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公開番号2025044001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023151651
出願日2023-09-19
発明の名称劣化予測装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01R 31/392 20190101AFI20250325BHJP(測定;試験)
要約【課題】電池パック内における電池セルの劣化時期を予測できることができる劣化予測方法を提供する。
【解決手段】車両ECU13は、複数の電池セルBCそれぞれの電圧および車両に関する車両情報を取得し、複数の電池セルそれぞれの電圧に基づいて、電池パック内における所定の電圧範囲毎の電圧差を算出し、電圧範囲毎に電圧差をカウントし、電圧差のカウント数および車両情報に基づいて、電池パックの劣化時期を予測する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池セルが直列に接続された電池パックの劣化時期を予測する劣化予測装置であって、
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
前記複数の電池セルそれぞれの電圧および車両に関する車両情報を取得し、
前記複数の電池セルそれぞれの電圧に基づいて、前記電池パック内における所定の電圧範囲毎の電圧差を算出し、
前記電圧範囲毎に前記電圧差をカウントし、
前記電圧差のカウント数および前記車両情報に基づいて、前記電池パックの劣化時期を予測する、
劣化予測装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1に記載の劣化予測装置であって、
前記プロセッサは、
前記カウント数および前記車両情報に基づいて、前記カウント数が増加しているか否かを判定し、
前記カウント数が増加していると判定した場合、前記劣化時期を予測する、
劣化予測装置。
【請求項3】
請求項2に記載の劣化予測装置であって、
前記車両情報は、
前記カウント数が増加していると判定したタイミングまでに前記車両が走行した走行距離である、
劣化予測装置。
【請求項4】
請求項2に記載の劣化予測装置であって、
前記車両情報は、
前記カウント数が増加していると判定したタイミングまでに前記車両が経過した日数である、
劣化予測装置。
【請求項5】
請求項2に記載の劣化予測装置であって、
前記プロセッサは、
前記劣化時期を外部へ出力する、
劣化予測装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、劣化予測装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の電池セルが直列に接続された電池パックに流れる電流の測定結果と、電池セル毎の両端電圧のセル電圧を測定した測定結果と、に基づいて、電池セル毎の内部抵抗を繰り返し演算し、前回の内部抵抗から今回の内部抵抗への変化量が判定値を超える電池セルを故障セルと判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-046942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、現時点での電池セルの故障を判定しているに過ぎないため、電池パック内における電池セルの劣化時期を予測できることができる技術が望まれていた。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、電池パック内における電池セルの劣化時期を予測できることができる劣化予測装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る劣化予測装置は、複数の電池セルが直列に接続された電池パックの劣化時期を予測する劣化予測装置であって、プロセッサを備え、前記プロセッサは、前記複数の電池セルそれぞれの電圧および車両に関する車両情報を取得し、前記複数の電池セルそれぞれの電圧に基づいて、前記電池パック内における所定の電圧範囲毎の電圧差を算出し、前記電圧範囲毎に前記電圧差をカウントし、前記電圧差のカウント数および前記車両情報に基づいて、前記電池パックの劣化時期を予測する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電池パック内における電池セルの劣化時期を予測できることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施の形態に係る車両の概略構成を示す図である。
図2は、一実施の形態に係る車両が備える車両ECUが実行する電池セルBCの劣化予測処理の概要を示すフローチャートである。
図3は、一実施の形態に係る車両が備える車両ECUのカウント部が電圧範囲毎に電圧差をカウントした際の概要を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態に係る劣化予測装置を備える車両について、図面を参照しながら説明する。なお、下記の実施の形態における構成要素は、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、以下の説明において参照する各図は、本開示の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本開示は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものではない。
【0010】
〔車両の全体構成〕
図1は、一実施の形態に係る車両の概略構成を示す図である。図1に示す車両1は、モータとエンジンを搭載したHEV(Hybrid Electric Vehicle)およびPHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)等が想定される。なお、車両1は、モータのみを動力源として搭載したBEV(Battery Electric Vehicle)およびFCEV(Fuel Cell Electric Vehicle)等であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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