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公開番号2025072211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182812
出願日2023-10-24
発明の名称物品仕分け設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B65G 1/137 20060101AFI20250430BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】搬送車による物品の搬送効率が低下し難い物品仕分け設備を実現する。
【解決手段】接続エリアE2には、X方向に沿って走行する搬送車20の経路であるX方向経路が、Y方向に複数並ぶように設定され、複数のX方向経路のそれぞれに対応する出口部19の数の最大値と最小値の差が1以下になるように、複数の出口部19のそれぞれに1つのX方向経路がX方向対応経路51として対応づけられ、それぞれの出口部19から接続エリアE2に出てきた搬送車20は、X方向に沿って走行する場合には、当該出口部19に対応するX方向対応経路51上でX方向第1側X1又はX方向第2側X2に向けて方向転換し、当該X方向対応経路51を走行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の搬送車のそれぞれがフロアを走行して物品を搬送することにより前記物品の仕分けを行う物品仕分け設備であって、
それぞれが前記搬送車に前記物品を供給する複数の供給部と、
それぞれが前記搬送車から前記物品を受け入れるように構成された複数の受入部と、
を備え、
前記フロアに沿う方向のうちの特定の方向をY方向とし、前記フロアに沿う方向のうちの前記Y方向に直交する方向をX方向とし、前記Y方向の一方側をY方向第1側とし、前記Y方向の他方側をY方向第2側とし、前記X方向の一方側をX方向第1側とし、前記X方向の他方側をX方向第2側として、
前記フロアには、
それぞれに前記受入部が設けられ、前記X方向に並ぶように配置された複数の受入エリアと、
それぞれに前記供給部が設けられ、複数の前記受入エリアに対して前記Y方向第1側に配置された複数の供給エリアと、
接続エリアと、
が設定され、
複数の前記供給エリアのそれぞれの出口部が、前記X方向に並ぶように配置され、
前記接続エリアは、複数の前記出口部と、複数の前記受入エリアと、を互いに接続するように、前記Y方向及び前記X方向に広がりを有するエリアであり、
前記接続エリアには、前記X方向に沿って走行する前記搬送車の経路であるX方向経路が、前記Y方向に複数並ぶように設定され、
複数の前記X方向経路のそれぞれに対応する前記出口部の数の最大値と最小値の差が1以下になるように、複数の前記出口部のそれぞれに1つの前記X方向経路がX方向対応経路として対応づけられ、
それぞれの前記出口部から前記接続エリアに出てきた前記搬送車は、前記X方向に沿って走行する場合には、当該出口部に対応する前記X方向対応経路上で前記X方向第1側又は前記X方向第2側に向けて方向転換し、当該X方向対応経路を走行する、物品仕分け設備。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
複数の前記受入エリアは、それぞれ前記Y方向に沿って延在する通路エリアを含み、
複数の前記通路エリアのそれぞれに沿って複数の前記受入部が前記Y方向に並ぶように配置されている、請求項1に記載の物品仕分け設備。
【請求項3】
前記X方向対応経路に沿って走行してきた前記搬送車は、前記X方向における搬送先の前記受入エリアに対応する位置で、前記Y方向第2側に向けて方向転換し、当該搬送先の前記受入エリアに進入する、請求項1又は2に記載の物品仕分け設備。
【請求項4】
前記接続エリアには、前記X方向経路が前記出口部の数以上前記Y方向に並ぶように設定され、
複数の前記出口部のそれぞれについて、互いに異なる前記X方向経路が前記X方向対応経路として対応づけられている、請求項1又は2に記載の物品仕分け設備。
【請求項5】
前記出口部の数は、前記X方向対応経路になりうる前記X方向経路の数のN倍以上N+1倍以下(Nは2以上の整数)であり、
前記X方向対応経路になりうる前記X方向経路のそれぞれにN及びN+1のいずれかの個数の前記出口部が対応づけられている、請求項1又は2に記載の物品仕分け設備。
【請求項6】
1つの前記X方向経路に対応づけられたM個(Mは、N及びN+1のいずれか)の前記出口部の組を対応出口部組として、
前記対応出口部組を構成するM個の前記出口部は前記X方向に互いに隣り合うように配置され、
複数の前記対応出口部組のそれぞれについて、当該対応出口部組を構成するM個の前記出口部同士を前記X方向に接続する接続経路が設定され、
前記X方向対応経路になりうる前記X方向経路の少なくとも1つは、特定位置から互いに反対側向きの一方通行の経路であり、
前記接続エリアには、前記Y方向に沿って走行する前記搬送車の経路であるY方向経路が、前記X方向に複数並ぶように設定され、
前記接続経路は、前記特定位置につながっている前記Y方向経路と前記特定位置につながっていない前記Y方向経路とを接続するように設定されている、請求項5に記載の物品仕分け設備。
【請求項7】
1つの前記X方向経路に対応づけられたM個(Mは、N及びN+1のいずれか)の前記出口部の組を対応出口部組として、
前記X方向対応経路は、対応する前記対応出口部組が前記接続エリアにおける前記X方向の両端に近づくに従って、前記Y方向第2側となるように設定されている、請求項5に記載の物品仕分け設備。
【請求項8】
複数の前記出口部のそれぞれから前記接続エリアに出てきて前記Y方向に沿って走行する前記搬送車の経路をY方向対応経路とし、
