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公開番号
2025062563
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2024092141
出願日
2024-06-06
発明の名称
垂直共振器型面発光レーザ素子の湿式酸化孔の形成方法
出願人
台亞半導體股フン有限公司
,
Taiwan-Asia Semiconductor Corporation
代理人
個人
主分類
H01S
5/183 20060101AFI20250407BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】垂直共振器型面発光レーザ素子のエピタキシャル層の湿式酸化孔を実質的に円形に形成する。
【解決手段】直径25um~30umの円形の垂直共振器型面発光レーザメサを持つ垂直共振器型面発光レーザウェーハを湿式酸化炉に入れるステップと、湿式酸化炉を真空にするステップと、湿式酸化炉の温度を250~350°Cに上昇させ、温度を維持し、N
2
ガスとH
2
Oガスを導入するステップと、湿式酸化炉にN
2
ガスとH
2
Oガスを導入しながら、温度を350~450℃に上昇させ、その温度を維持するステップと、N
2
ガスとH
2
Oガスを導入しながら、温度を400~450℃に上昇させ、その温度を維持するステップと、温度を400~450℃に維持して、垂直共振器型面発光レーザウェーハを酸化させるステップと、N
2
ガスを導入し、温度を150℃まで下げるステップと、垂直共振器型面発光レーザウェーハを取り出すステップと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
垂直共振器型面発光レーザ素子の湿式酸化孔の形成方法であって、
直径25um~30umの円形の垂直共振器型面発光レーザメサ(mesa)を持つ垂直共振器型面発光レーザウェーハを湿式酸化炉に入れるステップと、
前記湿式酸化炉を真空にするステップと、
前記湿式酸化炉の温度を250~350°Cに上昇させ、第1期間中にその温度を維持し、前記第1期間中にN
2
ガスとH
2
Oガスを前記湿式酸化炉に導入するステップと、
前記湿式酸化炉にN
2
ガスとH
2
Oガスを導入しながら、前記湿式酸化炉の温度を350~450℃に上昇させ、第2期間中にその温度を維持するステップと、
前記湿式酸化炉にN
2
ガスとH
2
Oガスを導入しながら、前記湿式酸化炉の温度を400~450℃に上昇させ、第3期間中にその温度を維持するステップと、
前記湿式酸化炉の温度を400~450℃に維持して、前記垂直共振器型面発光レーザウェーハを酸化させるステップと、
前記垂直共振器型面発光レーザウェーハの酸化が完了した後、前記湿式酸素炉にN
2
ガスを導入し、温度を150℃まで下げるステップと、
150℃まで冷却した後、前記湿式酸化炉から前記垂直共振器型面発光レーザウェーハを取り出すステップと、を含む方法。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記垂直共振器型面発光レーザウェーハを前記湿式酸化炉に入れる前に、
湿式酸化処理装置のスタンバイ状態で、前記湿式酸化炉にN
2
ガスとH
2
Oガスを導入し、N
2
ガスの流量とH
2
Oガスの流量が正常かどうかを確認するステップと、
N
2
ガスの流量とH
2
Oガスの流量が正常であることを確認した後、前記垂直共振器型面発光レーザウェーハを前記湿式酸化炉に入れるステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記N
2
ガスは10リットル/分(L/min)で前記湿式酸化炉に導入されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記H
2
Oガスは2グラム/時間(g/h)で前記湿式酸化炉に導入されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記湿式酸化炉の250~350°Cへの温度上昇は、10~40℃/分で行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1期間は6~8分であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記湿式酸化炉の350~450°Cへの温度上昇は、10~30℃/分で行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