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公開番号
2025063125
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2025002321,2023134648
出願日
2025-01-07,2019-09-20
発明の名称
フッ素樹脂粒子およびその製造方法
出願人
東ソー株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C08F
24/00 20060101AFI20250408BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】流動性および充填性に優れるフッ素樹脂粒子およびフッ素樹脂粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される残基単位を含み、体積平均粒子径が5μm以上2000μm以下であることを特徴とする樹脂粒子。
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(式(1)中、Rf
1
、Rf
2
、Rf
3
、およびRf
4
はそれぞれ独立してフッ素原子、炭素数1~7の直鎖状のパーフルオロアルキル基、炭素数3~7の分岐状のパーフルオロアルキル基または炭素数3~7の環状のパーフルオロアルキル基からなる群の1種を示す。前記パーフルオロアルキル基はエーテル性酸素原子を有していてもよい。また、Rf
1
、Rf
2
、Rf
3
、およびRf
4
は互いに連結して炭素数4以上8以下の環を形成してもよく、該環はエーテル性酸素原子を含む環であってもよい。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される残基単位を含み、体積平均粒子径が5μm以上2000μm以下であることを特徴とする樹脂粒子。
TIFF
2025063125000016.tif
42
170
(式(1)中、Rf
1
、Rf
2
、Rf
3
、Rf
4
はそれぞれ独立してフッ素原子、炭素数1~7の直鎖状のパーフルオロアルキル基、炭素数3~7の分岐状のパーフルオロアルキル基または炭素数3~7の環状のパーフルオロアルキル基からなる群の1種を示す。前記パーフルオロアルキル基はエーテル性酸素原子を有していてもよい。また、Rf
1
、Rf
2
、Rf
3
、Rf
4
は互いに連結して炭素数4以上8以下の環を形成してもよく、該環はエーテル性酸素原子を含む環であってもよい。)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は流動性および充填性に優れるフッ素樹脂粒子およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
フッ素系樹脂は、電気特性、耐薬品性、防水性および撥液發油性に優れるため半導体をはじめとする電子部品の保護膜、インクジェットプリンタヘッドの撥水膜、フィルタの水防油コートなどに用いられている。
【0003】
なかでもオキソラン環を含むフッ素樹脂は嵩高い環構造を有するため非晶質で高い透明性および高い耐熱性を有する。また炭素、フッ素、酸素からのみ構成されることで高い電気特性、耐薬品性、防水性および撥液發油性を有する。さらに非晶性であることから溶融成形加工が可能である。
【0004】
特許文献1にはオキソラン環を含むフッ素樹脂としてパーフルオロ(2-メチレン-4-メチル-1,3-ジオキソラン(PFMMD)のポリマーおよびその製造方法に関する記載がある。特許文献1の実施例2には、ガラス製封管内でフッ化窒素(N
2
F
2
)の共存下でパーフルオロ(2-メチレン-4-メチル-1,3-ジオキソランのポリマーを重合した例の記載がある。この実施例では溶媒は用いられておらず、得られたポリマーの具体的な形態については記述はない。非特許文献1にはオキソラン環を含むフッ素樹脂としてPFMMDをバルク重合又は溶液重合してそのポリマーを得ることが記載されている。尚、本明細書において、特に断らない限り、樹脂とポリマーとは同義として記載する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第3308107号
【非特許文献】
【0006】
Macromolecules 2005, 38, 4237
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
非特許文献1には、バルク重合の場合は重合後に精製を行わないと、本樹脂の光学特性および耐熱性が低下するが、精製することでこれらの低下は低減することが記載されている。溶液重合では、フッ素系の2種類の溶媒のいずれかを用いて重合した後にクロロホルムを添加して沈殿させている。バルク重合の精製後の本樹脂およびクロロホルムを添加して沈殿させて得られた樹脂の具体的な形態についての記載はない。
【0008】
本発明者らによる検討の結果、特許文献1および非特許文献1に記載の方法で得られた樹脂は、不定形の非粒子状の形態を有していた。そのため、樹脂の流動性に課題があった。たとえば樹脂を溶融成形する際、成形加工機内部への樹脂の連続した供給が困難になるなどの取り扱いに問題が生じることが分かった。さらに、特許文献1および非特許文献1に記載の樹脂は、上記形態を有するため、たとえば樹脂を成形加工機内に充填する際、所定の体積に対して所望の重量の樹脂が充填できない、すなわち充填性が低いという問題があることも判明した。この点は、樹脂重量に対して体積の大きな容器を要するため、当該物品を輸送する際の経済性が低くなる問題もあった。
【0009】
そこで本発明は、上記課題を解決するために、流動性および充填性に優れた、一般式(1)で表される残基単位を含む樹脂粒子およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明者らのさらなる検討の結果、特許文献1および非特許文献に記載された方法で製造された樹脂は、不定形の非粒子状の形態を有しているため、樹脂の内部に取り込まれた溶媒を除去することが困難である。樹脂中に溶媒が残存すると加熱時の重量減少量が大きく、成形加工時に発泡等が生じたり、成形加工時の作業環境を悪化させるという問題もあった。
(【0011】以降は省略されています)
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