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公開番号2025066181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2025017373,2024003508
出願日2025-02-05,2024-01-12
発明の名称フルオロエタン化合物の製造方法及びフルオロオレフィンの製造方法
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C07C 17/23 20060101AFI20250415BHJP(有機化学)
要約【課題】目的生成物であるフルオロエタン化合物を効率よく製造することができるフルオロエタン化合物の製造方法を提供する。
【解決手段】本開示のクロロフルオロエタン化合物を触媒の存在下で還元反応することでフルオロエタン化合物を含む生成物を得る工程Aを含み、前記触媒は、Ni,Pd,Pt,Ru及びRhからなる群より選ばれる少なくとも一種の金属が活性炭に担持されている。本開示の製造方法によれば、目的生成物であるフルオロエタン化合物を効率よく製造することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
クロロフルオロエタン化合物を触媒及び水素の存在下で還元反応することでフルオロエタン化合物を含む生成物を得る工程Aを含み、
前記触媒は、Ni,Pd,Pt,Ru及びRhからなる群より選ばれる少なくとも一種の金属が活性炭に担持されている、フルオロエタン化合物の製造方法。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記フルオロエタン化合物は、1,1,2-トリフルオロエタンを含み、
前記クロロフルオロエタン化合物は、1,1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフルオロエタンを含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記フルオロエタン化合物は、1,1,2-トリフルオロエタンを含み、
前記クロロフルオロエタン化合物は、1-クロロ-1,1,2-トリフルオロエタンを含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
前記フルオロエタン化合物は、1,1-ジフルオロエタンを含み、
前記クロロフルオロエタン化合物は、1-クロロ-1,1,2-トリフルオロエタンを含む、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記生成物は、クロロトリフルオロエチレン及びトリフルオロエチレンからなる群より選ばれる化合物を副生成物として含む、請求項2に記載の製造方法。
【請求項6】
前記1,1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフルオロエタンをテトラクロロエチレンの液相フッ素化反応により得る工程を備える、請求項2に記載の製造方法。
【請求項7】
フルオロオレフィンの製造方法であって、
請求項1~6のいずれか1項に記載の製造方法によってフルオロエタン化合物を得る工程と、
当該工程で得られたフルオロエタン化合物の脱フッ化水素反応により、前記フルオロオレフィンを得る工程と、
を含む、フルオロオレフィンの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、フルオロエタン化合物の製造方法及びフルオロオレフィンの製造方法の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
1,1,2-トリフルオロエタン(以下、「HFC-143」と表記することがある)に代表されるフルオロエタンは、各種冷媒を製造するための原料として知られている。HFC-143等のフルオロエタンの製造方法としては種々の方法が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、水素化触媒の存在下、クロロトリフルオロエチレン等の水素化反応により、HFC-143を製造する技術が提案されている。特許文献2では、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)と水素の反応によりHFO-1123を得るプロセスにおいて副生成物としてHFC-143及びHCFC-133bが含まれることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平1-287044号公報
特開2016-130236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、目的生成物であるフルオロエタン化合物を効率よく製造することを目的とする。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、目的生成物であるフルオロエタン化合物を効率よく製造することができるフルオロエタン化合物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、例えば、以下の項に記載の発明を包含する。
項1
クロロフルオロエタン化合物を触媒及び水素の存在下で還元反応することでフルオロエタン化合物を含む生成物を得る工程Aを含み、
前記触媒は、Ni,Pd,Pt,Ru及びRhからなる群より選ばれる少なくとも一種の金属が活性炭に担持されている、フルオロエタン化合物の製造方法。
項2
前記フルオロエタン化合物は、1,1,2-トリフルオロエタンを含み、
前記クロロフルオロエタン化合物は、1,1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフルオロエタンを含む、項1に記載の製造方法。
項3
前記フルオロエタン化合物は、1,1,2-トリフルオロエタンを含み、
前記クロロフルオロエタン化合物は、1-クロロ-1,1,2-トリフルオロエタンを含む、項1に記載の製造方法。
項4
前記フルオロエタン化合物は、1,1-ジフルオロエタンを含み、
前記クロロフルオロエタン化合物は、1-クロロ-1,1,2-トリフルオロエタンを含
む、項1に記載の製造方法。
項5
前記生成物は、クロロトリフルオロエチレン及びトリフルオロエチレンからなる群より選ばれる化合物を副生成物として含む、項1~4のいずれか1項に記載の製造方法。
項6
前記1,1,2-トリクロロ-1,2,2-トリフルオロエタンをテトラクロロエチレンの液相フッ素化反応により得る工程を備える、項2に記載の製造方法。
項7
フルオロオレフィンの製造方法であって、
項1~6のいずれか1項に記載の製造方法によってフルオロエタン化合物を得る工程と、当該工程で得られたフルオロエタン化合物の脱フッ化水素反応により、前記フルオロオレフィンを得る工程と、
を含む、フルオロオレフィンの製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本開示の製造方法によれば、目的生成物であるフルオロエタン化合物を効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示のフルオロエタン化合物の製造方法を含む総合プロセスを示す概略図である。
本開示のフルオロエタン化合物の製造方法を含む総合プロセスの他の実施形態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
クロロトリフルオロエチレンの水素化反応でフルオロエタン化合物を製造する場合、前述のように、クロロトリフルオロエチレンが高価であるため、最近ではさらに安価な原料を用い、かつ、効率よくフルオロエタン化合物を製造することが求められている。
(【0011】以降は省略されています)

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