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公開番号
2025054398
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163454
出願日
2023-09-26
発明の名称
通信端末、距離測定方法及びプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人創光国際特許事務所
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01S
11/06 20060101AFI20250331BHJP(測定;試験)
要約
【課題】中継デバイスを介して基地局と通信する通信端末と中継デバイスとの間の距離を測定する。
【解決手段】中継デバイスを経由して基地局から受信した中継参照信号の中継受信電力に基づいて、中継デバイスを経由して基地局から受信した中継参照信号の中継伝搬損失を特定し、中継デバイスを経由することなく基地局から受信した直接参照信号の直接受信電力に基づいて、中継デバイスを経由することなく基地局から受信した直接参照信号の直接伝搬損失を特定する損失特定部143と、中継デバイスが中継参照信号を基地局から受信して中継参照信号を通信端末へ送信する際の利得と、中継伝搬損失と、直接伝搬損失とに基づいて、中継デバイスから通信端末までの伝搬損失である中継後伝搬損失を推定し、中継後伝搬損失に基づいて、通信端末から中継デバイスまでの第1距離を推定する推定部144と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
中継デバイスを経由して基地局と通信する通信端末であって、
前記中継デバイスを経由して前記基地局から受信した中継参照信号の電力である中継受信電力を特定し、かつ、当該中継デバイスを経由することなく当該基地局から受信した直接参照信号の電力である直接受信電力を特定する電力特定部と、
前記電力特定部が特定した前記中継受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由して前記基地局から受信した前記中継参照信号の中継伝搬損失を特定し、前記電力特定部が特定した前記直接受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由することなく前記基地局から受信した前記直接参照信号の直接伝搬損失を特定する損失特定部と、
前記中継デバイスが前記中継参照信号を前記基地局から受信して当該中継参照信号を前記通信端末へ送信する際の利得と、前記中継伝搬損失と、前記直接伝搬損失とに基づいて、前記中継デバイスから前記通信端末までの伝搬損失である中継後伝搬損失を推定し、当該中継後伝搬損失に基づいて、前記通信端末から前記中継デバイスまでの第1距離を推定する推定部と、
を備える通信端末。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記推定部は、前記中継伝搬損失から前記直接伝搬損失を減算し、且つ、前記利得を加算することにより、前記中継後伝搬損失を推定する、
請求項1に記載の通信端末。
【請求項3】
前記通信端末と前記中継デバイスとの相対速度と、前記通信端末からみて前記中継デバイスが移動する向きと、を特定する速度特定部と、
前記相対速度と、前記第1距離と、前記通信端末からみて前記中継デバイスが移動する向きと、に基づいて、前記通信端末からみて前記中継デバイスが移動する角速度を特定し、特定した当該角速度に基づいて、前記中継デバイスが前記通信端末と通信するためのビームを掃引する頻度を決定する決定部と、
をさらに備える請求項1又は2に記載の通信端末。
【請求項4】
前記決定部は、前記角速度が大きいほど、より高い前記頻度を決定する、
請求項3に記載の通信端末。
【請求項5】
前記決定部が決定した前記頻度を示す情報を前記基地局へ送信する送信制御部をさらに備える、
請求項3に記載の通信端末。
【請求項6】
前記中継デバイスは、ミリ波帯において前記中継参照信号を前記基地局から受信し、
前記電力特定部は、テラヘルツ波帯において前記中継参照信号を前記中継デバイスから受信する、
請求項1又は2に記載の通信端末。
【請求項7】
通信端末が実行する、
中継デバイスを経由して基地局から受信した中継参照信号の電力である中継受信電力を特定し、かつ、当該中継デバイスを経由することなく当該基地局から受信した直接参照信号の電力である直接受信電力を特定するステップと、
特定した前記中継受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由して前記基地局から受信した前記中継参照信号の中継伝搬損失を特定し、特定した前記直接受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由することなく前記基地局から受信した前記直接参照信号の直接伝搬損失を特定するステップと、
前記中継デバイスが前記中継参照信号を前記基地局から受信して当該中継参照信号を前記通信端末へ送信する際の利得と、前記中継伝搬損失と、前記直接伝搬損失とに基づいて、前記中継デバイスから前記通信端末までの伝搬損失である中継後伝搬損失を推定し、当該中継後伝搬損失に基づいて、前記通信端末から前記中継デバイスまでの第1距離を推定するステップと、
を備える距離測定方法。
【請求項8】
通信端末に、
中継デバイスを経由して基地局から受信した中継参照信号の電力である中継受信電力を特定し、かつ、当該中継デバイスを経由することなく当該基地局から受信した直接参照信号の電力である直接受信電力を特定するステップと、
特定した前記中継受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由して前記基地局から受信した前記中継参照信号の中継伝搬損失を特定し、特定した前記直接受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由することなく前記基地局から受信した前記直接参照信号の直接伝搬損失を特定するステップと、
前記中継デバイスが前記中継参照信号を前記基地局から受信して当該中継参照信号を前記通信端末へ送信する際の利得と、前記中継伝搬損失と、前記直接伝搬損失とに基づいて、前記中継デバイスから前記通信端末までの伝搬損失である中継後伝搬損失を推定し、当該中継後伝搬損失に基づいて、前記通信端末から前記中継デバイスまでの第1距離を推定するステップと、
