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公開番号2025060267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170914
出願日2023-09-29
発明の名称冷凍サイクル装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F25B 41/20 20210101AFI20250403BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】部品点数は削減しつつ、利用ユニットからの冷媒漏洩に対応可能な冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】空調機100は、圧縮機12及び熱源熱交換器16を有する熱源ユニット10と、それぞれが利用熱交換器32を有する複数の利用ユニット30と、熱源ユニットの圧縮機と複数の利用ユニットの利用熱交換器とを接続するガス配管GPと、遮断弁52と、を備える。ガス配管は、熱源ユニットから延びる第1配管4aと、利用ユニットから延びる第2配管4bと、第1配管を複数の第2配管に分岐させる分岐部4cと、を含む。遮断弁は、ガス配管において、分岐部より熱源ユニットの近くに配置される。各利用ユニットは、その利用ユニットの利用熱交換器と熱源ユニットの熱源熱交換器とを接続する液配管LPに設けられる開度調整可能な利用膨張弁36を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機(12)及び熱源熱交換器(16,116)を有する熱源ユニット(10,110)と、
各々が利用熱交換器(32)を有する複数の利用ユニット(30)と、
前記熱源ユニットから延びる第1配管(4a,104b,102e,102f)と、前記利用ユニットから延びる第2配管(4b,104c)と、前記第1配管を複数の前記第2配管に分岐させる分岐部(4c,104d)と、を含み、前記熱源ユニットの前記圧縮機と前記複数の利用ユニットの前記利用熱交換器とを接続するガス配管(GP)と、
前記ガス配管において前記分岐部より前記熱源ユニットの近くに配置される第1遮断弁(52,152a,152b)と、
を備え、
各前記利用ユニットは、その前記利用ユニットの前記利用熱交換器と前記熱源ユニットの前記熱源熱交換器とを接続する液配管(LP)に設けられる開度調整可能な第2遮断弁(36)を有する、
冷凍サイクル装置(100,100A)。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記第1遮断弁(152a,152b)は、開度調整可能な流量調整弁である、
請求項1に記載の冷凍サイクル装置(100A)。
【請求項3】
各前記利用ユニットは、冷媒センサ(38)を更に有し、
1の前記利用ユニットの前記冷媒センサが冷媒漏洩を検知すると、前記第1遮断弁と、前記ガス配管により前記第1遮断弁を介して前記熱源ユニットと接続される前記複数の利用ユニットの前記第2遮断弁が閉じられる、
請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項4】
前記利用ユニットは、コントローラ(72)を更に有し、
各前記利用ユニットの前記冷媒センサは、冷媒漏洩を検知した際に、その冷媒センサが設けられている前記利用ユニットの前記コントローラに対して信号を送信し、
冷媒漏洩を検知した前記冷媒センサが設けられている前記利用ユニットの前記コントローラは、漏洩が検知されている前記利用ユニットと共に前記ガス配管により前記第1遮断弁を介して前記熱源ユニットと接続される他の前記利用ユニットの前記コントローラに対し、前記第2遮断弁の閉鎖指令を送信する、
請求項3に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項5】
前記利用ユニットは、前記第2遮断弁の閉鎖指令を受信すると、運転を停止する、
請求項4に記載の冷凍サイクル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特許6927315号)のように、利用熱交換器と利用膨張弁とを有する複数の利用ユニットのそれぞれに遮断弁を設け、冷媒漏洩時に遮断弁を閉じるようにした冷凍サイクル装置が知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような冷凍サイクル装置では、利用ユニットの台数に応じて、冷媒配管に多数の遮断弁が必要になる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1観点の冷凍サイクル装置は、熱源ユニットと、複数の利用ユニットと、ガス配管と、第1遮断弁と、を備える。熱源ユニットは、圧縮機及び熱源熱交換器を有する。複数の利用ユニットのそれぞれは、利用熱交換器を有する。ガス配管は、熱源ユニットの圧縮機と複数の利用ユニットの利用熱交換器とを接続する。ガス配管は、熱源ユニットから延びる第1配管と、利用ユニットから延びる第2配管と、第1配管を複数の第2配管に分岐させる分岐部と、を含む。第1遮断弁は、ガス配管において、分岐部より熱源ユニットの近くに配置される。各利用ユニットは、その利用ユニットの利用熱交換器と熱源ユニットの熱源熱交換器とを接続する液配管に設けられる開度調整可能な第2遮断弁を有する。
【0005】
第1観点の冷凍サイクル装置では、ガス配管に複数の利用ユニットに共通の第1遮断弁を設けており、かつ、利用ユニット毎に、開度調整可能な第2遮断弁(膨張弁としても利用される遮断弁)を設けている。そのため、第1観点の冷凍サイクル装置では、部品点数は削減しつつ、利用ユニットからの冷媒漏洩に応答することができる。
【0006】
第2観点の冷凍サイクル装置は、第1観点の冷凍サイクル装置であって、第1遮断弁は、開度調整可能な流量調整弁である。
【0007】
本冷凍サイクル装置では、第1遮断弁も、遮断弁としてだけではなく、流量調整用途に利用でき、部品点数の削減を図ることができる。
【0008】
第3観点の冷凍サイクル装置は、第1観点又は第2観点の冷凍サイクル装置であって、各利用ユニットは、冷媒センサを更に有する。1の利用ユニットの冷媒センサが冷媒漏洩を検知されると、第1遮断弁と、ガス配管により第1遮断弁を介して熱源ユニットと接続される複数の利用ユニットの第2遮断弁が閉じられる。
【0009】
第3観点の冷凍サイクル装置では、部品点数を削減しつつ、利用ユニットの設置される空間における漏洩冷媒濃度が高濃度になる事態の発生を抑制できる。
【0010】
第4観点の冷凍サイクル装置は、第3観点の冷凍サイクル装置であって、利用ユニットは、コントローラを更に有する。各利用ユニットの冷媒センサは、冷媒漏洩を検知した際に、その冷媒センサが設けられている利用ユニットのコントローラに対して信号を送信する。冷媒漏洩を検知した冷媒センサが設けられている利用ユニットのコントローラは、漏洩が検知されている利用ユニットと共にガス配管により第1遮断弁を介して熱源ユニットと接続される他の利用ユニットのコントローラに対し、第2遮断弁の閉鎖指令を送信する。
(【0011】以降は省略されています)

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