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公開番号2025056882
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166394
出願日2023-09-27
発明の名称ピッキングシステム
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B65G 1/137 20060101AFI20250401BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ピッキング作業の効率を高めることができるピッキングシステムを実現する。
【解決手段】制御システムは、設定数のオーダー情報を集約し、集約したオーダー情報に対応するピッキング作業を1つのバッチ作業とするバッチ生成処理を実行する。バッチ生成処理では、制御システムは、重複リスクバッチ作業数Ncを自動倉庫から出庫可能な対象載置体の総数である出庫可能総数Nb以下にできる場合には、重複リスクバッチ作業数Ncを出庫可能総数Nb以下とするようにオーダー情報を集約し、重複リスクバッチ作業数Ncを出庫可能総数Nb以下にできない場合には、重複リスクバッチ作業数Ncを最小にするようにオーダー情報を集約する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれに複数の物品が載置された載置体を複数保管する自動倉庫と、
前記自動倉庫から出庫された前記載置体から、出荷先毎に必要な前記物品の種類及び数を指定したオーダー情報に基づいて、当該オーダー情報により指定された前記種類及び数の前記物品を取り出すピッキング作業が行われる複数の作業エリアと、
前記自動倉庫と複数の前記作業エリアとの間で前記載置体を搬送する搬送システムと、
前記自動倉庫と前記搬送システムとを制御する制御システムと、を備えたピッキングシステムであって、
前記制御システムは、
設定数の前記オーダー情報を集約し、集約した前記オーダー情報に対応する前記ピッキング作業を1つのバッチ作業とするバッチ生成処理と、
前記バッチ生成処理により生成された複数の前記バッチ作業のそれぞれを、複数の前記作業エリアのいずれかに割り当てる作業割当処理と、
複数の前記作業エリアのそれぞれに対して、前記作業割当処理により割り当てられた前記バッチ作業に必要な前記載置体を搬送する搬送処理と、
複数の前記種類のそれぞれを対象種類とし、前記対象種類の前記物品が載置された前記載置体である対象載置体の数が、前記対象種類の前記物品の前記ピッキング作業が行われる前記作業エリアの数に対して不足する可能性の高さを示す重複リスク指数を、全ての前記種類について演算する指数演算処理と、を実行するように構成され、
前記重複リスク指数が予め定められた判定しきい値未満である前記種類を重複リスク種類とし、前記重複リスク種類を指定した前記オーダー情報に対応する前記ピッキング作業を含む前記バッチ作業である重複リスクバッチ作業の数を重複リスクバッチ作業数として、
前記バッチ生成処理では、前記制御システムは、
前記重複リスクバッチ作業数を前記自動倉庫から出庫可能な前記対象載置体の総数である出庫可能総数以下にできる場合には、前記重複リスクバッチ作業数を前記出庫可能総数以下とするように前記オーダー情報を集約し、
前記重複リスクバッチ作業数を前記出庫可能総数以下にできない場合には、前記重複リスクバッチ作業数を最小にするように前記オーダー情報を集約する、ピッキングシステム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
単位期間内に処理すべき複数の前記オーダー情報のうちで前記対象種類の前記物品を指定した前記オーダー情報の数を対象オーダー数として、
前記重複リスク指数は、前記出庫可能総数を前記対象オーダー数で除算した値とされる、請求項1に記載のピッキングシステム。
【請求項3】
前記制御システムは、前記重複リスクバッチ作業数が前記出庫可能総数を超える場合には、前記作業割当処理において、前記重複リスクバッチ作業を割り当てる前記作業エリアの数を前記出庫可能総数以下とする、請求項1に記載のピッキングシステム。
【請求項4】
前記制御システムは、前記重複リスクバッチ作業数が前記出庫可能総数を超える場合であって、前記作業割当処理において、前記重複リスクバッチ作業を複数の前記作業エリアに割り当てる場合には、少なくとも前記重複リスク種類の前記物品の前記ピッキング作業が異なる期間に行われるように、それぞれの前記作業エリアに前記重複リスクバッチ作業を割り当てる、請求項1に記載のピッキングシステム。
【請求項5】
前記制御システムは、それぞれの前記作業エリアにおいて行われる複数の前記重複リスクバッチ作業の開始から終了までの予想時間が予め定められた制限時間を超える場合には、前記出庫可能総数を増加させる出庫可能総数増加処理を実行する、請求項1から3のいずれか一項に記載のピッキングシステム。
【請求項6】
前記制御システムは、前記指数演算処理において、
複数の前記オーダー情報のそれぞれが互いに類似している程度を示す類似指数を演算し、
前記重複リスク指数の演算に加えて、取り扱い対象の前記種類に種類値を付して前記種類を順位付けし、
前記対象種類の前記種類値が当該対象種類よりも下位の全ての前記種類の前記種類値の合計よりも大きい値となるように、取り扱い対象の全ての前記種類の前記種類値を設定し、
それぞれの前記オーダー情報に含まれる全ての前記種類についての前記種類値の合計の値を、それぞれの前記オーダー情報の前記類似指数として演算し、