を実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信端末、距離測定方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
無線端末から基地局までの距離を測定する方法が提案されている。例えば、特許文献1には、基地局から無線端末へ届くパイロット信号の受信タイミングを観測することにより無線端末と基地局との距離を測定することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-108903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
無線端末は、中継デバイスを介して基地局と通信することがある。中継デバイスは、基地局から送信されたパイロット信号を中継して無線端末へ送信するが、中継デバイス自体が独自にパイロット信号を無線端末へ送信することはできない。このため、特許文献1に記載された技術では、無線端末と中継デバイスとの間の距離を測定することはできないという問題があった。
【0005】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、中継デバイスを介して基地局と通信する通信端末と中継デバイスとの間の距離を測定することをできるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様の通信端末は、中継デバイスを経由して基地局と通信する通信端末であって、前記中継デバイスを経由して前記基地局から受信した中継参照信号の電力である中継受信電力を特定し、かつ、当該中継デバイスを経由することなく当該基地局から受信した直接参照信号の電力である直接受信電力を特定する電力特定部と、前記電力特定部が特定した前記中継受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由して前記基地局から受信した前記中継参照信号の中継伝搬損失を特定し、前記電力特定部が特定した前記直接受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由することなく前記基地局から受信した前記直接参照信号の直接伝搬損失を特定する損失特定部と、前記中継デバイスが前記中継参照信号を前記基地局から受信して当該中継参照信号を前記通信端末へ送信する際の利得と、前記中継伝搬損失と、前記直接伝搬損失とに基づいて、前記中継デバイスから前記通信端末までの伝搬損失である中継後伝搬損失を推定し、当該中継後伝搬損失に基づいて、前記通信端末から前記中継デバイスまでの第1距離を推定する推定部と、を備える。
【0007】
前記推定部は、前記中継伝搬損失から前記直接伝搬損失を減算し、且つ、前記利得を加算することにより、前記中継後伝搬損失を推定してもよい。前記通信端末は、前記通信端末と前記中継デバイスとの相対速度と、前記通信端末からみて前記中継デバイスが移動する向きと、を特定する速度特定部と、前記相対速度と、前記第1距離と、前記通信端末からみて前記中継デバイスが移動する向きと、に基づいて、前記通信端末からみて前記中継デバイスが移動する角速度を特定し、特定した当該角速度に基づいて、前記中継デバイスが前記通信端末と通信するためのビームを掃引する頻度を決定する決定部と、をさらに備えてもよい。
【0008】
前記決定部は、前記角速度が大きいほど、より高い前記頻度を決定してもよい。前記通信端末は、前記決定部が決定した前記頻度を示す情報を前記基地局へ送信する送信制御部をさらに備えてもよい。前記中継デバイスは、ミリ波帯において前記中継参照信号を前記基地局から受信し、前記電力特定部は、テラヘルツ波帯において前記中継参照信号を前記中継デバイスから受信してもよい。
【0009】
本発明の第2の態様の距離測定方法は、通信端末が実行する、中継デバイスを経由して基地局から受信した中継参照信号の電力である中継受信電力を特定し、かつ、当該中継デバイスを経由することなく当該基地局から受信した直接参照信号の電力である直接受信電力を特定するステップと、特定した前記中継受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由して前記基地局から受信した前記中継参照信号の中継伝搬損失を特定し、特定した前記直接受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由することなく前記基地局から受信した前記直接参照信号の直接伝搬損失を特定するステップと、前記中継デバイスが前記中継参照信号を前記基地局から受信して当該中継参照信号を前記通信端末へ送信する際の利得と、前記中継伝搬損失と、前記直接伝搬損失とに基づいて、前記中継デバイスから前記通信端末までの伝搬損失である中継後伝搬損失を推定し、当該中継後伝搬損失に基づいて、前記通信端末から前記中継デバイスまでの第1距離を推定するステップと、を備える。
【0010】
本発明の第3の態様のプログラムは、通信端末に、中継デバイスを経由して基地局から受信した中継参照信号の電力である中継受信電力を特定し、かつ、当該中継デバイスを経由することなく当該基地局から受信した直接参照信号の電力である直接受信電力を特定するステップと、特定した前記中継受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由して前記基地局から受信した前記中継参照信号の中継伝搬損失を特定し、特定した前記直接受信電力に基づいて、前記中継デバイスを経由することなく前記基地局から受信した前記直接参照信号の直接伝搬損失を特定するステップと、前記中継デバイスが前記中継参照信号を前記基地局から受信して当該中継参照信号を前記通信端末へ送信する際の利得と、前記中継伝搬損失と、前記直接伝搬損失とに基づいて、前記中継デバイスから前記通信端末までの伝搬損失である中継後伝搬損失を推定し、当該中継後伝搬損失に基づいて、前記通信端末から前記中継デバイスまでの第1距離を推定するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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