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公開番号2025053987
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023163138
出願日2023-09-26
発明の名称コネクタ
出願人矢崎エナジーシステム株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/58 20060101AFI20250331BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】好適な端子金具への過荷重の入力抑止機能を持たせること。
【解決手段】端子金具30は、電線20の端末に対して物理的且つ電気的に接続させる電線接続部32と、電線の端末に組み付けて当該電線の端末を保持し、電線の端末から電線接続部への荷重の入力を抑える電線保持部33と、これらを連結させる連結部34と、を有し、連結部は、電線の端末の軸線に対する直交断面の断面二次モーメントが電線接続部における前記軸線に対する直交断面の断面二次モーメントよりも小さく且つ電線保持部における前記軸線に対する直交断面の断面二次モーメントよりも小さく、更に、前記軸線に対する直交断面の断面二次極モーメントが電線接続部における前記軸線に対する直交断面の断面二次極モーメントよりも小さく且つ電線保持部における前記軸線に対する直交断面の断面二次極モーメントよりも小さい形状に形成されること。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電線の端末に端子金具が接続された端子付き電線と、
前記端子付き電線を収容し且つ保持し、第1開口から前記電線を外方に引き出させるハウジングと、
前記ハウジングに組み付けて前記ハウジングの第2開口を塞ぐカバーと、
を備え、
前記端子金具は、前記電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続させる電線接続部と、前記電線の端末に組み付けて当該電線の端末を保持し、前記電線の端末から前記電線接続部への荷重の入力を抑える電線保持部と、前記電線接続部と前記電線保持部を連結させる連結部と、を有し、
前記電線接続部と前記連結部と前記電線保持部は、前記電線の端末の軸線方向に並べて配置され、
前記連結部は、前記電線の端末の軸線に対する直交断面の断面二次モーメントが前記電線接続部における前記軸線に対する直交断面の断面二次モーメントよりも小さく且つ前記電線保持部における前記軸線に対する直交断面の断面二次モーメントよりも小さく、更に、前記軸線に対する直交断面の断面二次極モーメントが前記電線接続部における前記軸線に対する直交断面の断面二次極モーメントよりも小さく且つ前記電線保持部における前記軸線に対する直交断面の断面二次極モーメントよりも小さい形状に形成されることを特徴としたコネクタ。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記電線接続部は、前記電線の端末を挟持するための隙間を有する矩形の平板状に成形され、かつ、その隙間を形成し、この隙間に差し込まれた前記電線の端末の芯線に食い込ませる圧接刃が設けられた一対の挟持部を有し、
前記電線保持部は、前記電線の端末を挟持するための隙間を有する矩形の平板状に成形され、かつ、その隙間を形成する一対の挟持部を有することを特徴とした請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記連結部は、前記電線の端末の軸線に沿わせた軸形状に形成されることを特徴とした請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記連結部は、前記電線の端末から前記電線保持部への入力荷重が第1入力荷重以下の場合に弾性域内での曲げ変形が可能であると共に弾性域内での捻れ変形が可能であり、かつ、前記電線の端末から前記電線保持部への前記入力荷重が前記第1入力荷重を越えた第2入力荷重の場合に破断可能な曲げ剛性及び捻り剛性を有する形状に形成されることを特徴とした請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記電線を軸線に対する直交方向に複数本並べて筒状のシースの中に収容し、それぞれの前記電線の端末を前記シースの端末の開口から突出させたケーブルを備えることを特徴とした請求項1又は2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
コネクタにおいては、端子付き電線がハウジングに収容されている。その端子付き電線は、電線の端末に端子金具が接続されており、電線から端子金具に荷重が加わる可能性がある。例えば、端子付き電線においては、ハウジングの外に電線が引き出されており、そのハウジングの外の電線に荷重(例えば、軸方向への引張荷重や軸周りの捻れ荷重等)が加えられると、その荷重が端子金具に伝わることがある。また、例えば、端子付き電線においては、ハウジングの中で電線が折り曲げて配索されるものもあり、その電線の屈曲部の反力が荷重として端子金具に伝わることがある。コネクタにおいては、過大な荷重が電線から端子金具に加えられてしまうと、端子付き電線の耐久性を確保する上で望ましくない。このため、従来のコネクタにおいては、端子金具から引き出された電線をハウジングの中で保持して、電線から端子金具への過荷重の入力を抑止する。例えば、下記の特許文献1には、その電線を保持するための保持部材が設けられたコネクタについて開示されている。その保持部材は、一対の圧接刃の間に被覆を切り裂きながら電線を差し入れて、それぞれの圧接刃で電線を保持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-331982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来のコネクタは、端子金具とは別に保持部材を用意しており、その保持部材を例えばハウジングに固定するなどしなければ、電線から保持部材に荷重が入力した際に、保持部材が端子金具に対して相対的に動き、その端子金具にも電線からの荷重が入力してしまう。よって、従来のコネクタは、端子金具への過荷重の入力を抑止する上で改善の余地が残っている。
【0005】
そこで、本発明は、好適な端子金具への過荷重の入力抑止機能を持たせることが可能なコネクタを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、電線の端末に端子金具が接続された端子付き電線と、前記端子付き電線を収容し且つ保持し、第1開口から前記電線を外方に引き出させるハウジングと、前記ハウジングに組み付けて前記ハウジングの第2開口を塞ぐカバーと、を備え、前記端子金具は、前記電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続させる電線接続部と、前記電線の端末に組み付けて当該電線の端末を保持し、前記電線の端末から前記電線接続部への荷重の入力を抑える電線保持部と、前記電線接続部と前記電線保持部を連結させる連結部と、を有し、前記電線接続部と前記連結部と前記電線保持部は、前記電線の端末の軸線方向に並べて配置され、前記連結部は、前記電線の端末の軸線に対する直交断面の断面二次モーメントが前記電線接続部における前記軸線に対する直交断面の断面二次モーメントよりも小さく且つ前記電線保持部における前記軸線に対する直交断面の断面二次モーメントよりも小さく、更に、前記軸線に対する直交断面の断面二次極モーメントが前記電線接続部における前記軸線に対する直交断面の断面二次極モーメントよりも小さく且つ前記電線保持部における前記軸線に対する直交断面の断面二次極モーメントよりも小さい形状に形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタは、端子金具の電線保持部で電線の端末を保持することによって、電線の端末から電線接続部への荷重の入力を抑えることができるので、端子金具への過荷重の入力を抑止することができる。これ故、本発明に係るコネクタは、電線の端末と端子金具の間の電気的な接続品質を保つことができる。そして、本発明に係るコネクタは、想定以上の過荷重が電線の端末から電線保持部に加えられた場合、連結部を破断させることによって、連結部から電線接続部への過荷重の入力を抑止し、電線の端末と端子金具の間の電気的な接続状態を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の雌コネクタと雄コネクタを示す斜視図である。
図2は、実施形態の雌コネクタを示す分解斜視図である。
図3は、実施形態の雌コネクタを別角度から見た分解斜視図である。
図4は、実施形態の雄コネクタを示す分解斜視図である。
図5は、実施形態の雄コネクタを別角度から見た分解斜視図である。
図6は、雌コネクタの端子付き電線を示す分解斜視図である。
図7は、雄コネクタの端子付き電線を示す分解斜視図である。
図8は、雌コネクタのカバーの係止部について説明する断面図である。
図9は、雄コネクタのカバーの係止部について説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係るコネクタの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係るコネクタの実施形態の1つを図1から図9に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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