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公開番号2025056560
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166107
出願日2023-09-27
発明の名称熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんが、及び、熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがの製造方法
出願人東京窯業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類C04B 35/101 20060101AFI20250401BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】耐水素ガス性能が高い熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんが等を提供すること。
【解決手段】熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがは、Al2O3を30質量%以上90質量%以下含み、SiO2を10質量%以上65質量%以下含み、P2O5を0.5質量%以上4質量%以下含む。熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがは、例えば、Al2O3を50質量%以上60質量%以下含み、SiO2を35質量%以上45質量%以下含み、P2O5を0.9質量%以上1.5質量%以下含む。熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがの製造方法では、アルミナを含む粒子と、シリカを含む粒子と、リン酸塩水溶液との混練物を成形し、成形物を250℃以上500℃以下の温度で乾燥させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
Al



を30質量%以上90質量%以下含み、
SiO

を10質量%以上65質量%以下含み、




を0.5質量%以上4質量%以下含む、
熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんが。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
Al



を50質量%以上60質量%以下含み、
SiO

を35質量%以上45質量%以下含み、




を0.9質量%以上1.5質量%以下含む、
熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんが。
【請求項3】
アルミナを含む粒子と、シリカを含む粒子と、リン酸塩水溶液との混練物を成形し、
成形物を250℃以上500℃以下の温度で乾燥させる、
熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんが、及び、熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、製鉄プロセスにおいて、鉄鉱石の還元剤としてコークスが用いられてきた。CO

の排出量を削減するために、鉄鉱石の還元剤として、をコークスの一部を水素へ代替する取り組みが始まっている。熱風炉では、クレイボンドの焼成アルミナシリカ質れんがが使用されている。クレイボンドの焼成アルミナシリカ質れんがは、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-65956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
鉄鉱石の還元剤として水素を高炉で吹き込む場合、熱風炉内の雰囲気には水素が存在し、還元雰囲気となる。高温の水素と、れんが中のSiO

とが反応してSiOガスを生成し、れんがの脆化が起こるおそれがある。
【0005】
そのため、熱風炉又は高炉シャフト部で使用されるれんがは、高温の水素と接触しても脆化が生じ難い性能(以下では耐水素ガス性能とする)が高いことが好ましい。
本開示の1つの局面では、耐水素ガス性能が高い熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんが、及び、熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがの製造方法を提供することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの局面は、Al



を30質量%以上90質量%以下含み、SiO

を10質量%以上65質量%以下含み、P



を0.5質量%以上4質量%以下含む、熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがである。本開示の熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがは、耐水素ガス性能が高い。
【0007】
本開示の別の局面は、Al



を50質量%以上60質量%以下含み、SiO

を35質量%以上45質量%以下含み、P



を0.9質量%以上1.5質量%以下含む、熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがである。本開示の熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがは、耐水素ガス性能が高い。
【0008】
本開示の別の局面は、アルミナを含む粒子と、シリカを含む粒子と、リン酸塩水溶液との混練物を成形し、成形物を250℃以上500℃以下の温度で乾燥させる、熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがの製造方法である。
【0009】
本開示の製造方法は、耐水素ガス性能が高い熱風炉又は高炉シャフト部用の不焼成アルミナシリカ質れんがを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
耐水素ガス性能の評価に使用する評価装置の構成を表す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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