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公開番号2025062417
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171478
出願日2023-10-02
発明の名称基板対基板コネクタ
出願人日本圧着端子製造株式会社
代理人弁理士法人あい特許事務所
主分類H01R 12/58 20110101AFI20250407BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】基板に対する端子の装着位置の精度を向上できる基板対基板コネクタを提供する。
【解決手段】基板対基板コネクタ1が、コンタクト3と、絶縁性のハウジング2とを含む。コンタクト3は、本体部30と、プレスフィット端子である第1端子31および第2端子32と、頂部41aに第1被押圧部P1が配置された第1延伸部41と、第2被押圧部P2とを含む。第1端子31は、本体部30から第1軸線L1に沿って延伸する。第2端子32は、本体部30から第2軸線L2に沿って延伸する。第1延伸部41は、第1軸線L1上で本体部30から第1端子31の逆向きに延伸する。ハウジング2は、本体部30を収容保持する保持孔26と、第1端面E1と、第2端面E2とを含む。第1延伸部41の頂部41aは、ハウジング2の第2端面E2よりも突出する。
【選択図】図3A-3C
特許請求の範囲【請求項1】
第1スルーホールを有する第1基板と第2スルーホールを有する第2基板とを接続する基板対基板コネクタであって、
本体部と、前記本体部から第1軸線に沿って延伸し、前記第1スルーホールにプレスフィット可能なプレスフィット端子である第1端子と、前記本体部から前記第1軸線に対してオフセットされた第2軸線に沿って前記第1端子の逆向きに延伸し、前記第2スルーホールにプレスフィット可能なプレスフィット端子である第2端子と、第1被押圧部が配置された頂部を含み前記第1軸線上で前記本体部から前記第1端子の逆向きに延伸する第1延伸部と、前記第2軸線上で前記本体部および前記本体部から前記第2端子の逆向きに突出する第2延伸部の頂部の何れか一方に配置された第2被押圧部と、を含むコンタクトと、
前記第1端子、前記第2端子、前記第1延伸部および前記第2被押圧部を外部に露出させる状態で前記本体部が収容保持された保持孔と、前記第1基板と対向可能な第1端面と、前記第2基板と対向可能な第2端面と、を含み、絶縁性のハウジングと、を含み、
前記第1延伸部の前記頂部は、前記ハウジングの前記第2端面よりも突出している、基板対基板コネクタ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1延伸部の前記頂部は、前記第2基板によって押圧可能である、請求項1に記載の基板対基板コネクタ。
【請求項3】
前記第1延伸部は、前記第2基板に設けられた第3スルーホールを挿通可能である、請求項1に記載の基板対基板コネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、単一の部材で一体に形成されている、請求項1~3の何れか一項に記載の基板対基板コネクタ。
【請求項5】
前記本体部は、前記第1端子が延伸する第1本体部と、前記第2端子が延伸する第2本体部と、前記第1本体部と前記第2本体部とを弾性的に連結する第1弾性連結部と、を含み、
前記ハウジングの前記保持孔は、前記第1本体部が圧入固定された固定孔と、前記第2本体部が嵌合されたルーズフィット孔と、を含む、請求項4に記載の基板対基板コネクタ。
【請求項6】
前記本体部は、前記第1端子が延伸する第1本体部と、前記第2端子が延伸する第2本体部と、を含み、
前記第1軸線に平行な方向に見たときに、前記コンタクトは、前記第1本体部と前記第2本体部とをアングル状またはU字状に連結する連結部を含む、請求項4に記載の基板対基板コネクタ。
【請求項7】
前記連結部は、前記第1本体部と前記第2本体部とを弾性的に連結する第2弾性連結部を含む、請求項6に記載の基板対基板コネクタ。
【請求項8】
第1スルーホールを有する第1基板と第2スルーホールを有する第2基板とを接続する基板対基板コネクタであって、
本体部と、前記本体部から第1軸線に沿って延伸し、前記第1スルーホールにプレスフィット可能なプレスフィット端子である第1端子と、前記本体部から前記第1軸線に対してオフセットされた第2軸線に沿って前記第1端子の逆向きに延伸し、前記第2スルーホールを挿通可能であり、前記第2基板において前記ハウジングと対向する面の反対側の面に半田付け可能なディップ端子である第2端子と、第1被押圧部が配置された頂部を含み前記第1軸線上で前記第1端子の逆向きに延伸する第1延伸部と、を含むコンタクトと、
前記第1端子、前記第2端子および前記第1延伸部を外部に露出させる状態で前記本体部が収容保持された保持孔と、前記第1基板と対向可能な第1端面と、前記第2基板と対向可能な第2端面と、を含み、単一の部材で一体に形成された絶縁性のハウジングと、を含み、
