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公開番号2025058544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168538
出願日2023-09-28
発明の名称制御システムおよび冷凍システム
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F25B 49/02 20060101AFI20250402BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】特定の冷却ユニット(50)が優先的に冷却動作を行うことができるようにする。
【解決手段】制御部(33)は、複数の冷却ユニット(50)の各々の優先度を示す優先度情報と、複数の冷却ユニット(50)の各々において要求される冷却能力の導出に用いることができる第1情報と、熱源ユニット(40)において実際に発揮することができる能力の導出に用いることができる第2情報とに基づいて、複数の冷却ユニット(50)のうち優先度の高い冷却ユニット(50)が優先的に冷却動作を行うことができるように複数の冷却ユニット(50)の各々の冷却動作を制御するための制御情報を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮要素(42)と放熱器(43)とを有する熱源ユニット(40)と、それぞれが蒸発器(52)を有し冷却対象の温度と設定温度との差に応じて冷却動作を実行または停止する複数の冷却ユニット(50)とを含む冷媒回路(25)を有し、前記冷媒回路(25)において冷媒を循環させることで冷凍サイクルを行う冷凍装置(20)に適用される制御システムであって、
前記冷凍装置(20)を制御する制御部(33)を備え、
前記制御部(33)は、前記複数の冷却ユニット(50)の各々の優先度を示す優先度情報と、前記複数の冷却ユニット(50)の各々において要求される冷却能力の導出に用いることができる第1情報と、前記熱源ユニット(40)において実際に発揮することができる能力の導出に用いることができる第2情報とに基づいて、前記複数の冷却ユニット(50)のうち優先度の高い冷却ユニット(50)が優先度の低い冷却ユニット(50)よりも優先的に冷却動作を行うことができるように前記複数の冷却ユニット(50)の各々の冷却動作を制御するための制御情報を出力する
制御システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1の制御システムにおいて、
前記複数の冷却ユニット(50)の各々は、ショーケース(50a)を有し、前記冷却動作において前記ショーケース(50a)内の空気を冷却し、
前記複数の冷却ユニット(50)の各々の優先度は、当該冷却ユニット(50)のショーケース(50a)内に収容される収容物の種別に応じて設定される
制御システム。
【請求項3】
請求項1の制御システムにおいて、
前記制御部(33)は、前記複数の冷却ユニット(50)の各々において要求される冷却能力の合計に応じた能力が前記熱源ユニット(40)において実際に発揮することができる能力よりも大きい場合に、前記制御情報を出力する
制御システム。
【請求項4】
請求項3の制御システムにおいて、
前記制御情報は、前記複数の冷却ユニット(50)のうち優先度の低い冷却ユニット(50)が優先度の高い冷却ユニット(50)よりも優先的に冷却動作を停止するように前記複数の冷却ユニット(50)の各々の冷却動作を制御するための情報である
制御システム。
【請求項5】
請求項3の制御システムにおいて、
前記制御情報は、前記複数の冷却ユニット(50)のうち優先度の高い冷却ユニット(50)が優先度の低い冷却ユニット(50)よりも優先的に冷却能力を確保することができるように前記複数の冷却ユニット(50)の各々の冷却動作を制御するための情報である
制御システム。
【請求項6】
請求項3の制御システムにおいて、
前記第1情報は、前記複数の冷却ユニット(50)の各々の冷却能力の代表値である代表冷却能力に関する情報を含み、
前記複数の冷却ユニット(50)の各々において要求される冷却能力の合計は、前記複数の冷却ユニット(50)の各々の代表冷却能力の合計である
制御システム。
【請求項7】
請求項3の制御システムにおいて、
前記制御部(33)は、前記優先度情報と、前記第1情報と、前記第2情報と、前記複数の冷却ユニット(50)の各々における前記冷却対象の温度および前記設定温度を示す第3情報とに基づいて、前記制御情報を出力し、
前記第1情報は、前記複数の冷却ユニット(50)の各々において要求される冷却能力の予測値である予測冷却能力の導出に用いることができる情報を含み、
前記複数の冷却ユニット(50)の各々において要求される冷却能力の合計は、前記複数の冷却ユニット(50)の各々の予測冷却能力の合計である
制御システム。
【請求項8】
請求項1において、
前記優先度は、第1優先度と、前記第1優先度よりも低い第2優先度とを含み、
前記第1優先度は、前記複数の冷却ユニット(50)のうち前記冷却動作を強制的に停止することが禁止された冷却ユニット(50)に設定される優先度であり、
前記第2優先度は、前記複数の冷却ユニット(50)のうち前記冷却動作を強制的に停止することが許可された冷却ユニット(50)に設定される優先度である
