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公開番号
2025044606
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023152288
出願日
2023-09-20
発明の名称
移動式充電ロボット
出願人
株式会社JVCケンウッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02J
7/02 20160101AFI20250326BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】人命に係わる医療機器5の停止を防止する。
【解決手段】移動式充電ロボット2は、第1バッテリ21で駆動する複数の医療機器5が設置された医療施設1内を移動して、複数の医療機器5を充電する。移動式充電ロボット2は、第2バッテリ13と、第2バッテリ13を第1バッテリ21に電気的に接続する充放電コネクタ12と、第2バッテリ13の充放電を制御する制御部15と、各医療機器5の位置を示す地図データ161、及び各医療機器5の優先度を示す優先順位リスト162を記憶する記憶装置16とを備える。制御部15は、各医療機器5から、第1バッテリ21の充電残量、位置、識別情報及び優先度を取得し、各医療機器5の第1バッテリ21の充電残量及び優先順位リスト162に従って、優先度の高い医療機器5ほど、医療機器5が停止しないように充電スケジュール163を作成し、充電スケジュール163に従って、複数の医療機器5を充電する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1バッテリで駆動する複数の医療機器が設置された医療施設内を移動して、前記複数の医療機器を充電する移動式充電ロボットであって、
移動部と、
第2バッテリと、
前記第2バッテリを前記第1バッテリに電気的に接続する充放電コネクタと、
前記移動部及び前記第2バッテリの充放電を制御する制御部と、
前記医療施設内の前記各医療機器の位置を示す地図データ、及び前記各医療機器の優先度を示す優先順位リストを記憶する記憶装置と、を備え、
前記制御部は、
各医療機器から、前記第1バッテリの充電残量、前記医療施設内の位置、識別情報及び優先度を含む機器情報を取得し、
前記各医療機器の第1バッテリの充電残量及び前記優先順位リストに従って、前記優先度の高い医療機器ほど、前記医療機器が停止しないように充電スケジュールを作成し、
前記充電スケジュールに従って、前記第2バッテリを用いて前記複数の医療機器の第1バッテリを充電する、移動式充電ロボット。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記機器情報を繰り返し取得し、
前記医療施設へ新しい医療機器が搬入され、又は前記医療施設から医療機器が搬出された場合に、前記機器情報に基づいて、前記地図データ及び優先順位リストを更新し、充電スケジュールを再作成する、請求項1記載の移動式充電ロボット。
【請求項3】
前記制御部は、医療施設内に設置された充電スポットを用いて、前記移動式充電ロボットが前記第2バッテリを充電する作業が含まれるように、前記充電スケジュールを作成する、請求項1記載の移動式充電ロボット。
【請求項4】
前記制御部は、
前記機器情報として消費電力を示す情報を取得し、
前記充電残量及び前記消費電力から優先度が高い2以上の医療機器が所定時間内に停止する可能性があると判断した場合、前記第1バッテリの充電残量に係わらず、前記2以上の医療機器のうち少なくとも一の医療機器を優先的に充電するように、前記充電スケジュールを作成する、請求項1記載の移動式充電ロボット。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1バッテリの充電残量が所定の下限値以下となった前記医療機器を充電するように、前記充電スケジュールを作成し、
前記医療機器の優先度が高い程、前記所定の下限値は高く設定されている、請求項1記載の移動式充電ロボット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動式充電ロボットに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から様々なバッテリの充電方法が提案されている。特許文献1は、ユーザが優先設定をONに設定した被充電機器を優先的に充電させる発明を開示する。特許文献2は、将来の使用予定を考慮してより早く使用を開始する可能性の高い特定の被充電機器を優先して充電させる発明を開示する。特許文献3は、複数個のバッテリを順次充電する充電装置において、充電残量の多いバッテリから順に充電させる発明を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-022105号公報
特開2015-223073号公報
