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公開番号2025049840
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023158296
出願日2023-09-22
発明の名称蓄電デバイス
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類H01M 10/052 20100101AFI20250327BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】長期信頼性を向上できる蓄電デバイスを提供する。
【解決手段】蓄電デバイスは、順に正極、電解質および負極を含む積層体を含み、電解質は、溶媒と、溶媒を保持する保持体と、を含む。平面視において正極の縁は負極の縁の内側にあり、積層体のうち正極の縁と負極の縁との間の外周部に占める溶媒の割合は、積層体の平面視における中央部に占める溶媒の割合よりも大きい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
順に正極、電解質および負極を含む積層体を含み、
前記電解質は、溶媒と、前記溶媒を保持する保持体と、を含み、
平面視において前記正極の縁は前記負極の縁の内側にある蓄電デバイスであって、
前記積層体のうち前記正極の縁と前記負極の縁との間の外周部に占める前記溶媒の割合は、前記積層体の平面視における中央部に占める前記溶媒の割合よりも大きい蓄電デバイス。
続きを表示（約 460 文字）【請求項２】
前記積層体のうち前記外周部の平面視における内側であって前記正極の前記縁が重なる周縁部に占める前記溶媒の割合は、前記中央部に占める前記溶媒の割合よりも大きい請求項１記載の蓄電デバイス。
【請求項３】
前記外周部は、前記電解質の一部を含む請求項１又は２に記載の蓄電デバイス。
【請求項４】
前記電解質は、Ｌｉ，Ｌａ，Ｚｒ及びＯを含むガーネット型の結晶構造をもつ固体電解質を含む請求項１又は２に記載の蓄電デバイス。
【請求項５】
前記正極と前記負極とを隔離するセパレータを備え、
前記セパレータは前記電解質を含む請求項１又は２に記載の蓄電デバイス。
【請求項６】
前記正極および前記負極の少なくとも１つは集電体を含み、
前記正極と前記負極とを隔離するセパレータと、
前記セパレータ及び前記集電体の少なくとも１つに接する保護層と、を備え、
前記保護層は前記電解質を含む請求項１又は２に記載の蓄電デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は電解質を含む蓄電デバイスに関する。
続きを表示（約 810 文字）【背景技術】
【０００２】
正極と負極との間に配置された電解質を含み、電解質は、溶媒と、溶媒を保持する保持体と、を含む蓄電デバイスに関する先行技術は特許文献１に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－８９８７５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
先行技術において長期信頼性の向上が求められている。
【０００５】
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、長期信頼性を向上できる蓄電デバイスの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この目的を達成するための第１の態様は、順に正極、電解質および負極を含む積層体を含み、電解質は、溶媒と、溶媒を保持する保持体と、を含む。平面視において正極の縁は負極の縁の内側にあり、積層体のうち正極の縁と負極の縁との間の外周部に占める溶媒の割合は、積層体の平面視における中央部に占める溶媒の割合よりも大きい。
【０００７】
第２の態様は、第１の態様において、積層体のうち外周部の平面視における内側であって正極の縁が重なる周縁部に占める溶媒の割合は、積層体の中央部に占める溶媒の割合よりも大きい。
【０００８】
第３の態様は、第１又は第２の態様において、外周部は電解質の一部を含む。
【０００９】
第４の態様は、第１から第３の態様のいずれかにおいて、電解質は、Ｌｉ，Ｌａ，Ｚｒ及びＯを含むガーネット型の結晶構造をもつ固体電解質を含む。
【００１０】
第５の態様は、第１から第４の態様のいずれかにおいて、正極と負極とを隔離するセパレータを備え、セパレータは電解質を含む。
（【００１１】以降は省略されています）

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