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公開番号2025048349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023157188
出願日2023-09-22
発明の名称オリフィス内蔵バルブおよび流量制御装置
出願人株式会社フジキン
代理人弁理士法人KEN知財総合事務所
主分類F16K 47/10 20060101AFI20250327BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】メンテナンス性及びシール性が向上したオリフィス内蔵バルブを提供する。
【解決手段】バルブ要素が内蔵され一次側流路11と二次側流路12とが接続された収容凹部13を画定するボディ10を有し、バルブ要素は、収容凹部13底面側から、ガスケット15と、オリフィスベース20と、オリフィスプレート30と、インナー部材40と、バルブシート50と、ダイヤフラム70を、この順に配置してなり、ガスケット15の下面には、内側から同心状の第1及び第2の円環状突起部13p、13qが食い込むとともに、ガスケット15の上面には、これらに対向する第3及び第4の円環状突起部20c,40gが食い込んでシールがなされ、収容凹部13の内周面に螺合する固定リング60は、上面視で第2及び第4の円環状突起部13q,40gと一致する箇所又はより内側で、インナー部材40を押圧し固定する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
一次側流路と二次側流路と、上面に開口してバルブ要素が内蔵されかつ前記一次側流路及び前記二次側流路が底面に開口する収容凹部と、を画定するボディを有し、
前記バルブ要素は、
軟質の材料で形成されて前記収容凹部の底部に配置され、前記一次側流路に連通する下段一次側貫通孔及び前記二次側流路に連通する下段二次側貫通孔を有する略円板状のガスケットと、
前記ガスケットの上に配置され、前記下段一次側貫通孔に連通する中段一次側貫通孔を有するオリフィスベースと、
前記オリフィスベースの上に配置され、前記中段一次側貫通孔に連通するオリフィスが形成されたオリフィスプレートと、
前記オリフィスプレートの上に配置され、前記オリフィスに連通して上面に開口する上段一次側貫通孔及び前記下段二次側貫通孔に連通して上面に開口する上段二次側貫通孔を有するインナー部材と、
前記インナー部材の上面にて前記上段一次側貫通孔の開口部周囲に設けられたバルブシートと、
前記収容凹部の内周面に形成されたネジ部に螺合して前記インナー部材を前記底部に向けて押圧することにより、当該インナー部材及び前記オリフィスプレート及び前記オリフィスベース及び前記ガスケットを前記ボディに対して固定する固定リングと、
前記インナー部材の上に配置され、前記バルブシートから離間または当接して、前記上段一次側貫通孔と前記上段二次側貫通孔との間を連通または遮断するダイヤフラムと、を含み、
前記収容凹部の底面には、前記一次側流路の開口部及び前記二次側流路の開口部のうち前記一次側流路の開口部のみを包囲する第1の環状突起部及び当該第1の環状突起部を包囲するとともに前記二次側流路の開口部を包囲する第2の環状突起部が形成され、
前記オリフィスベースの下面には、全周が前記第1の環状突起部に対向し前記中段一次側貫通孔の開口部を包囲する第3の環状突起部が形成され、
前記インナー部材の下面には、全周が前記第2の環状突起部に対向し前記上段二次側貫通孔の開口部を包囲する第4の環状突起部が形成され、
前記固定リングの下面が前記インナー部材の上面を押圧すると、前記第1の環状突起部及び前記第2の環状突起部が前記ガスケットの下面に食い込むともに、前記第3の環状突起部及び前記第4の環状突起部が前記ガスケットの上面に食い込んで、それぞれシールが形成され、
前記固定リングの下面と前記インナー部材の上面が互いに接触して軸方向締め付け力が作用する環状接触域の中心円は、上面視で前記第2の環状突起部及び第4の環状突起部と一致又はより内側でかつ前記第1の環状突起部及び第3の環状突起部より外側に形成された、オリフィス内蔵バルブ。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記オリフィスベースは、上面側に前記オリフィスプレートの外周部下面が配置される環状の支持面を有し、当該環状の支持面及び前記第3の環状突起部及び前記第1の環状突起部のそれぞれの幅方向中心円は、上面視で一致するように形成された、請求項1に記載のオリフィス内蔵バルブ。
【請求項3】