前記バッチ生成処理では、前記制御システムは、前記ピッキング作業の対象に前記重複リスク種類を指定した前記オーダー情報を集約する第1集約処理の後、単位期間内に処理すべき複数の前記オーダー情報のうち、前記第1集約処理の対象外であった前記オーダー情報を、前記類似指数が近い順に集約する、請求項1から3のいずれか一項に記載のピッキングシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、それぞれに複数の物品が載置された載置体を複数保管する自動倉庫と、前記自動倉庫から出庫された前記載置体から、出荷先毎に必要な前記物品の種類及び数を指定したオーダー情報に基づいて、当該オーダー情報により指定された前記種類及び数の前記物品を取り出すピッキング作業が行われる複数の作業エリアと、前記自動倉庫と複数の前記作業エリアとの間で前記載置体を搬送する搬送システムと、前記自動倉庫と前記搬送システムとを制御する制御システムと、を備えたピッキングシステムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
物流センター等に用いられるピッキングシステムでは、オーダー情報で指定された種類の物品を載置する載置体が、自動倉庫から作業エリアへ搬送される。そして、作業エリアでは、オーダー情報により指定された種類及び数の物品を取り出すピッキング作業が行われる。ピッキングシステムにおいてタスクとして発生する複数のピッキング作業は、複数の作業エリアのそれぞれに割り当てられる。このようなピッキングシステムの一例が、特開2015-199562号公報に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-199562号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ピッキングシステムの自動倉庫に保管される物品の種類は様々であり、物品の種類によってニーズ(例えば出荷頻度や出荷数)も様々である。ニーズに応じて自動倉庫における在庫管理を行うのが通常であるが、物品に対するニーズは市場環境の変化に応じて変化し得る。例えば、本来想定していたものを上回るニーズが生じると、自動倉庫から作業エリアへの物品の供給が滞り、作業エリアにおいてピッキング作業を円滑に行えない場合がある。
【0005】
上記実状に鑑みて、ピッキング作業の効率を高めることができるピッキングシステムの実現が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
それぞれに複数の物品が載置された載置体を複数保管する自動倉庫と、
前記自動倉庫から出庫された前記載置体から、出荷先毎に必要な前記物品の種類及び数を指定したオーダー情報に基づいて、当該オーダー情報により指定された前記種類及び数の前記物品を取り出すピッキング作業が行われる複数の作業エリアと、
前記自動倉庫と複数の前記作業エリアとの間で前記載置体を搬送する搬送システムと、
前記自動倉庫と前記搬送システムとを制御する制御システムと、を備えたピッキングシステムであって、
前記制御システムは、
設定数の前記オーダー情報を集約し、集約した前記オーダー情報に対応する前記ピッキング作業を1つのバッチ作業とするバッチ生成処理と、
前記バッチ生成処理により生成された複数の前記バッチ作業のそれぞれを、複数の前記作業エリアのいずれかに割り当てる作業割当処理と、
複数の前記作業エリアのそれぞれに対して、前記作業割当処理により割り当てられた前記バッチ作業に必要な前記載置体を搬送する搬送処理と、
複数の前記種類のそれぞれを対象種類とし、前記対象種類の前記物品が載置された前記載置体である対象載置体の数が、前記対象種類の前記物品の前記ピッキング作業が行われる前記作業エリアの数に対して不足する可能性の高さを示す重複リスク指数を、全ての前記種類について演算する指数演算処理と、を実行するように構成され、
前記重複リスク指数が予め定められた判定しきい値未満である前記種類を重複リスク種類とし、前記重複リスク種類を指定した前記オーダー情報に対応する前記ピッキング作業を含む前記バッチ作業である重複リスクバッチ作業の数を重複リスクバッチ作業数として、
前記バッチ生成処理では、前記制御システムは、
前記重複リスクバッチ作業数を前記自動倉庫から出庫可能な前記対象載置体の総数である出庫可能総数以下にできる場合には、前記重複リスクバッチ作業数を前記出庫可能総数以下とするように前記オーダー情報を集約し、
前記重複リスクバッチ作業数を前記出庫可能総数以下にできない場合には、前記重複リスクバッチ作業数を最小にするように前記オーダー情報を集約する。
【0007】
本構成によれば、オーダー数に対して出庫可能総数が不足する可能性のある重複リスク種類を指定したオーダー情報を集約することにより、当該重複リスク種類の物品についてのピッキング作業を行う作業エリアの数を少なく抑え易い。そのため、作業エリアの数に対して載置体の数が不足するために、各作業エリアにおいてピッキング作業に必要な対象載置体を待つための作業待ちが発生する可能性を低減できる。従って、各作業エリアでの作業待ちを少なく抑え、作業効率を高め易い。
【0008】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ピッキングシステムの平面図
ピッキングシステムの制御ブロック図
ピッキング作業の説明図
バッチ作業の説明図
物品の種類毎のオーダー数の例を示す図
1次重複リスク指数及び2次重複リスク指数の演算の説明図
作業エリアでの作業時間を示すタイムチャート
作業エリアでの作業時間を示すタイムチャート
作業エリアでの作業時間を示すタイムチャート
出庫可能総数増加処理の説明図
類似指数の演算の説明図
類似指数に基づくオーダー情報の並び替えの説明図
バッチ生成処理による複数のオーダー情報の集約の説明図
その他の実施形態に係る作業エリアでの作業時間を示すタイムチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照してピッキングシステムの実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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