TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025063864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2024173226
出願日2024-10-02
発明の名称量子ドット組成物、その製造方法、その硬化物、及びそれを含む表示装置
出願人三星電子株式会社,Samsung Electronics Co.,Ltd.,韓国韓松化学有限公司
代理人個人,個人
主分類C08F 2/44 20060101AFI20250409BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】量子ドット組成物、その製造方法、その硬化物、及びそれを含む表示装置を提供する。
【解決手段】本発明は、量子ドット組成物、その製造方法、その硬化物、及びそれを含む表示装置に係り、具体的には、電気流体力学インクジェットプリンティング用の量子ドット組成物、その製造方法、その硬化物、及びそれを含む表示装置に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
量子ドット、光重合性モノマー及びオリゴマーを含み、
前記光重合性モノマーは、芳香族環を含む化合物を含む、量子ドット組成物。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記芳香族環を含む化合物は、フェノキシ基、フェノール基、またはフェニル基を含む、請求項1に記載の量子ドット組成物。
【請求項3】
前記芳香族環を含む化合物は、フェノキシエチルアクリレート、フェノキシエチルメタクリレート、オルト-フェニルフェノキシエチルアクリレート、フェノキシベンジルアクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、ビフェニルメチルアクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、ビスフェノールAジメタクリレート、ビスフェノールAエトキシレート、ビスフェノールAエトキシレートジアクリレート、ビスフェノールAグリセロレートジアクリレート、またはビスフェノールFエトキシレートジアクリレートである、請求項1に記載の量子ドット組成物。
【請求項4】
前記光重合性モノマーは、アクリレート系モノマーをさらに含む、請求項1に記載の量子ドット組成物。
【請求項5】
前記オリゴマーは、炭素-炭素二重結合を含む化合物、及びチオール基を含む化合物を含む、請求項1に記載の量子ドット組成物。
【請求項6】
前記炭素-炭素二重結合を含む化合物は、フェノール基を含む化合物を1種以上含む、請求項5に記載の量子ドット組成物。
【請求項7】
前記量子ドットは、下記化学式1で表される一次リガンドと、
カルボキシル基を含む炭素数3~40の二次リガンドとで表面改質された、請求項1に記載の量子ドット組成物:
JPEG
2025063864000010.jpg
29
170
前記化学式1において、
Mは2~4価の金属であり、
mは1~4の整数であり、Xは独立して炭素数3~20の有機基であり、
nは2~4の整数である。
【請求項8】
常温で粘度が150~600cps範囲である、請求項1に記載の量子ドット組成物。
【請求項9】
電気流体力学(Electrohydrodynamic)インクジェットプリンティング用に使用される、請求項1に記載の量子ドット組成物。
【請求項10】
量子ドットの表面を改質した後、光重合性モノマーに分散して量子ドット分散液を得て、
前記量子ドット分散液にオリゴマー及び光重合性モノマーをさらに投入するが、
さらに投入される光重合性モノマーは、芳香族環を含む化合物を含む、量子ドット組成物の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、量子ドット組成物、その製造方法、その硬化物、及びそれを含む表示装置に係り、具体的には、電気流体力学インクジェットプリンティング用の量子ドット組成物、その製造方法、その硬化物、及びそれを含む表示装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
量子ドット(Quantum dot: QD)は、いわゆる半導体ナノ結晶(semiconductor nanocrystals)であり、物質種類の変化なしに粒子サイズ別に異なる波長の光が発生して多様な色を作り出すことができ、既存の発光体よりも色純度及び光安定性が高いという長所があるので、次世代発光素子として注目されている。
【0003】
特に、ディスプレイ分野において新たなトレンドとなった量子ドットは、高分子マトリックスに分散され、複合体の形態にTV、LED以外に多様なディスプレイ、電子素子などに適用可能である。CdSe、InPなどで代表される量子ドットは、発光効率(Quantum Yield)の面において速く発展し、発光効率が100%に近い合成法が紹介されている。これに基づいて、現在、量子ドットシートを適用したTVが商用化されている。次の段階において、量子ドットを既存のLED TVのカラーフィルタ層に含み(顔料及び染料排除)、カラーフィルタ層においてフィルタリング方式ではない自体発光バージョンでの量子ドットTVが開発されている。そのような量子ドットTVの開発の核心は、量子ドットが画素を構成する工程及び製造工程において、量子ドットの光効率をどれほど維持させることができるかに焦点が合わせられている。