前記オリフィスベースと前記インナー部材は、同じ硬度を有する部材で形成された、請求項2に記載のオリフィス内蔵バルブ。
【請求項4】
前記第3の環状突起部及び前記第4の環状突起部は、断面視で少なくとも頂部が丸められた形状を有し、前記第3の環状突起部及び前記第4の環状突起部の前記頂部の曲率半径が等しい、請求項3に記載のオリフィス内蔵バルブ。
【請求項5】
前記ガスケットは、前記下段一次側貫通孔の上部が貫通する上側ガスケットと、前記下段一次側貫通孔の下部が貫通する下側ガスケットを組み合わせてなり、当該上側ガスケットと当該下側ガスケットとの間にフィルターが配置された、請求項1に記載のオリフィス内蔵バルブ。
【請求項6】
前記インナー部材は、外周面の一部が前記収容凹部の内周面に嵌合して位置決めされ、前記オリフィスベースは、外周面の一部が前記インナー部材の内周面に嵌合して位置決めされている、請求項1に記載のオリフィス内蔵バルブ。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれかに記載のオリフィス内蔵バルブを備える、流量制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オリフィス内蔵バルブおよびこのオリフィス内蔵バルブを流量制御バルブとして用いた流量制御装置に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
半導体製造プロセスにおいては、特に、ALD(Atomic Layer Deposition)やALE(Atomic Layer Ethching)等の微細プロセスにおいては、処理チャンバに短時間で正確に計量した処理ガスを供給するために、圧力式流量制御装置及びその構成要素としてのオリフィス内蔵バルブが用いられている。このようなオリフィス内蔵バルブでは、オリフィスプレートを、ボディ(又は、ボディに載せたホルダ)と弁座体との間に挟み、上からインナーディスク、ダイヤフラム等を載せて、アクチュエータハウジングをボディに螺合して押圧することにより一括して固定していた(例えば、特許文献1の図1,図4等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4137267号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなオリフィス内蔵バルブでは、アクチュエータハウジングの螺合を緩めると全ての構成要素が緩むので、メンテナンス性の点で改善の余地があった。例えば、アクチュエータやダイヤフラムのメンテナンスのためにアクチュエータハウジングの螺合を緩めると、その下側にあるオリフィスプレートを保持する構成要素の間のシール性に影響を与える懸念があった。
また、上記構成では、アクチュエータハウジングの締め付け力を各要素に伝搬させて、要素間の各シール箇所をシールしているが、各シール箇所に均等に必要な締め付け力(軸方向締め付け力)を加えるのが難しい。例えば、収容凹部底部における一次側と二次側との間のシール部及び二次側と外部との間のシール部には、並列に軸方向締め付け力を伝搬させるが、介在するインナーディスクの変形等により、一方のシール部にのみ大きな軸方向締め付け力が加わり、他方のシール部には十分な軸方向締め付け力が加わらず、シールが不十分になる場合がある。
また、上記締め付け力によるインナーディスク等の変形により、ダイヤフラムやオリフィスプレートが変形する懸念もあった。
【0005】
本発明の目的の一つは、上記問題を解決し、メンテナンス性およびシール性が向上し、かつ締め付け力による部材の変形や破損のリスクを低減できるオリフィス内蔵バルブ及びこのオリフィス内蔵バルブを用いた流量制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明のオリフィス内蔵バルブは、
一次側流路と二次側流路と、上面に開口してバルブ要素が内蔵されかつ前記一次側流路及び前記二次側流路が底面に開口する収容凹部と、を画定するボディを有し、
前記バルブ要素は、
軟質の材料で形成されて前記収容凹部の底部に配置され、前記一次側流路に連通する下段一次側貫通孔及び前記二次側流路に連通する下段二次側貫通孔を有する略円板状のガスケットと、
前記ガスケットの上に配置され、前記下段一次側貫通孔に連通する中段一次側貫通孔を有するオリフィスベースと、
前記オリフィスベースの上に配置され、前記中段一次側貫通孔に連通するオリフィスが形成されたオリフィスプレートと、
前記オリフィスプレートの上に配置され、前記オリフィスに連通して上面に開口する上段一次側貫通孔及び前記下段二次側貫通孔に連通して上面に開口する上段二次側貫通孔を有するインナー部材と、