制御システム。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1つの制御システムと、
前記冷凍装置(20)と、
前記複数の冷却ユニット(50)の各々に流れる冷媒の流量を調整可能な調整部(35)とを備える冷凍システムであって、
前記調整部(35)は、前記制御情報に基づいて動作する
冷凍システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御システムおよび冷凍システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、冷凍機ユニットと複数のショーケースとを備えた冷凍装置が開示されている。冷凍機ユニットは、第1圧縮機と、第1放熱器と、冷凍機コントローラとが設けられる。ショーケースには、膨張弁と、蒸発器と、ショーケースコントローラとが設けられる。第1圧縮機と第1放熱器と膨張弁と蒸発器は、ショーケースを冷却する第1冷凍サイクル回路を構成する。
【0003】
ショーケースコントローラは、蒸発器の出口側冷媒温度と入口側冷媒温度との差に応じて膨張弁の開度を制御する。これにより、ショーケースの庫内は、所定の温度に冷却される。一方、冷凍機コントローラは、第1冷凍サイクル回路の低圧側の圧力が所定値未満となると、第1圧縮機の運転を停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-011423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の冷凍装置では、冷凍機コントローラによる冷凍機ユニットの制御は、「複数のショーケースの各々において要求される冷却能力」を考慮することなく、独自に行われる。また、冷凍機ユニットが実際に発揮することができる能力が低下すると、複数のショーケースの各々の冷却能力が一様に低下してしまう。そのため、冷却されるべき特定のショーケースが冷却動作を優先的に行うことができるように、複数のショーケースの各々の冷却動作を制御することができない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、圧縮要素(42)と放熱器(43)とを有する熱源ユニット(40)と、それぞれが蒸発器(52)を有し冷却対象の温度と設定温度との差に応じて冷却動作を実行または停止する複数の冷却ユニット(50)とを含む冷媒回路(25)を有し、前記冷媒回路(25)において冷媒を循環させることで冷凍サイクルを行う冷凍装置(20)に適用される制御システムに関し、制御システムは、前記冷凍装置(20)を制御する制御部(33)を備え、前記制御部(33)は、前記複数の冷却ユニット(50)の各々の優先度を示す優先度情報と、前記複数の冷却ユニット(50)の各々において要求される冷却能力の導出に用いることができる第1情報と、前記熱源ユニット(40)において実際に発揮することができる能力の導出に用いることができる第2情報とに基づいて、前記複数の冷却ユニット(50)のうち優先度の高い冷却ユニット(50)が優先度の低い冷却ユニット(50)よりも優先的に冷却動作を行うことができるように前記複数の冷却ユニット(50)の各々の冷却動作を制御するための制御情報を出力する。
【0007】
第1の態様では、第1情報に基づいて、複数の冷却ユニット(50)の各々において要求される冷却能力を導出することができる。また、第2情報に基づいて、熱源ユニット(40)において実際に発揮することができる能力を導出することができる。そして、「複数の冷却ユニット(50)の各々において要求される冷却能力」および「熱源ユニット(40)において実際に発揮することができる能力」を考慮して、「複数の冷却ユニット(50)のうち優先度の高い冷却ユニット(50)が優先度の低い冷却ユニット(50)よりも優先的に冷却動作を行うことができるように複数の冷却ユニット(50)の各々の冷却動作を制御するための制御情報」を出力することができる。これにより、例えば、熱源ユニット(40)の能力が不足する場合であっても、冷却が必要な冷却ユニットを優先的に動作させることができる。
【0008】
本開示の第2の態様は、第1の態様の制御システムにおいて、前記複数の冷却ユニット(50)の各々は、ショーケース(50a)を有し、前記冷却動作において前記ショーケース(50a)内の空気を冷却し、前記複数の冷却ユニット(50)の各々の優先度は、当該冷却ユニット(50)のショーケース(50a)内に収容される収容物の種別に応じて設定される制御システムである。
【0009】
第2の態様では、冷却ユニット(50)のショーケース(50a)に収容される収容物の種別に応じて、その冷却ユニット(50)の優先度を適切に設定することができる。これにより、冷却ユニット(50)の優先度に基づく処理を適切に行うことができる。
【0010】
本開示の第3の態様は、第1または第2の態様の制御システムにおいて、前記制御部(33)は、前記複数の冷却ユニット(50)の各々において要求される冷却能力の合計に応じた能力が前記熱源ユニット(40)において実際に発揮することができる能力よりも大きい場合に、前記制御情報を出力する制御システムである。
(【0011】以降は省略されています)

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