特開平2-87937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記した特許文献1~特許文献3に開示された発明は、被充電機器として、デジタルカメラ、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯音楽プレーヤが例示されているが、バッテリで駆動する医療機器を対象とした充電方法を開示していない。バッテリで駆動する医療機器は、特に、災害発生時に臨時に設営される医療施設、或いは停電時における病院などの医療施設では必須な医療機器である。また、これら医療機器の中には、例えば人工心肺装置等、バッテリ枯渇による機能停止が、人命に係わる事態となる医療機器が含まれる。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、人命に係わる医療機器の停止を防止する移動式充電ロボットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、第1バッテリで駆動する複数の医療機器が設置された医療施設内を移動して、複数の医療機器を充電する移動式充電ロボットである。移動式充電ロボットは、移動部と、第2バッテリと、第2バッテリを第1バッテリに電気的に接続する充放電コネクタと、移動部及び第2バッテリの充放電を制御する制御部と、医療施設内の各医療機器の位置を示す地図データ、及び各医療機器の優先度を示す優先順位リストを記憶する記憶装置とを備える。制御部は、各医療機器から、第1バッテリの充電残量、医療施設内の位置、識別情報及び優先度を含む機器情報を取得し、各医療機器の第1バッテリの充電残量及び優先順位リストに従って、優先度の高い医療機器ほど、医療機器が停止しないように充電スケジュールを作成し、充電スケジュールに従って、第2バッテリを用いて複数の医療機器の第1バッテリを充電する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、人命に係わる医療機器の停止を防止する移動式充電ロボットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る移動式充電ロボットが用いられる医療施設1の一例を示す平面図である。
図2は、移動式充電ロボット2の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
図3は、医療機器5の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
図4は、図2に示した移動式充電ロボット2が図1の医療施設1内を自律的に移動し、図3の医療機器5を充電し、且つ充電スポット3において自らを充電する一連の動作手順の一例を示すフローチャートである。
図5Aは、優先度が高い2台の医療機器5A、5Bが備える第1バッテリ21の充電率の時間変化を示すグラフである。
図5Bは、移動式充電ロボット2が、調整充電FCによって、医療機器5Aを優先的に充電した場合の医療機器5A、5Bの充電率の時間変化を示すグラフである。
図6Aは、移動式充電ロボット2が、図6Bの充電スケジュールに従って充放電を実行した時の医療機器5A、5B、5Cの充電率の時間変化を示すグラフである。
図6Bは、図5Bの調整充電FCを含む医療機器5A、5B、5Cに対する充電スケジュールの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(医療施設)
以下、実施形態に係る移動式充電ロボットについて、添付図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る移動式充電ロボットが用いられる医療施設1の一例を示す平面図である。医療施設1としては、有床の病院、有床及び無床の診療所、及び、災害発生時において災害現場等に臨時に設営される医療施設などのあらゆる医療施設が対象となる。図1は、有床の医療施設1を例示する。
【0010】
医療施設1内には、患者が使用するベッド4が複数配置され、各ベッド4に隣接して患者を診断、治療又は看護するための医療機器5A、5B、5C、5D、5E、5F(以後、図1の医療機器を纏めて「医療機器5」と表記する場合がある)が配置されている。各医療機器5は、バッテリ(第1バッテリ、図示せず)を有し、自らのバッテリに蓄えられた電力を消費しながら動作する。医療機器5には、体温計、血圧計、人工呼吸器、体外式膜型人工肺(ECMO:エクモ)、人工心肺装置、等、バッテリで駆動可能な全ての医療機器が含まれる。更に、本実施形態において、医療機器5は広義に解釈される。具体的には、医療施設1で使用される機器のうち、医療行為に関連する電動機器も、医療機器5に含まれる。例えば、昇降動作が可能な電動ベッド、患者のバイタルサイン等を表示するディスプレイ、患者の患部を照らす照明器具のように、患者を直接診断等する医療機器に関連して動作する電動機器も、医療機器5に含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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