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公開番号2025050359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159108
出願日2023-09-22
発明の名称収容庫、および、容器
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類F25D 25/00 20060101AFI20250327BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】本開示は、容器どうしが隣接して並んでいる場合であっても、各々の容器を掴み易い収容庫、および、容器を提供する。
【解決手段】本開示における収容庫は、第1方向に向けて開口した収容室と、箱形に形成され、物品を収容可能な複数の容器と、を備える、収容庫において、各々の容器は、第1方向に向けられた第1面が開口し、第1面に交わり第1方向に沿った複数の外壁面を有し、収容室には、複数の容器が、各々の外壁面どうしが対向する向きに、隣接して並べられ、各々の容器が有する複数の外壁面のうち少なくとも1つは、第1方向に向けて開口した逃げ部が形成された逃げ面であり、逃げ面に直交する方向において、逃げ部は、逃げ面に隣接する隣の容器の外壁面の一部に重なる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
第１方向に向けて開口した収容室と、箱形に形成され、物品を収容可能な複数の容器と、を備える、収容庫において、
各々の前記容器は、前記第１方向に向けられた第１面が開口し、前記第１面に交わり前記第１方向に沿った複数の外壁面を有し、
前記収容室には、前記複数の容器が、各々の前記外壁面どうしが対向する向きに、隣接して並べられ、
各々の前記容器が有する前記複数の外壁面のうち少なくとも１つは、前記第１方向に向けて開口した逃げ部が形成された逃げ面であり、
前記逃げ面に直交する方向において、前記逃げ部は、前記逃げ面に隣接する隣の前記容器の前記外壁面の一部に重なる、
収容庫。
続きを表示（約 860 文字）【請求項２】
各々の前記逃げ面において、前記逃げ部は、前記第１方向に直交する方向における前記逃げ面の中央を基準として、非対称に設けられる、
請求項１に記載の収容庫。
【請求項３】
各々の前記容器において、前記逃げ面に対向する前記外壁面には、前記逃げ面に直交する方向において前記逃げ部に重なる位置に、持ち手が形成される、
請求項１に記載の収容庫。
【請求項４】
各々の前記容器は、前記第１方向側から見た前記容器の中心を基準として点対称となる位置に、一対の前記逃げ部を備える、
請求項２に記載の収容庫。
【請求項５】
前記収容室を冷却する冷却装置を備え、
前記容器は、通気可能な面によって構成される、
請求項１から４の何れかに記載の収容庫。
【請求項６】
第１方向に向けて開口した収容室に設けられ、物品を収容可能であり、前記第１方向に向けられた第１面が開口した箱形の容器において、
前記第１面に交わり前記第１方向に沿った複数の外壁面と、を有し、
前記複数の外壁面のうち少なくとも１つは、前記第１方向に向けて開口した逃げ部が形成された逃げ面であり、
各々の前記逃げ面において、前記逃げ部は、前記第１方向に直交する方向における前記逃げ面の中央を基準として、非対称に設けられる、
容器。
【請求項７】
前記逃げ面に対向する前記外壁面には、前記逃げ面に直交する方向において前記逃げ部に重なる位置に、持ち手が形成される、
請求項６に記載の容器。
【請求項８】
前記第１方向側から見て、前記容器の中心を基準として点対称となる位置に、一対の前記逃げ部を備える、
請求項７に記載の容器。
【請求項９】
通気可能な面によって構成され、
前記収容室は、冷却装置によって冷却される、
請求項６から８の何れかに記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、収容庫、および、容器に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、線材により構成された収納展示用篭体を開示する。この収納展示用篭体は、上枠に設けられた一対の位置決線材と、下面に設けられ、収納展示用篭体を上下に重ねたときに上枠および位置決部材に接触して収納展示用篭体を位置決めする一対の突出線材と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
登録実用新案第３０３９３５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本開示は、容器どうしが隣接して並んでいる場合であっても、各々の容器を掴み易い収容庫、および、容器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の一態様における収容庫は、第１方向に向けて開口した収容室と、箱形に形成され、物品を収容可能な複数の容器と、を備える、収容庫において、各々の前記容器は、前記第１方向に向けられた第１面が開口し、前記第１面に交わり前記第１方向に沿った複数の外壁面を有し、前記収容室には、前記複数の容器が、各々の前記外壁面どうしが対向する向きに、隣接して並べられ、各々の前記容器が有する前記複数の外壁面のうち少なくとも１つは、前記第１方向に向けて開口した逃げ部が形成された逃げ面であり、前記逃げ面に直交する方向において、前記逃げ部は、前記逃げ面に隣接する隣の前記容器の前記外壁面の一部に重なる。
【０００６】
本開示の一態様における容器は、第１方向に向けて開口した収容室に設けられ、物品を収容可能であり、前記第１方向に向けられた第１面が開口した箱形の容器において、前記第１面に交わり前記第１方向に沿った複数の外壁面と、を有し、前記複数の外壁面のうち少なくとも１つは、前記第１方向に向けて開口した逃げ部が形成された逃げ面であり、各々の前記逃げ面において、前記逃げ部は、前記第１方向に直交する方向における前記逃げ面の中央を基準として、非対称に設けられる。
【発明の効果】
【０００７】
本開示における収容庫、および容器によれば、容器どうしが隣接して並んでいる場合に、逃げ部を介して、逃げ面に触れずに、逃げ面に隣接する隣の容器の外壁面を掴み易くなる。このため、容器どうしが隣接して並んでいる場合であっても、各々の容器を掴み易くなる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係るショーケースの斜視図
実施の形態１に係るショーケースの断面視図
実施の形態１に係るバスケットの斜視図
実施の形態１に係る左側の第２側面を示す図
実施の形態１に係るショーケースの平面図
図５の拡大図
変形例１に係るバスケットの斜視図
変形例１に係るバスケットの第２側面を示す図
変形例２に係るバスケットの斜視図
変形例２に係るバスケットの第２側面を示す図
変形例３に係るバスケットの斜視図
変形例３に係るバスケットの第１側面を示す図
変形例４に係るバスケットの斜視図
変形例４に係るバスケットの第２側面を示す図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（本開示の基礎となった知見等）
発明者らが本開示に想到するに至った当時、平型のショーケースにおいて、陳列室の中に複数のバスケットを並べ、バスケットの内部に冷凍食品などの物品を収容するという技術が知られていた。このようなショーケースにおいて、より多くの物品を収容するため、バスケットどうしを隣接させて配置する、という製品設計が一般的であった。そうした状況下において、発明者らは、上記のショーケースのように、収容室に複数の容器を並べた収容庫では、１つの容器を掴もうとすると、隣の容器が邪魔になるため掴みにくい、という課題があることを発見し、本開示の主題を構成するに至った。
そこで本開示は、容器どうしが隣接している場合であっても、各々の容器を掴み易い、収容庫、および、容器を提供する。
【００１０】
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
（【００１１】以降は省略されています）

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