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公開番号2025062030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025015996,2018076892
出願日2025-02-03,2018-04-12
発明の名称撥液剤
出願人ダイキン工業株式会社,国立大学法人 大分大学
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C09K 3/18 20060101AFI20250404BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】本発明は、新たな撥液剤を提供することを課題とする。
【解決手段】1個以上の置換基で置換されたポリ(ヒドロカルビルアミン)であって、当該置換基のうち少なくとも1個は、当該ポリ(ヒドロカルビルアミン)のアミン窒素上に置換された、
式:-Ray:
[式中、
Rayは、1個以上の置換基(当該置換基のうちの少なくとも1個は、1個以上の置換基
を有していてもよいアルキル基である)を有していてもよいヒドロキシエチル基を表す。]
で表される置換基である、ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体
を含有する、
撥液剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
1個以上の置換基で置換されたポリ(ヒドロカルビルアミン)であって、当該置換基のうち少なくとも1個は、当該ポリ(ヒドロカルビルアミン)のアミン窒素上に置換された、式:-R
ay

[式中、

ay
は、1個以上の置換基(当該置換基のうちの少なくとも1個は、1個以上の置換基
を有していてもよく、且つ1個以上の-O-部が挿入されていてもよいアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基である)を有していてもよいヒドロキシエチル基を表す。]
で表される置換基である、ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体
を含有する、
撥液剤。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体が、
1個以上の置換基で置換されたポリエチレンイミンであって、当該置換基のうち少なくとも1個は、当該ポリエチレンイミンのアミン窒素上に置換された、
式:-R
ay

[式中、

ay
は、1個以上の置換基(当該置換基のうちの少なくとも1個は、1個以上の置換基
を有していてもよく、且つ1個以上の-O-部が挿入されていてもよいアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基である)を有していてもよいヒドロキシエチル基を表す。]
で表される置換基である、ポリエチレンイミン誘導体
である、
請求項1に記載の撥液剤。
【請求項3】
前記ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体が、直鎖状、分枝鎖状、又は環状、或いはこれらの組合せの構造を有する、請求項1又は2に記載の撥液剤。
【請求項4】

ay
は、1個以上の置換基(当該置換基のうち少なくとも1個は、R
fa
である。R


は、1個以上の置換基を有していてもよく、且つ1個以上の-O-部が挿入されていてもよいアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基である。)を有していてもよい2-ヒドロキシエチル基である、請求項1~3のいずれか一項に記載の撥液剤。
【請求項5】
前記ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体が、
式(U1):
-鎖状炭化水素-N(-R
ay
)- (U1)
[式中の記号は前記と同意義を表す。]
で表される構成単位を1個以上有するポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体である、
請求項1~4のいずれか一項に記載の撥液剤。
【請求項6】
前記ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体が、
ne個の末端基E、
np個の構成単位G


nqf個の構成単位G
qf
、及び
nr個の構成単位G

を含み;
構成単位G

は、各出現において同一又は異なって、
式(Up1):
-CH

CH

-NH- (Up1)
で表される構成単位であり、
構成単位G
qf
は、各出現において同一又は異なって、
式(Uq1):
-CH

CH

-N(-R
qfy
)- (Uq1)
[式中、

qfy
は、1個以上の置換基(当該置換基のうち少なくとも1個は、1個以上の置換基を有していてもよく、且つ1個以上の-O-部が挿入されていてもよいアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基である)を有していてもよいヒドロキシエチル基を表す。]
で表される構成単位であり、
構成単位G

は、各出現において同一又は異なって、
式(Ur1):
-CH

CH

-N(-R
ot
)- (Ur1)
[式中、

ot
は、R
qfy
とは異なる置換基を表す。]
で表される構成単位であり;
neは、0~50000の範囲内の整数であり、
npは、0~50000の範囲内の整数であり、
nqfは、0~50000の範囲内の整数であり、
nrは、0~50000の範囲内の整数であり、
np及びnqfの合計は、100以上の整数であり、
nqf/(np+nqf)の比は、0.02~100%の範囲内であり、
前記構成単位G

