のホスト材料と、ドーパント材料と、を含み、
前記第1のホスト材料は、下記式(1)で表される化合物であり、
前記第2のホスト材料は、下記式(2)で表される化合物であり、かつ
前記第1のホスト材料と前記第2のホスト材料は、異なる化合物である、
有機エレクトロルミネッセンス素子。
【0008】
TIFF
2025061693000001.tif
72
170
【0009】
[式(1)中、
R
1A
~R
8A
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換基R、又は
下記式(1A)で表される基である。
前記置換基Rは、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
-Si(R
901
)(R
902
)(R
903
)、
-O-(R
904
)、
-S-(R
905
)、
-N(R
906
)(R
907
)、
ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。
前記置換基Rが2個以上存在する場合、2個以上の前記置換基Rは同一でもよく、異なっていてもよい。
L
1A
は、それぞれ独立に、
単結合、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の2価の複素環基である。
Ar
1A
は、それぞれ独立に、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。
R
901
~R
907
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の1価の複素環基である。
R
901
~R
907
が2個以上存在する場合、2個以上のR
901
~R
907
のそれぞれは同一でもよく、異なっていてもよい。
-L
1A
【0010】
TIFF
2025061693000002.tif
71
170
(【0011】以降は省略されています)
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