前記インナー部材の上面にて前記上段一次側貫通孔の開口部周囲に設けられたバルブシートと、
前記収容凹部の内周面に形成されたネジ部に螺合して前記インナー部材を前記底部に向けて押圧することにより、当該インナー部材及び前記オリフィスプレート及び前記オリフィスベース及び前記ガスケットを前記ボディに対して固定する固定リングと、
前記インナー部材の上に配置され、前記バルブシートから離間または当接して、前記上段一次側貫通孔と前記上段二次側貫通孔との間を連通または遮断するダイヤフラムと、を含み、
前記収容凹部の底面には、前記一次側流路の開口部及び前記二次側流路の開口部のうち前記一次側流路の開口部のみを包囲する第1の環状突起部及び当該第1の環状突起部を包囲するとともに前記二次側流路の開口部を包囲する第2の環状突起部が形成され、
前記オリフィスベースの下面には、全周が前記第1の環状突起部に対向し前記中段一次側貫通孔の開口部を包囲する第3の環状突起部が形成され、
前記インナー部材の下面には、全周が前記第2の環状突起部に対向し前記上段二次側貫通孔の開口部を包囲する第4の環状突起部が形成され、
前記固定リングの下面が前記インナー部材の上面を押圧すると、前記第1の環状突起部及び前記第2の環状突起部が前記ガスケットの下面に食い込むともに、前記第3の環状突起部及び前記第4の環状突起部が前記ガスケットの上面に食い込んで、それぞれシールが形成され、
前記固定リングの下面と前記インナー部材の上面が互いに接触して軸方向締め付け力が作用する環状接触域の中心円は、上面視で前記第2の環状突起部及び第4の環状突起部と一致又はより内側でかつ前記第1の環状突起部及び第3の環状突起部より外側に形成された、構成が好ましく採用できる。
この構成により、収容凹部の内周ネジ部に螺合してインナー部材及びオリフィスプレート及び前記オリフィスベースを固定する固定リングを用いたので、アクチュエータやダイヤフラムのメンテナンスのためにアクチュエータハウジングの螺合を緩めても、オリフィスプレートを保持する構成要素の間のシール性に影響を与えることがなく、メンテナンス性およびシール性の向上が可能となる。また、第1~第4の環状突起部がガスケットに食い込むことにより、比較的小さい締め付け力で、一次側の流路と二次側の流路と外部との間のシールを実現できる。また、固定リングを締め付けた際の軸方向締め付け力は、第2及び第4の環状突起部に又はこれらと第1及び第3の環状突起部の中間に加わるので、第2及び第4の環状突起部と第1及び第3の環状突起部のシールのバランスが改善できるとともに、インナー部材やオリフィスベースの変形を低減できる。
【0007】
前記オリフィスベースは、上面側に前記オリフィスプレートの外周部下面が配置される環状の支持面を有し、当該環状の支持面及び前記第3の環状突起部及び前記第1の環状突起部のそれぞれの幅方向中心円は、上面視で一致するように形成された、構成を好ましく採用できる。
この構成により、アクチュエータのケーシングを締め付けた際の軸方向締め付け力も上面視で同一箇所に加わるため、曲げモーメントが生ずることなく、インナー部材やオリフィスベースの変形を最小化できる。
【0008】
前記オリフィスベースと前記インナー部材は、同じ硬度を有する部材で形成された、構成が好ましく採用できる。
また、前記第3の環状突起部及び前記第4の環状突起部は、断面視で少なくとも頂部が丸められた形状を有し、前記第3の環状突起部及び前記第4の環状突起部の頂部の曲率半径が等しい、構成が好ましく採用できる。
この構成により、第3の環状突起部及び第4の環状突起部のそれぞれの頂部は、同程度の面圧で前記ガスケットに所定量食い込むので、シールに必要な締め付け力が同程度になり、過大な締め付け力を加える必要がなくなる。
【0009】
前記ガスケットは、前記下段一次側貫通孔の上部が貫通する上側ガスケットと、前記下段一次側貫通孔の下部が貫通する下側ガスケットを組み合わせてなり、当該上側ガスケットと当該下側ガスケットとの間にフィルターが配置された、構成を好ましく採用できる。
この構成により、オリフィスに流入するガスに含まれるパーティクルが除去され、オリフィスの目詰まりを未然に防ぐことができる。
【0010】
好適には、前記インナー部材は、外周面の一部が前記収容凹部の内周面に嵌合して位置決めされ、前記オリフィスベースは、外周面の一部が前記インナー部材の内周面に嵌合して位置決めされている、構成を採用できる。
この構成により、組立時の作業性が向上できる。
(【0011】以降は省略されています)

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