複数の前記出口部のそれぞれに対応する、前記Y方向対応経路と前記X方向対応経路との交点が、それぞれの前記出口部から前記接続エリアに出てきた前記搬送車が前記X方向第1側又は前記X方向第2側に向けて方向転換する方向転換位置であり、
1つの前記X方向経路に対応づけられたM個(Mは、N及びN+1のいずれか)の前記出口部に対応するM個の前記方向転換位置の組を方向転換位置組として、
複数の前記方向転換位置組が、上下方向視でV字状に並ぶように配置されている、請求項5に記載の物品仕分け設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の搬送車が物品を搬送する物品仕分け設備に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
物流倉庫等において複数の搬送車が物品を搬送する物品仕分け設備が知られている。例えば、特開2020-100482号公報(特許文献1)には、複数の供給部(90)から複数の受入部(80)に、複数の搬送車(V)が物品を搬送する物品仕分け設備が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-100482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の物品仕分け設備では、搬送車(V)が複数の供給部(90)のいずれかから複数の受入部(80)のいずれかに向かうため、複数の搬送車(V)の走行経路が重なる場合が発生する。そして、走行経路が重なる搬送車(V)が多くなると搬送車の渋滞が発生し易くなり、搬送効率が低下するという問題があった。
【0005】
そこで、搬送車による物品の搬送効率が低下し難い物品仕分け設備の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る物品仕分け設備は、複数の搬送車のそれぞれがフロアを走行して物品を搬送することにより前記物品の仕分けを行う物品仕分け設備であって、それぞれが前記搬送車に前記物品を供給する複数の供給部と、それぞれが前記搬送車から前記物品を受け入れるように構成された複数の受入部と、を備え、前記フロアに沿う方向のうちの特定の方向をY方向とし、前記フロアに沿う方向のうちの前記Y方向に直交する方向をX方向とし、前記Y方向の一方側をY方向第1側とし、前記Y方向の他方側をY方向第2側とし、前記X方向の一方側をX方向第1側とし、前記X方向の他方側をX方向第2側として、前記フロアには、それぞれに前記受入部が設けられ、前記X方向に並ぶように配置された複数の受入エリアと、それぞれに前記供給部が設けられ、複数の前記受入エリアに対して前記Y方向第1側に配置された複数の供給エリアと、接続エリアと、が設定され、複数の前記供給エリアのそれぞれの出口部が、前記X方向に並ぶように配置され、前記接続エリアは、複数の前記出口部と、複数の前記受入エリアと、を互いに接続するように、前記Y方向及び前記X方向に広がりを有するエリアであり、前記接続エリアには、前記X方向に沿って走行する前記搬送車の経路であるX方向経路が、前記Y方向に複数並ぶように設定され、複数の前記X方向経路のそれぞれに対応する前記出口部の数の最大値と最小値の差が1以下になるように、複数の前記出口部のそれぞれに1つの前記X方向経路がX方向対応経路として対応づけられ、それぞれの前記出口部から前記接続エリアに出てきた前記搬送車は、前記X方向に沿って走行する場合には、当該出口部に対応する前記X方向対応経路上で前記X方向第1側又は前記X方向第2側に向けて方向転換し、当該X方向対応経路を走行する。
【0007】
本構成によれば、複数のX方向経路のそれぞれに対応する出口部の数が均等に近い値となるように、複数の出口部のそれぞれに1つのX方向経路がX方向対応経路として対応づけられているため、搬送車がX方向に移動する場合の経路が複数のX方向経路に分散されると共に、それぞれのX方向経路の混雑の程度を均等に近づけ易い。従って、本構成によれば、X方向に沿って走行する搬送車の渋滞を生じ難くすることができ、搬送車による物品の搬送効率が低下し難い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る物品仕分け設備の上面図
図1の受入エリアの正面図
図1の物品仕分け設備の制御ブロック図
図1の物品仕分け設備の第1層を示す図
図1の物品仕分け設備の第2層を示す図
図4の対応接続路を説明する図
第2の実施形態に係る物品仕分け設備の第1層を示す図
第3の実施形態に係る物品仕分け設備の第1層を示す図
第4の実施形態に係る物品仕分け設備の第1層を示す図
第5の実施形態に係る物品仕分け設備の上面図
図10の受入エリアの正面図
第6の実施形態に係る物品仕分け設備の上面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔第1の実施形態〕
以下では、第1の実施形態に係る物品仕分け設備10について、図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、複数の搬送車20により物品Wを搬送する物品仕分け設備10の上面図である。本実施形態の物品仕分け設備10は、複数の搬送車20のそれぞれがフロアEを走行して物品Wを搬送することにより物品Wの仕分けを行う。本実施形態では、物品仕分け設備10は、搬送車20と、フロアEと、複数の供給部15と、複数の受入部31と、を備える。複数の供給部15はそれぞれが搬送車20に物品Wを供給するように構成される。複数の受入部31はそれぞれが搬送車20から物品Wを受け入れるように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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