、G
qf
、及びG

の結合法は、それぞれ任意の型であり、且つ
前記構成単位G

、G
qf
【請求項7】

qfy
は、1個以上の置換基(当該置換基のうち少なくとも1個は、1個以上の置換基を有していてもよく、且つ1個以上の-O-部が挿入されていてもよいフルオロアルキル基又は1個以上の置換基を有していてもよく、且つ1個以上の-O-部が挿入されていてもよいアルキル基)を有していてもよいヒドロキシエチル基である請求項6に記載の撥液剤。
【請求項8】
表面処理用である、請求項1~7のいずれか一項に記載の撥液剤。
【請求項9】
物品表面への撥液性の付与用である、請求項1~8のいずれか一項に記載の撥液剤。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載の撥液剤を含有する、撥液膜。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撥液剤等に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、撥油性に優れる様々な含フッ素化合物が用いられている。
提供されている。
しかし、このような含フッ素化合物は、汎用溶剤(フッ素非含有有機溶媒)への溶解性が低いので、塗工の際には、高価なフッ素含有有機溶媒に溶解させる必要がある。
これに対して、特許文献1には、汎用溶剤への溶解性が高い撥油性及び/又は撥水性コ
ーティング剤が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/115380号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高価な含フッ素溶剤の使用が抑制された、特に水に溶解させて塗工できる撥液剤が提供されれば、有用である。
従って、本発明は、新たな撥液剤、特に水に溶解させて塗工できる撥液剤を提供することを課題とする。
特に、本発明は、物品表面へ塗布により、物品表面に撥液性を付与できる撥液剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、鋭意検討の結果、
1個以上の置換基で置換されたポリ(ヒドロカルビルアミン)であって、当該置換基のうち少なくとも1個は、当該ポリ(ヒドロカルビルアミン)のアミン窒素上に置換された、式:-R
ay

[式中、

ay
は、1個以上の置換基(当該置換基のうちの少なくとも1個は、1個以上の置換基
を有していてもよく、且つ1個以上の-O-部が挿入されていてもよいアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基である)を有していてもよいヒドロキシエチル基を表す。]
で表される置換基である、ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体
を含有する、
撥液剤
によって、前記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
本発明は、次の態様を含む。
項1.
1個以上の置換基で置換されたポリ(ヒドロカルビルアミン)であって、当該置換基のうち少なくとも1個は、当該ポリ(ヒドロカルビルアミン)のアミン窒素上に置換された、式:-R
ay

[式中、

ay
は、1個以上の置換基(当該置換基のうちの少なくとも1個は、1個以上の置換基
を有していてもよく、且つ1個以上の-O-部が挿入されていてもよいアルキル基、又は
1個以上の置換基を有していてもよいアリール基である)を有していてもよいヒドロキシエチル基を表す。]
で表される置換基である、ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体
を含有する、
撥液剤。
項2.
前記ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体が、
1個以上の置換基で置換されたポリエチレンイミンであって、当該置換基のうち少なくとも1個は、当該ポリエチレンイミンのアミン窒素上に置換された、
式:-R
ay

[式中、

ay
は、1個以上の置換基(当該置換基のうちの少なくとも1個は、1個以上の置換基
を有していてもよく、且つ1個以上の-O-部が挿入されていてもよいアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基である)を有していてもよいヒドロキシエチル基を表す。]
で表される置換基である、ポリエチレンイミン誘導体
である、
項1に記載の撥液剤。
項3.
前記ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体が、分枝鎖状、又は環状、或いはこれらの組合せの構造を有する、項1又は2に記載の撥液剤。
項4.

ay
は、1個以上の置換基(当該置換基のうち少なくとも1個は、R
fa
である。R


は、1個以上の置換基を有していてもよく、且つ1個以上の-O-部が挿入されていてもよいアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基である。)を有していてもよい2-ヒドロキシエチル基である、項1~3のいずれか一項に記載の撥液剤。
項5.
前記ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体が、
式(U1):
-鎖状炭化水素-N(-R
ay
)- (U1)
[式中の記号は前記と同意義を表す。]
で表される構成単位を1個以上有するポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体である、
項1~4のいずれか一項に記載の撥液剤。
項6.
前記ポリ(ヒドロカルビルアミン)誘導体が、
ne個の末端基E、
np個の構成単位G


nqf個の構成単位G
qf
、及び
nr個の構成単位G

を含み;
構成単位G

【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、新たな撥液剤が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
PEI-Ex2薄膜のDSCサーモグラムである(試験例2)。
PEI-Ex2薄膜のIRスペクトルである(試験例3)
PEI-Ex2薄膜のNMRスペクトルである(試験例4)
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.用語
本明細書中の記号及び略号は、特に限定のない限り、本明細書の文脈に沿い、本発明が属する技術分野において通常用いられる意味に理解できる。
【0010】
本明細書中、語句「含有する」は、語句「から本質的になる」、及び語句「からなる」を包含することを意図して用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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