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公開番号2025051052
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159951
出願日2023-09-25
発明の名称半導体装置の製造方法及び半導体装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H10D 30/01 20250101AFI20250328BHJP()
要約【課題】空隙の寸法のばらつき及び形状のばらつきを抑制可能な半導体装置の製造方法を提供する。また、その製造方法により製造された半導体装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係る半導体装置の製造方法では、第1導電形の第1半導体領域の上面に、開口を形成する。前記製造方法では、原子層堆積法により、前記開口の上部に第1絶縁層を形成して閉塞させることで、前記開口の下部に空隙を形成する。前記原子層堆積法では、前記開口の下部の内面に対するインヒビターの吸着又は前記下部の前記内面に存在する半導体材料のダングリングボンドの終端化処理と、前記開口の上部の内面へのプリカーサーの吸着と、を繰り返し実行する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1導電形の第1半導体領域の上面に開口を形成し、
前記開口の下部の内面に対するインヒビターの吸着又は前記下部の前記内面に存在する半導体材料のダングリングボンドの終端化処理と、前記開口の上部の内面へのプリカーサーの吸着と、を繰り返し実行する原子層堆積法により、前記開口の前記上部に第1絶縁層を形成して閉塞させることで、前記開口の前記下部に空隙を形成する、半導体装置の製造方法。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記空隙の形成後、前記開口の内側において、前記第1絶縁層の上にゲート電極を形成する、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記開口の形成後、前記開口の底部に位置する第1層と、前記第1層の上に位置する導電部と、が形成され、
前記第1絶縁層は、前記開口の前記上部の内面及び前記導電部の上面に沿って形成される、請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記空隙の形成後、前記第1絶縁層のうち前記上部の内面に沿って形成された部分を除去し、
熱酸化によって前記上部の前記内面に沿って第2絶縁層を形成し、
前記第2絶縁層の形成後に、前記ゲート電極が形成される、請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記ゲート電極の形成後に、前記第1層を除去する、請求項4に記載の半導体装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
空隙が設けられた半導体装置がある。この半導体装置について、空隙の寸法のばらつき及び形状のばらつきを抑制できる技術が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-162909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、空隙の寸法のばらつき及び形状のばらつきを抑制可能な半導体装置の製造方法を提供する。また、本発明の実施形態は、その製造方法により製造された半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る半導体装置の製造方法では、第1導電形の第1半導体領域の上面に、開口を形成する。前記製造方法では、原子層堆積法により、前記開口の上部に第1絶縁層を形成して閉塞させることで、前記開口の下部に空隙を形成する。前記原子層堆積法では、前記開口の下部の内面に対するインヒビターの吸着又は前記下部の前記内面に存在する半導体材料のダングリングボンドの終端化処理と、前記開口の上部の内面へのプリカーサーの吸着と、を繰り返し実行する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態に係る製造方法によって製造される半導体装置を示す平面図である。
図2は、実施形態に係る製造方法によって製造される半導体装置を示す平面図である。
図3は、実施形態に係る製造方法によって製造される半導体装置を示す平面図である。
図4(a)は、図2及び図3のA-A’断面図である。図4(b)は、図2及び図3のB-B’断面図である。
図5は、図2及び図3のC-C’断面図である。
図6(a)~図6(d)は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
図7(a)~図7(d)は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
図8(a)~図8(d)は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
図9(a)~図9(d)は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
図10(a)及び図10(b)は、実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
図11(a)~図11(f)は、実施形態の変形例に係る製造方法を示す工程断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
以下の説明において、n

、n

及びp

、pの表記は、各導電形における不純物濃度の相対的な高低を表す。すなわち、n

はn

よりもn形の不純物濃度が相対的に高いことを示す。p

はpよりもp形の不純物濃度が相対的に高いことを示す。これらの表記は、それぞれの領域にp形不純物とn形不純物の両方が含まれている場合には、それらの不純物が補償しあった後の正味の不純物濃度の相対的な高低を表す。
以下で説明する各実施形態について、各半導体領域のp形とn形を反転させて各実施形態を実施してもよい。
【0008】
(半導体装置)
図1~図3は、実施形態に係る製造方法によって製造される半導体装置を示す平面図である。図4(a)は、図2及び図3のA-A’断面図である。図4(b)は、図2及び図3のB-B’断面図である。図5は、図2及び図3のC-C’断面図である。
【0009】
図1~図5に示す半導体装置100は、MOSFETである。半導体装置100は、n

形(第1導電形)ドリフト領域1(第1半導体領域)、p形(第2導電形)ベース領域2(第2半導体領域)、n

形ソース領域3(第3半導体領域)、p

形コンタクト領域4、n

形ドレイン領域5、FP電極10(導電部)、絶縁層11、ゲート電極20、ゲート絶縁層21、絶縁層25、ドレイン電極31(第1電極)、ソース電極32(第2電極)、ゲートパッド33、及び配線部33aを含む。なお、図2では、ゲート電極20を表すために、絶縁層25、ソース電極32、及び配線部33aのそれぞれの一部を透過させている。図3では、フィールドプレート電極(以下、FP電極という)10を表すために、ゲート電極20、絶縁層25、ソース電極32、及び配線部33aのそれぞれの一部を透過させている。
【0010】
実施形態の説明では、XYZ直交座標系を用いる。ドレイン電極31からn

形ドリフト領域1に向かう方向をZ方向(第1方向)とする。Z方向に対して垂直であり、相互に直交する二方向をX方向(第3方向)及びY方向(第2方向)とする。また、説明のために、ドレイン電極31からn

形ドリフト領域1に向かう方向を「上」と言い、その反対方向を「下」と言う。これらの方向は、ドレイン電極31とn

形ドリフト領域1との相対的な位置関係に基づき、重力の方向とは無関係である。
(【0011】以降は省略されています)

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