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公開番号
2025068291
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178082
出願日
2023-10-16
発明の名称
希釈槽および希釈配管を備えたオートサンプラー
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
G01N
30/24 20060101AFI20250421BHJP(測定;試験)
要約
【課題】
本発明は、小型で低コスト且つ溶血・希釈効率を高めた希釈槽および希釈配管を備えた液体クロマトグラフィー用オートサンプラー提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明に係る液体クロマトグラフィー用オートサンプラーは、分析対象の生体試料と洗浄液との吸引装置、吐出装置を含むオートサンプラー部、及び希釈ユニットを備えるものであり、その希釈ユニットに、希釈槽を含む希釈ブロックと、前記分析対象の生体試料と洗浄液との混合物を吸引または吐出するポンプと、前記希釈槽と前記ポンプとを流体接続する希釈装置とを備えることに特徴がある。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
分析対象の生体試料と洗浄液との吸引装置、吐出装置を含むオートサンプラー部を備える液体クロマトグラフィー用オートサンプラーであって、
さらに、希釈ユニットを備え、
前記希釈ユニットは、
希釈槽を含む希釈ブロックと、
前記分析対象の生体試料と洗浄液との混合物を吸引または吐出するポンプと、
前記希釈槽と前記ポンプとを流体接続する希釈装置とを備える、
液体クロマトグラフィー用オートサンプラー。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記希釈ユニットは、さらに、
前記希釈槽の中心軸に対して、接続面の半径の二分位位置より半径方向に離れた位置で直行するように接続された第一の希釈装置を含む、
請求項1に記載の液体クロマトグラフィー用オートサンプラー。
【請求項3】
前記分析対象の生体試料と洗浄液との吸引装置はサンプリングニードルとシリンジポンプを含む、
請求項1に記載の液体クロマトグラフィー用オートサンプラー。
【請求項4】
前記希釈槽は、前記サンプリングニードルの外径以上の内径を有する略円柱状、略円錐台状または略円錐状である、
請求項3に記載の液体クロマトグラフィー用オートサンプラー。
【請求項5】
前記洗浄液は、前記シリンジポンプにより希釈装置を介して、前記希釈ブロック内の希釈槽に導かれ、前記希釈槽と前記希釈装置は規定量の前記洗浄液で満たされる、
請求項3に記載の液体クロマトグラフィー用オートサンプラー。
【請求項6】
前記洗浄液は、精製水、および溶血洗浄液からなる群から選ばれる1つ又は2以上の組み合わせである、
請求項1に記載の液体クロマトグラフィー用オートサンプラー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体クロマトグラフィー用オートサンプラーに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
生体試料中のヘモグロビン、リポ蛋白質、カテコールアミン、ビタミン、アミノ酸等の臨床検査として、液体クロマトグラフィーが広く用いられている。病院や検査センターでは、作業の効率化や総測定時間を短縮するために、生体試料である血液や尿の検体を用手法の前処理工程を経ることなく液体クロマトグラフィーに供することが求められる。
しかしながら、血液中の蛋白質、脂質や血球成分の一部は、分析結果に干渉することが知られており、また測定対象物以外の不純物の注入は分析カラムやラインフィルターの低寿命化の原因となる。不純物の影響を減らすためにオートサンプラー内で、希釈液または溶血液で希釈や溶血させたのちに分析することがある。
【0003】
前述の通り、総分析時間の短縮要求は高く、一検体当たりの測定時間は高度に短縮されることが求められている。従って、希釈や溶血に費やす時間も短縮化が求められる。その結果として、溶血不足や希釈の不安定さに繋がり、分析結果の安定性に影響することがある。さらにラインフィルターやカラムへの高負荷化によりそれらの低寿命化につながる。例えば特許文献1では、超音波により血液サンプルを溶血させる技術が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2011-528105
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
医療施設では分析時間の短時間化とともに、分析装置の小型化と低コスト化の要求が求められている。特許文献1に記載の溶血技術では、超音波機構を装置内部に実装させるために、装置サイズや装置コストの上昇につながる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで本発明は、小型で低コストであり、溶血・希釈効率を高めた希釈槽および希釈配管を備えた液体クロマトグラフィー用オートサンプラーを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る液体クロマトグラフィー用オートサンプラーは、分析対象の生体試料と洗浄液との吸引装置、吐出装置を含むオートサンプラー部を備えて、さらに希釈ユニットを備えるものを提供するものである。また、別の一態様に係る液体クロマトグラフィー用オートサンプラーは、その希釈ユニットに、希釈槽を含む希釈ブロックと、前記分析対象の生体試料と洗浄液との混合物を吸引または吐出するポンプと、前記希釈槽と前記ポンプとを流体接続する希釈装置とを備えるものを提供するものである。
【0007】
これらの構成によれば、流路内の乱流を効率的に発生することができ、複雑な機構を備えることなく、効果的な溶血希釈動作を実施できる。
【0008】
さらに、前記液体クロマトグラフィー用オートサンプラーは、前記第一の希釈配管は希釈槽の中心軸に対して、接続面の半径の二分位位置より半径方向に離れた位置で直行するように接続することを特徴とする溶血希釈ユニットを備えることができる。
これにより、希釈槽内でらせん状の渦流を発生させ、より効果的な溶血希釈動作を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係わる液体クロマトグラフィー用概略図である。
本発明に係わる液体クロマトグラフィー用オートサンプラーの要部拡大図である。
本発明に係わる第一実施形態に係る希釈ブロックの要部を示す上面図と縦断面図である。
本発明に係わる第二実施形態に係る希釈ブロックの要部を示す上面図と縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態に係る液体クロマトグラフィー用オートサンプラーを、図面を参照して説明する。本願において、X、Y、Z方向は以下のように定義される。Y方向(Y軸)はサンプリングアームの駆動方向である。X(X軸)方向はY方向に直行する方向である。Z(Z軸)方向はサンプリングニードルの駆動方向である。
(【0011】以降は省略されています)
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