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公開番号
2025065218
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2025015905,2022563850
出願日
2025-02-03,2021-11-19
発明の名称
含フッ素エラストマー水性分散液の製造方法および組成物
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類
C08F
14/18 20060101AFI20250410BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】重合槽への含フッ素エラストマーの付着を抑制しながら、十分な重合速度で十分な数の含フッ素エラストマー粒子を発生させることができる含フッ素エラストマー水性分散液の製造方法を提供すること。
【解決手段】 一般式(1)で表される単量体(1)に基づく重合単位(1)を含む重合体(1)および水性媒体の存在下に、含フッ素単量体を重合することによって、含フッ素エラストマーの水性分散液を製造する含フッ素エラストマー水性分散液の製造方法を提供する。
CF
2
=CF-R-CZ
1
Z
2
-COOM (1)
(式中、Rは連結基であり、Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、FまたはCF
3
であり、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
一般式(1)で表される単量体(1)に基づく重合単位(1)を含む重合体(1)および水性媒体の存在下に、含フッ素単量体を重合することによって、含フッ素エラストマーの水性分散液を製造する含フッ素エラストマー水性分散液の製造方法。
CF
2
=CF-R-CZ
1
Z
2
-COOM (1)
(式中、Rは連結基であり、Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、FまたはCF
3
であり、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
単量体(1)が、一般式(2)で表される単量体(2)である請求項1に記載の製造方法。
CF
2
=CF(-O-Rf-COOM) (2)
(式中、Rfは炭素数1~40の含フッ素アルキレン基、または、炭素数2~100のエーテル結合もしくはケト基を有する含フッ素アルキレン基であり、Mは前記のとおりである。)
【請求項3】
重合体(1)の重量平均分子量が、1.4×10
4
以上である請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項4】
重合単位(1)の含有量が、重合体(1)を構成する全重合単位に対して、50モル%以上である請求項1~3のいずれかに記載の製造方法。
【請求項5】
重合体(1)の添加量が、前記水性媒体100質量%に対して、0.0001~2質量%である請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。
【請求項6】
前記含フッ素単量体の重合を、重合開始剤の存在下に行い、前記重合開始剤の添加量が、前記含フッ素単量体100質量%に対して、0.00001~10質量%である請求項1~5のいずれかに記載の製造方法。
【請求項7】
前記含フッ素単量体の重合を、実質的に含フッ素界面活性剤の非存在下に行う請求項1~6のいずれかに記載の製造方法。
【請求項8】
前記含フッ素単量体が、ビニリデンフルオライドまたはテトラフルオロエチレンである請求項1~7のいずれかに記載の製造方法。
【請求項9】
前記含フッ素単量体が、ビニリデンフルオライドである請求項1~8のいずれかに記載の製造方法。
【請求項10】
前記含フッ素エラストマーが、主鎖に-CH
2
-を含む請求項1~9のいずれかに記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、含フッ素エラストマー水性分散液の製造方法および組成物に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、オリゴマーのフルオロスルフィン酸化合物及び/又はエチレン性不飽和で重合モノマーのフルオロスルフィン酸化合物は、部分的又は完全にフッ素化された主鎖を有するフルオロポリマーを作製するために、少なくとも1つのエチレン性不飽和のフルオロモノマー、例えば、フッ素化オレフィンの水性乳化重合に使用することができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2013-545877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示では、重合槽への含フッ素エラストマーの付着を抑制しながら、十分な重合速度で十分な数の含フッ素エラストマー粒子を発生させることができる含フッ素エラストマー水性分散液の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、一般式(1)で表される単量体(1)に基づく重合単位(1)を含む重合体(1)および水性媒体の存在下に、含フッ素単量体を重合することによって、含フッ素エラストマーの水性分散液を製造する含フッ素エラストマー水性分散液の製造方法が提供される。
CF
2
=CF-R-CZ
1
Z
2
-COOM (1)
(式中、Rは連結基であり、Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、FまたはCF
3
であり、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)
【0006】
本開示の製造方法において、単量体(1)が、一般式(2)で表される単量体(2)であることが好ましい。
CF
2
=CF(-O-Rf-COOM) (2)
(式中、Rfは炭素数1~40の含フッ素アルキレン基、または、炭素数2~100のエーテル結合もしくはケト基を有する含フッ素アルキレン基であり、Mは前記のとおりである。)
本開示の製造方法において、重合体(1)の重量平均分子量が、1.4×10
4
以上であることが好ましい。
本開示の製造方法において、重合単位(1)の含有量が、重合体(1)を構成する全重合単位に対して、50モル%以上であることが好ましい。
本開示の製造方法において、重合体(1)の添加量が、前記水性媒体100質量%に対して、0.0001~20質量%であることが好ましい。
本開示の製造方法において、前記含フッ素単量体の重合を、重合開始剤の存在下に行い、前記重合開始剤の添加量が、前記含フッ素単量体100質量%に対して、0.00001~10質量%であることが好ましい。
本開示の製造方法において、前記含フッ素単量体の重合を、実質的に含フッ素界面活性剤の非存在下に行うことが好ましい。
本開示の製造方法において、前記含フッ素単量体が、ビニリデンフルオライドまたはテトラフルオロエチレンであることが好ましい。
本開示の製造方法において、前記含フッ素単量体が、ビニリデンフルオライドであることが好ましい。
本開示の製造方法において、前記含フッ素エラストマーが、主鎖に-CH
2
-を含むことが好ましい。
【0007】
また、本開示によれば、含フッ素エラストマー、および、一般式(1)で表される単量体(1)に基づく重合単位(1)を含む重合体(1)を含有する組成物が提供される。
CF
2
=CF-R-CZ
1
Z
2
-COOM (1)
(式中、Rは連結基であり、Z
1
およびZ
2
は、それぞれ独立して、FまたはCF
3
であり、Mは、H、金属原子、NR
7
4
、置換基を有していてもよいイミダゾリウム、置換基を有していてもよいピリジニウムまたは置換基を有していてもよいホスホニウムであり、R
7
は、Hまたは有機基である。)
【0008】
本開示の組成物において、単量体(1)が、一般式(2)で表される単量体(2)であることが好ましい。
CF
2
=CF(-O-Rf-COOM) (2)
(式中、Rfは炭素数1~40の含フッ素アルキレン基、または、炭素数2~100のエーテル結合もしくはケト基を有する含フッ素アルキレン基であり、Mは前記のとおりである。)
【0009】
本開示の組成物において、重合体(1)の重量平均分子量が、1.4×10
4
以上であることが好ましい。
本開示の組成物において、重合単位(1)の含有量が、重合体(1)を構成する全重合単位に対して、50モル%以上であることが好ましい。
本開示の組成物において、重合体(1)の含有量が、前記含フッ素エラストマーに対して0.00001~20質量%であることが好ましい。
本開示の組成物は、水性分散液であることが好ましい。
本開示の組成物において、前記水性分散液の固形分濃度が、前記水性分散液に対して、5~50質量%であることが好ましい。
本開示の組成物は、含フッ素界面活性剤を実質的に含まないことが好ましい。
本開示の組成物において、前記含フッ素エラストマーが、ビニリデンフルオライド単位またはテトラフルオロエチレン単位を含有することが好ましい。
本開示の組成物において、前記含フッ素エラストマーが、ビニリデンフルオライド単位を含有することが好ましい。
本開示の組成物において、前記含フッ素エラストマーが、主鎖に-CH
2
-を含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、重合槽への含フッ素エラストマーの付着を抑制しながら、十分な重合速度で十分な数の含フッ素エラストマー粒子を発生させることができる含フッ素エラストマー水性分散液の製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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