第2期間は1~2分であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記湿式酸化炉の400~450°Cへの温度上昇は、10~25℃/分で行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第3期間は1~2分であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、垂直共振器型面発光レーザ素子に関し、特に、垂直共振器型面発光レーザ素子の湿式酸化孔(湿式酸化処理により形成された孔)の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、垂直共振器型面発光レーザ(vertical cavity surface emitting laser、VCSEL)素子は、電子機器(例えば、バーチャルリアリティ(virtual reality、VR)センシングデバイス)の光源として広く使用されている。
【0003】
従来の650nmの垂直共振器型面発光レーザ素子のエピタキシャル層の湿式酸化孔は、ダイヤモンド形またはシールド形であり、円形のものはほとんどない。従来技術では、940nmの垂直共振器型面発光レーザ素子のエピタキシャル層の湿式酸化孔のみが略円形であった。しかし、650nmの垂直共振器型面発光レーザ素子と940nmの垂直共振器型面発光レーザ素子とでは、エピタキシャル層の構造や成長特性が本質的に異なるため、650nmの垂直共振器型面発光レーザ素子のエピタキシャル層では、940nmの垂直共振器型面発光レーザ素子のエピタキシャル層のように、湿式酸化孔を略円形に形成することができない。
【0004】
上記事情に鑑みて、650nmの垂直共振器型面発光レーザ素子のエピタキシャル層の湿式酸化孔をいかに円形に形成するかは、業界にとって喫緊の課題となっている。
【発明の概要】
【0005】
本発明の目的は、650nmの垂直共振器型面発光レーザ素子の安定性を向上させ、信頼性と耐久性を高めることにある。湿式酸化炉の運転パラメータを調整することにより、650nmの垂直共振器型面発光レーザ素子のエピタキシャル層の湿式酸化孔は、実質的に円形に形成される。
【0006】
上記目的を達成するため、本発明は、垂直共振器型面発光レーザ素子の湿式酸化孔の形成方法を開示する。前記方法は、直径25um~30umの円形の垂直共振器型面発光レーザメサ(mesa)を持つ垂直共振器型面発光レーザウェーハを湿式酸化炉に入れるステップと、前記湿式酸化炉を真空にするステップと、前記湿式酸化炉の温度を250~350°Cに上昇させ、第1期間中にその温度を維持し、前記第1期間中にN
2
ガスとH
2
Oガスを前記湿式酸化炉に導入するステップと、前記湿式酸化炉にN
2
ガスとH
2
Oガスを導入しながら、前記湿式酸化炉の温度を350~450℃に上昇させ、第2期間中にその温度を維持するステップと、前記湿式酸化炉にN
2
ガスとH
2
Oガスを導入しながら、前記湿式酸化炉の温度を400~450℃に上昇させ、第3期間中にその温度を維持するステップと、前記湿式酸化炉の温度を400~450℃に維持して、前記垂直共振器型面発光レーザウェーハを酸化させるステップと、前記垂直共振器型面発光レーザウェーハの酸化が完了した後、前記湿式酸化炉にN
2
ガスを導入し、温度を150℃まで下げるステップと、150℃まで冷却した後、前記湿式酸化炉から前記垂直共振器型面発光レーザウェーハを取り出すステップと、を含む。
【0007】
本発明の実施形態において、前記垂直共振器型面発光レーザウェーハを前記湿式酸化炉に入れる前に、湿式酸化処理装置のスタンバイ状態で、前記湿式酸化炉にN
2
ガスとH
2
Oガスを導入し、N
2
ガスの流量とH
2
Oガスの流量が正常かどうかを確認するステップと、N
2
ガスの流量とH
2
Oガスの流量が正常であることを確認した後、前記垂直共振器型面発光レーザウェーハを前記湿式酸化炉に入れるステップと、をさらに含む。
【0008】
本発明の実施形態において、前記N
2
ガスは10リットル/分(L/min)で前記湿式酸化炉に導入される。
【0009】
本発明の実施形態において、H
2
Oガスは2グラム/時間(g/h)で前記湿式酸化炉に導入される。
【0010】
本発明の実施形態において、前記湿式酸化炉の250~350°Cへの温度上昇は、10~40℃/分で行われる。
(【0011】以降は省略されています)
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