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公開番号2025047146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023155465
出願日2023-09-21
発明の名称電力量計
出願人東光東芝メーターシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01R 11/02 20060101AFI20250326BHJP(測定;試験)
要約【課題】計器の破損につながると予測される温度上昇を最適な位置にて検出できるとともに、温度上昇を検出する際の温度異常判定閾値の最適化を容易に可能とする。
【解決手段】電源端子32と負荷端子33とを有する端子部31と、1側開閉器38と3側開閉器39を有し、電源端子32と負荷端子33との間に設けられた電流回路30と、電源端子32および負荷端子33の端子温度をそれぞれ計測する1側温度検出器(A)43A,(B)43Bおよび3側温度検出器(A)44A,(B)44Bと、周囲の外気温を計測するサーミスタ27と、各端子温度の絶対値の少なくともいずれかが判定値以上の場合に1・3側開閉器38,39を開動作させるとともに、各端子温度と外気温との温度差分の少なくともいずれかが異常判定閾値以上の場合に、異常発熱の原因が端子部31の締結不良であると判定する判定回路55と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電源側の配電線が締結される電源端子と、負荷側の配電線が締結される負荷端子と、を有する端子部と、
開閉器を有し、前記端子部の前記電源端子と前記負荷端子との間に設けられた導電部と、
前記端子部の、前記電源端子および前記負荷端子の端子温度を、それぞれの計測箇所にて計測する内部温度計測手段と、
前記導電部および前記端子部が設けられる外箱の周囲の外気温度を計測する外気温度計測手段と、
前記内部温度計測手段によってそれぞれの計測箇所にて計測された各端子温度の絶対値の少なくともいずれかが、予め規定された判定値以上の場合に、温度異常として、前記導電部の前記開閉器を開動作させ、前記各端子温度の絶対値が前記判定値未満の場合には、前記各端子温度と前記外気温度との温度差分をそれぞれ求めるとともに、求めた各温度差分の少なくともいずれかが予め規定された異常判定閾値以上の場合に、異常発熱の原因が、当該端子温度が計測された計測箇所での締結不良であると判定する判定部と、
を備えたことを特徴とする電力量計。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記内部温度計測手段は、実測データと熱解析シミュレーションによる熱解析データとに基づいて、前記計測箇所と前記温度異常判定閾値とが決定されることを特徴とする請求項1に記載の電力量計。
【請求項3】
前記判定部は、前記各端子温度の絶対値の少なくともいずれかが前記判定値以上の場合、および、前記各温度差分の少なくともいずれかが前記異常判定閾値以上の場合に、通知手段を介して、外部に異常状態を通知することを特徴とする請求項1に記載の電力量計。
【請求項4】
前記判定部は、前記各端子温度の絶対値が前記判定値未満の場合であって、前記各温度差分の少なくともいずれかが前記異常判定閾値以上の場合、
前記異常判定閾値以上の温度差分が前記異常判定閾値よりも所定値以内であれば、異常発熱の原因が前記開閉器の接点不良であると判定し、
前記異常判定閾値以上の温度差分が前記異常判定閾値よりも所定値以上であれば、異常発熱の原因が前記端子部の締結不良であると判定し、
前記異常判定閾値以上の温度差分が前記異常判定閾値よりも所定値以上であれば、異常発熱の原因が前記開閉器の接点不良または前記端子部の締結不良であると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の電力量計。
【請求項5】
前記外気温度計測手段は、前記外箱に設けられた封印用の金属部材内に埋め込まれた温度センサーによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電力量計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温度異常監視機能を備えた電力量計に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、一般家庭などでの使用電力量を計測する計器として、電子式の電力量計(スマートメーターSMともいう)が普及している。
【0003】
この種の電力量計は、電源側の配電線および負荷側の配電線が接続される端子部と、その端子部の電源側の配電線が接続される電源側端子および負荷側の配電線が接続される負荷側端子間に電力を導通させる導電部(電流回路)と、各種の内部回路と、を備えている。
【0004】
即ち、電力量計は、電源側の配電線が端子部の電源側端子に、負荷側の配電線が端子部の負荷側端子に、それぞれねじ止めなどにより締結されることによって、各配電線と導電部とが電気的に接続されるように構成されている。
【0005】
従来の電力量計においては、ねじ止めなどにより締結された配電線の締め付け不良や導電部の開閉器の接点抵抗の劣化などが原因で異常発熱し、樹脂製の外箱などを破損させる場合があった。
【0006】
このような欠点を解決するものとして、電力量計の破損につながると予測される導電部や端子部での温度上昇を検出できるようにした電力量計が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-19680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の電力量計においては、計器の破損につながると予測される温度上昇を最適な位置にて検出するのが難しく、しかも、温度上昇を検出する際の温度異常判定閾値の最適化が容易でない、といった課題があった。
【0009】
即ち、異常発熱する箇所がいくつも存在するため、異常発熱する箇所ごとに温度センサーを取り付ける必要があった。また、計器ごとの特性のばらつきや環境温度(外気温)の変化など、温度上昇には様々な要因が考えられる。そのため、それぞれの箇所において、異常発熱を的確に捉えるためには、基準となる設定値(温度異常判定閾値)の設定が難しい。特に、外気温の影響を切り分けるため、電力量計の耐候性能を損なわずに、外気温を測定する工夫が必要になる。
【0010】
本発明は、上記した課題に鑑み、計器の破損につながると予測される温度上昇を最適な位置にて検出できるとともに、温度上昇を検出する際の温度異常判定閾値の最適化が容易に可能な電力量計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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