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公開番号
2025043496
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-01
出願番号
2023150804
出願日
2023-09-19
発明の名称
アルミニウム合金箔
出願人
MAアルミニウム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C22C
21/00 20060101AFI20250325BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】優れた成形性を有するアルミニウム合金箔の提供。
【解決手段】化学組成が、質量%で、Si:0.17%以下、Fe:1.00~1.80%、Cu:0.004~0.015%及びMg:0.0010~0.0300%を含有し、残部がAl及び不純物であり、Si含有量とMg含有量との比であるSi/Mgが150以下であり、平均結晶粒径が35μm以下であり、Cube方位密度が10.0以下であり、Cu方位密度が15.0以上であることを特徴とするアルミニウム合金箔を採用する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
化学組成が、質量%で、
Si:0.17%以下、
Fe:1.00~1.80%、
Cu:0.004~0.015%、及び
Mg:0.0010~0.0300%を含有し、
残部がAl及び不純物であり、
Si含有量とMg含有量との比であるSi/Mgが150以下であり、
平均結晶粒径が35μm以下であり、
Cube方位密度が10.0以下であり、Cu方位密度が15.0以上であることを特徴とするアルミニウム合金箔。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
圧延方向に対して、0°方向の伸び率、45°方向の伸び率及び90°方向の伸び率が20.0%以上であり、
前記45°方向の伸び率から前記0°方向の伸び率を引いた値が3.0%以上であり、
前記圧延方向に対して、0°方向、45°方向及び90°方向の前記各方向における0.2%耐力の最小値が28MPa以上であることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金箔。
【請求項3】
最大張り出し高さが5.0mm以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のアルミニウム合金箔。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、アルミニウム合金箔に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
食品やリチウムイオン電池等の包材に用いられるアルミニウム合金箔は、プレス成型等によって大きな変形が加えられて成形されるため、優れた成形性を有していることが求められる。アルミニウム合金箔において優れた成形性を実現するためには、結晶粒が微細且つ均一であること及び集合組織のランダム性が重要と考えられる。
【0003】
例えば、特許文献1には、所定の化学組成を有し、立方体集合組織の体積分率は5-20%(好ましくは8-15%、より好ましくは9-14%)であり、平均表面の結晶粒のサイズは5-35μm(好ましくは10-20μm、より好ましくは12-18μm)であることを特徴とするアルミニウム箔が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-047475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は上記実情に鑑みてなされたものであり、優れた成形性を有するアルミニウム合金箔を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
食品やリチウムイオン電池等の包材に用いられるアルミニウム合金箔の製造では、一方向に伸ばすだけの加工ではなく、いわゆる張出成形が行われることが多い。このため、一般的な材料の伸び値として用いられる、圧延方向に対して平行な方向だけでなく、45°方向や90°方向といった各方向の伸びも高いことが求められる。上述した特許文献1では、各方向の伸びについて考慮されていない。
【0007】
上記のような包材に用いられるアルミニウム合金箔において、デラミネーションの原因になるため、Mgを含有させることは避けられてきた。そのため、アルミニウム合金箔にMgを含有させた場合の特性等の調査は十分になされていなかった。本発明者らがアルミニウム合金箔にMgを含有させた場合の特性調査を行った結果、本発明者らは以下の知見を得た。
【0008】
アルミニウム合金箔にMgを微量に含有させたうえで、Si含有量とMg含有量との比を制御することで、結晶粒を微細化することができ、且つ、Cu方位を発達できることを本発明者らは知見した。本発明者らは、これらの作用により、圧延方向だけでなく、45°方向及び90°方向においても高い伸びが得られることを知見した。
【0009】
上記知見に基づいてなされた本開示の要旨は以下の通りである。
(1)化学組成が、質量%で、
Si:0.17%以下、
Fe:1.00~1.80%、
Cu:0.004~0.015%、及び
Mg:0.0010~0.0300%を含有し、
残部がAl及び不純物であり、
Si含有量とMg含有量との比であるSi/Mgが150以下であり、
平均結晶粒径が35μm以下であり、
Cube方位密度が10.0以下であり、Cu方位密度が15.0以上であることを特徴とするアルミニウム合金箔。
(2)圧延方向に対して、0°方向の伸び率、45°方向の伸び率及び90°方向の伸び率が20.0%以上であり、
前記45°方向の伸び率から前記0°方向の伸び率を引いた値が3.0%以上であり、
前記圧延方向に対して、0°方向、45°方向及び90°方向の前記各方向における0.2%耐力の最小値が28MPa以上であることを特徴とする上記(1)に記載のアルミニウム合金箔。
(3)最大張り出し高さが5.0mm以上であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のアルミニウム合金箔。
【発明の効果】
【0010】
本開示により、優れた成形性を有するアルミニウム合金箔を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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