前記第1延伸部の前記頂部は、前記ハウジングの前記第2端面よりも突出している、基板対基板コネクタ。
【請求項9】
前記コンタクトは、前記本体部と前記ディップ端子とを弾性的に連結する第2弾性連結部を含む、請求項8に記載の基板対基板コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基板対基板コネクタに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のコネクタは、プレスフィットコンタクトの両端に、それぞれ対応する基板のスルーホールに対してプレスフィットされるプレスフィット部(プレスフィット端子)を有している。プレスフィットコンタクトの中央部に、導出部が形成され、前記導出部とプレスフィット部との間には、係合部が形成されている。前記導出部または前記係合部に設けられた抜止め防止手段が、絶縁ハウジングの固定孔に埋設されている。
【0003】
前記コネクタでは、プレスフィット部を基板のスルーホールにプレスフィットさせるときは、打込みジグによって、絶縁ハウジングを介して、間接的に、プレスフィットコンタクトを押すようにしている。すなわち、打込みジグの押圧力は、絶縁ハウジングを介してプレスフィットコンタクトに伝達され、これにより、プレスフィット部が、スルーホールに対してプレスフィット状態に挿入される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-53090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
打込みジグによる押圧時に、絶縁ハウジングが、圧縮による変形を生じると、その変形が、基板のスルーホールに対するプレスフィット部の装着位置に影響し、ひいては、2つの基板間の距離に影響する。
【0006】
本発明の一実施形態では、基板に対する端子の装着位置の精度を向上できる基板対基板コネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態は、第1スルーホール(TH1)を有する第1基板(B1)と第2スルーホール(TH2)を有する第2基板(B2)とを接続する基板対基板コネクタ(1)であって、コンタクト(3;3Q;3S;3T;3U;3V;3W)と、絶縁性のハウジング(2)と、を含む基板対基板コネクタ(1)を提供する。前記コンタクトは、本体部(30)と、前記第1スルーホールにプレスフィット可能なプレスフィット端子である第1端子(31)と、前記第2スルーホールにプレスフィット可能なプレスフィット端子である第2端子(32)と、第1延伸部(41)と、第2被押圧部(P2)と、を含む。前記第1端子は、前記本体部から第1軸線(L1)に沿って延伸する。前記第2端子は、前記本体部から前記第1軸線に対してオフセットされた第2軸線(L2)に沿って前記第1端子の逆向きに延伸する。前記第1延伸部は、第1被押圧部(P1)が配置された頂部(41a)を含み前記第1軸線上で前記本体部から前記第1端子の逆向きに延伸する。前記第2被押圧部は、前記第2軸線上で前記本体部および前記本体部から前記第2端子の逆向きに突出する第2延伸部(42)の頂部(42a)の何れか一方に配置される。前記ハウジングは、前記第1端子、前記第2端子、前記第1延伸部および前記第2被押圧部を外部に露出させる状態で前記本体部が収容保持された保持孔(26)と、前記第1基板と対向可能な第1端面(E1)と、前記第2基板と対向可能な第2端面(E2)と、を含む。前記第1延伸部の前記頂部は、前記ハウジングの前記第2端面よりも突出している。
【0008】
本実施形態によれば、まず、治具を用いて第2被押圧部を第2端子側に押圧することにより、ハウジングを介して押圧することなく、第2端子を第2基板の第2スルーホールにプレスフィットさせることができる。次いで、第1被押圧部を第1端子側に押圧することにより、ハウジングを介して押圧することなく、第1端子を第1基板の第1スルーホールにプレスフィットさせることができる。このため、プレスフィット端子である第1端子および第2端子が対応するスルーホールに装着される装着位置に対して、ハウジングが影響を与えることを抑制して、前記装着位置の精度を向上することができる。
【0009】
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
【0010】
1つの実施形態では、前記第1延伸部の前記頂部は、前記第2基板によって押圧可能である。この構成によれば、第2端子を第2基板の第2スルーホールにプレスフィットさせた後、その第2基板によって、第1被押圧部を第1端子側に直接押圧することにより、第1端子を第1基板の第1スルーホールにプレスフィットさせことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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