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公開番号
2025054960
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164218
出願日
2023-09-27
発明の名称
防振ゴム組成物および防振ゴム部材
出願人
住友理工株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
9/00 20060101AFI20250401BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】低動倍率化と耐久性を両立できる防振ゴム組成物および防振ゴム部材を提供する。
【解決手段】下記の(A)~(C)成分を含有し、前記(B)と前記(C)の合計量が、前記(A)100質量部に対し、20質量部以上70質量部以下であり、前記(B)と前記(C)の合計量に対する前記(B)の割合が、50質量%以上90質量%以下である、防振ゴム組成物とする。また、それを用いた防振ゴム部材とする。
(A)ジエン系ゴム
(B)1980℃に加熱したときに発生する水素量をカーボンブラック1gあたりに換算した値(Hc)が4500ppm以上である、表面活性カーボンブラック
(C)HAF級カーボンブラック
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記の(A)~(C)成分を含有し、
前記(B)と前記(C)の合計量が、前記(A)100質量部に対し、20質量部以上70質量部以下であり、
前記(B)と前記(C)の合計量に対する前記(B)の割合が、50質量%以上90質量%以下である、防振ゴム組成物。
(A)ジエン系ゴム
(B)1980℃に加熱したときに発生する水素量をカーボンブラック1gあたりに換算した値(Hc)が4500ppm以上である、表面活性カーボンブラック
(C)HAF級カーボンブラック
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記(B)と前記(C)の合計量が、前記(A)100質量部に対し、30質量部以上50質量部以下である、請求項1に記載の防振ゴム組成物。
【請求項3】
前記(B)と前記(C)の合計量に対する前記(B)の割合が、60質量%以上80質量%以下である、請求項1または請求項2に記載の防振ゴム組成物。
【請求項4】
前記(C)のヨウ素吸着量が、50g/kg以上である、請求項1または請求項2に記載の防振ゴム組成物。
【請求項5】
請求項1に記載の防振ゴム組成物の加硫体で構成される、防振ゴム部材。
【請求項6】
電気自動車用である、請求項5に記載の防振ゴム部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防振ゴム組成物および防振ゴム部材に関し、さらに詳しくは、自動車等の車両の防振ゴムに好適な防振ゴム組成物および防振ゴム部材に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車には、振動や騒音の低減を目的として、防振ゴム組成物が用いられている。このような防振ゴム組成物には、その加硫体(防振ゴム部材)において、高剛性、高強度で、振動伝達の抑制が必要であることから、動倍率〔動的ばね定数(Kd100)/静的ばね定数(Ks)〕の値を小さくすること(低動倍率化)が要求される。従来、この低動倍率化の対策としては、例えば、防振ゴム組成物において、補強剤としてカーボンブラックを用い、カーボンブラックの配合量や粒子径,ストラクチャー等の因子を制御することなどで対応している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7037986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、自動車用の防振部材には、耐久性、すなわち、防振性能や支持剛性が長期にわたる使用によっても損なわれないといった性能も要求される。ヨウ素吸着量の大きいカーボンブラックは耐久性の向上効果があるが、その相反として動倍率が悪くなる問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、低動倍率化と耐久性を両立できる防振ゴム組成物および防振ゴム部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明に係る防振ゴム組成物は、下記の(A)~(C)成分を含有し、前記(B)と前記(C)の合計量が、前記(A)100質量部に対し、20質量部以上70質量部以下であり、前記(B)と前記(C)の合計量に対する前記(B)の割合が、50質量%以上90質量%以下である。
(A)ジエン系ゴム
(B)1980℃に加熱したときに発生する水素量をカーボンブラック1gあたりに換算した値(Hc)が4500ppm以上である、表面活性カーボンブラック
(C)HAF級カーボンブラック
【0007】
前記(B)と前記(C)の合計量は、前記(A)100質量部に対し、30質量部以上50質量部以下であるとよい。前記(B)と前記(C)の合計量に対する前記(B)の割合は、60質量%以上80質量%以下であるとよい。前記(C)のヨウ素吸着量は、50g/kg以上であるとよい。
【0008】
そして、本発明に係る防振ゴム部材は、本発明に係る防振ゴム組成物の加硫体で構成されるものである。
【0009】
本発明に係る防振ゴム部材は、電気自動車用として好適に用いることができる。
【0010】
(1)本発明に係る防振ゴム組成物は、下記の(A)~(C)成分を含有し、前記(B)と前記(C)の合計量が、前記(A)100質量部に対し、20質量部以上70質量部以下であり、前記(B)と前記(C)の合計量に対する前記(B)の割合が、50質量%以上90質量%以下である。
(A)ジエン系ゴム
(B)1980℃に加熱したときに発生する水素量をカーボンブラック1gあたりに換算した値(Hc)が4500ppm以上である、表面活性カーボンブラック
(C)HAF級カーボンブラック
(【0011】以降は省略されています)
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