【0004】
一方、カラーフィルタ用素材は、高い感度、基板への付着力、耐化学性、耐熱性などが要求される。従来、ディスプレイに適用するカラーフィルタは、一般的に、感光性レジスト組成物を使用してフォトマスクを適用した露光工程を通じて所望のパターンを形成し、次いで、現像工程を通じて非露光部を溶解させて除去する、パターニング工程を通じて形成されたが、捨てられる素材によるコスト上昇問題をもたらした。
【0005】
最近、画素に使用される材料の高級化、及びこれによるコスト上昇の解消のために、既存のスピンコーティングやスリットコーティングを行ってパターニングするよりも、所望の部分にのみ材料を使用し、材料の使用を最大限抑制する方法が関心を受けている。最も代表的な方法はインクジェット方式であり、大きくバブルジェット方式及びピエゾ方式が挙げられるが、インクジェット方式は、所望の画素にのみ材料を使用するため、不要な材料の無駄を防止することができる。
【0006】
しかし、インクジェット法に使用される量子ドット組成物は、粘度が100cps以下、好ましくは、50cps以下であることが要求されるので、100cpsを超える高粘度インクを適用するのには困難があった。
【0007】
そのようなインクジェット方式の短所を補完するために、微細パターニングが可能な電気流体力学(EHD: electrohydrodynamic)インクジェット方式が開発されている。EHDインクジェット方式は、インク吐出ノズルと基材との間に電気電位差を印加し、電場によるインクの微細化及びプリンティングを可能にした。
【0008】
関連した先行技術として、韓国特許公開第10-2020-0137977号公報には、電気流体力学的印刷方式に使用される溶液が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
韓国特許公開第10-2020-0137977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、EHDインクジェット方式に好適な高粘度を有し、光特性に優れ、インクジェッティング性(吐出性)に優れている、量子ドット組成物及びその製造方法を提供することである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

三星電子株式会社
ピクセル、及びそれを含むイメージセンサ
5日前
三星電子株式会社
化合物および有機エレクトロルミネッセンス素子
5日前
東レ株式会社
多孔質構造体
29日前
AGC株式会社
組成物
2か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
1か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
1か月前
東レ株式会社
CPUソケット
5日前
東レ株式会社
CPUソケット
5日前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
1か月前
東ソー株式会社
ハロゲン含有ポリマー
22日前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
27日前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
29日前
AGC株式会社
液状組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
2か月前
日本製紙株式会社
樹脂組成物
9日前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂の製造方法
1か月前
東レ株式会社
構造部材およびその製造方法
1か月前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
2か月前
三井化学ファイン株式会社
樹脂シート
1か月前
東ソー株式会社
ポリオレフィン系樹脂組成物
2か月前
住友精化株式会社
吸水性樹脂粒子の製造方法
27日前
株式会社シマノ
屋外使用可能部品
2か月前
花王株式会社
複合粒子の製造方法
1か月前
株式会社イーテック
組成物
2か月前
株式会社イーテック
組成物
2か月前
東ソー株式会社
セルロース樹脂含有樹脂組成物
13日前
ユニチカ株式会社
ポリ尿素およびその製造方法
28日前
住友化学株式会社
ブロック共重合体
9日前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂組成物の製造方法
2か月前
恵和株式会社
樹脂組成物及びシート
2か月前
東ソー株式会社
光学薄膜及び光学薄膜の製造方法
1か月前
JNC株式会社
ウレア誘導体の重合体を含むゲル
2か月前
遠東新世紀股分有限公司
防水透湿膜
28日前
田岡化学工業株式会社
一液型エポキシ樹脂組成物
1か月前
上野製薬株式会社
液晶ポリマー組成物
1か月前
続きを見る