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公開番号2025057924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167765
出願日2023-09-28
発明の名称冷凍サイクル装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F25B 1/00 20060101AFI20250402BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】開度調整弁とは別に遮断弁を設けると、冷凍サイクル装置の構造が複雑になる、という課題がある。
【解決手段】冷凍サイクル装置1は、熱源ユニット30と、複数の利用ユニット20,20aと、ガス開度調整弁82と、制御部40と、を備える。ガス開度調整弁82は、利用ユニット20に対して設けられる。利用ユニット20は、冷媒センサ61を有する。冷媒センサ61は、冷媒の漏洩を検知する。制御部40は、ガス開度調整弁82を制御して、利用ユニット20における蒸発温度または凝縮温度を調整する。制御部40は、冷媒センサ61が冷媒の漏洩を検知した場合、ガス開度調整弁82を全閉にすることにより、利用ユニット20から漏洩する冷媒を遮断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機(31)を有する熱源ユニット(30)と、
前記熱源ユニットとともに冷媒回路(50)を構成する、第1利用ユニット(20)を含む複数の利用ユニット(20,20a)と、
前記第1利用ユニットに対して設けられる第1開度調整弁(82)と、
制御部(40)と、
を備え、
前記第1利用ユニットは、冷媒の漏洩を検知する第1センサ(61)を有し、
前記制御部は、
前記第1開度調整弁を制御して、前記第1利用ユニットにおける蒸発温度または凝縮温度を調整し、
前記第1センサが冷媒の漏洩を検知した場合、前記第1開度調整弁を全閉にすることにより、前記第1利用ユニットから漏洩する冷媒を遮断する、
冷凍サイクル装置(1)。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記第1開度調整弁は、前記第1利用ユニットに接続されるガス側の第1冷媒配管(56)に設けられ、
前記制御部は、前記第1センサが冷媒の漏洩を検知した場合、前記第1開度調整弁を全閉にすることにより、前記第1利用ユニットから前記第1冷媒配管を通じて漏洩する冷媒を遮断する、
請求項1に記載の冷凍サイクル装置(1)。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1利用ユニットにおける蒸発温度または凝縮温度が、目標蒸発温度または目標凝縮温度となるように、前記第1開度調整弁を制御する、
請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置(1)。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1センサが冷媒の漏洩を検知した場合、前記第1開度調整弁を全閉にすることによる前記冷媒回路内を流れる冷媒の圧力変動に基づいて、前記圧縮機を制御する、
請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置(1)。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1センサが冷媒の漏洩を検知した場合、前記第1利用ユニットの状態に基づいて、前記圧縮機を制御する、
請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置(1)。
【請求項6】
前記第1利用ユニットの状態は、前記第1利用ユニットの容量、または前記第1開度調整弁の開度を含む、
請求項5に記載の冷凍サイクル装置(1)。
【請求項7】
前記第1利用ユニットは、内部に第2開度調整弁(23)を有し、
前記第1利用ユニットの状態は、前記第2開度調整弁の開度を含む、
請求項5に記載の冷凍サイクル装置(1)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2008-281304号公報)に示されているように、利用ユニットに対して設けられる開度調整弁を制御し、利用ユニットにおける蒸発温度または凝縮温度を制御する技術がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
利用ユニット内で冷媒が漏洩した場合に備え、利用ユニットに対して冷媒の漏洩を遮断する遮断弁を設けることが望ましい。しかし、開度調整弁とは別に遮断弁を設けると、冷凍サイクル装置の構造が複雑になる、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1観点の冷凍サイクル装置は、熱源ユニットと、複数の利用ユニットと、第1開度調整弁と、制御部と、を備える。熱源ユニットは、圧縮機を有する。複数の利用ユニットは、熱源ユニットとともに冷媒回路を構成する。複数の利用ユニットは、第1利用ユニットを含む。第1開度調整弁は、第1利用ユニットに対して設けられる。第1利用ユニットは、第1センサを有する。第1センサは、冷媒の漏洩を検知する。制御部は、第1開度調整弁を制御して、第1利用ユニットにおける蒸発温度または凝縮温度を調整する。制御部は、第1センサが冷媒の漏洩を検知した場合、第1開度調整弁を全閉にすることにより、第1利用ユニットから漏洩する冷媒を遮断する。
【0005】
第1観点の冷凍サイクル装置では、制御部は、第1センサが冷媒の漏洩を検知した場合、第1開度調整弁を全閉にすることにより、第1利用ユニットから漏洩する冷媒を遮断する。その結果、冷凍サイクル装置は、第1開度調整弁を第1利用ユニットから漏洩する冷媒を遮断する遮断弁として用いることにより、冷凍サイクル装置の構造を簡素化することができる。
【0006】
第2観点の冷凍サイクル装置は、第1観点の冷凍サイクル装置であって、第1開度調整弁は、第1利用ユニットに接続されるガス側の第1冷媒配管に設けられる。制御部は、第1センサが冷媒の漏洩を検知した場合、第1開度調整弁を全閉にすることにより、第1利用ユニットから第1冷媒配管を通じて漏洩する冷媒を遮断する。
【0007】
第3観点の冷凍サイクル装置は、第1観点または第2観点の冷凍サイクル装置であって、制御部は、第1利用ユニットにおける蒸発温度または凝縮温度が、目標蒸発温度または目標凝縮温度となるように、第1開度調整弁を制御する。
【0008】
第4観点の冷凍サイクル装置は、第1観点から第3観点のいずれかの冷凍サイクル装置であって、制御部は、第1センサが冷媒の漏洩を検知した場合、第1開度調整弁を全閉にすることによる冷媒回路内を流れる冷媒の圧力変動に基づいて、圧縮機を制御する。
【0009】
第4観点の冷凍サイクル装置は、このような構成により、他の利用ユニット内を流れる冷媒の圧力が増加し、他の利用ユニットが破損することを防止することができる。
【0010】
第5観点の冷凍サイクル装置は、第1観点から第3観点のいずれかの冷凍サイクル装置であって、制御部は、第1センサが冷媒の漏洩を検知した場合、第1利用ユニットの状態に基づいて、圧縮機を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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